吉本隆明に関する名言集・格言集

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吉本隆明(よしもと たかあき)
生年月日:1924年(大正13年)11月25日
出身:東京市月島
思想家、詩人、評論家
死去:2012年(平成24年)3月16日)

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※個人名での名言は発言者を変更させていただいております。

吉本隆明

詩は書くことがいっぱいあるから書くんじゃない。書くこと、感じることなんにもないからこそ書くんだ

+25
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

サルトルのように「戦争」をえらぼうともおもわないしまた「平和」をえらぼうともおもわない。ただ「未知」をえらぶだけだ

+12
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

ぼくの孤独はとんど極限に耐えられる ぼくの肉体はほとんど苛酷に耐えられる ぼくがたおれたらひとつの直接性がたおれる もたれあうことをきらった反抗がたおれる

+20
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

おそらく、近代日本の社会にあって、もっともおそろしい思想的な力となっているのは、社会的な関係や、社会の構造物がそのまま、自然物のような強固な秩序として認識されるということであろう

+28
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬといった生涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世にあらわれない人物の価値とまったく同じである

+68
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

本当に偉い人は、千年、百年単位の人ではなく、もっと向こう側に無名の領域があって、そこへ行けた人が本当に偉いのだ

+30
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

相手の弱みをにぎったとおもったときが、じつはいちばん隙ができる機会で、危ないときである

+20
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

左翼とは何かを探しつつあるものだけが左翼なのだ

+17
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

いいことを照れもせずにいう奴は、みんな疑ったほうがいいぞ

+55
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

原子力発電の安全性の問題はまず何よりも技術の問題であり、技術の問題を解決するのはまず何よりも「技術的」にその問題点を乗り超える技術の問題なのだ、というのが原発問題を太く貫く第一義の大道なのだ

+19
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

この社会に生きることのどこにいいところがあるのか、と言われたら、どこにもないよと言うより仕方がない

+24
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

近代主義経済学とは違った等価交換のあり方を21世紀には模索しなければいけない

+15
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

資本主義の制度に欠陥があるってことはですね、多分、百年ぐらい前にはもうわかっていたんだと思っています

+15
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

もともと経済学や経済論は、支配者のために書かれたもの。ときには支配者にとって都合のよいウソが書かれていることもある。学者のように、たとえ支配者でない人が書いたものであったとしても、それは指導者としての目線で書かれているものがほとんど。しかしそれを読んでいる一般大衆は、その目線の違いに気づかず、「経済とはこういうものだ」とどこかで騙されてしまうのです

+25
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

今さら核を一発二発持ったところで世界は変わらないです

+13
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

先進国の本当の課題は、近代以降命脈を保ってきた民族主義を、いつどうやって死なせたらいいのか、ということだ

+21
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

日本の天皇制というのは、アジアの極東地区の辺境国家に見られる「生き神様信仰」の一つなんです。「生き神様信仰」は、チベット、ネパール、東南アジア、オセアニアなどにも見られます

+20
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

天皇制とは『生き神様信仰』である。絶対視する必要がない

+23
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

国家というのは宗教の最後の形です

+27
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

日本の民衆が、「公のためには個が犠牲になってもいい」という考え方に陥りやすいのは、歴史的、地理的要因があるからで、アジア的制度というアジア固有の国家制度が長く続いてきたためです

+22
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

法あるいは宗教あるいは儀礼あるいは風習、習慣というものを、本来的な所有よりも、もっと強固な意味で、自らのものであるかの如く振舞う構造のなかに、本当の意味での、日本の大衆の総敗北の構造がある

+20
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

日本人という人種にとって一つ抜け道があるとすれば、血縁の結合感を少し緩くしたほうがいいということですね

+18
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

日本人の中からサドとかバタイユのような、そういう作家を求めようとしても難しい。みんな何かにすり替わっている

+10
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

僕は日本人にはエロスが薄いんじゃないかと思ってます。民族性か種族性か、どう呼んでもいいんですけど、この種族がエロス的にどうなのかと言えば、全体として物凄く関心が薄いんじゃないかと思います

+14
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

日本のいわゆる知識人たちは、奈良朝以降のことでもってしか、「日本国」や「日本人」のことを考えないんです。それは、当然「おかしい」ということになるわけです

+14
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

国家は幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である

+26
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

ひとは、いつも論理自体によってうごかされることはない。ただ未知の領域にあくなき論理によって肉迫しようとする思想にうごかされるのだ

+17
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければならない

+32
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

激動のときにじぶんがこうかんがえているとできるかぎり率直に公開しよう。それはじぶんの身ひとつで、吹きっさらしのなかに立つような孤独な感じだが、誤謬も何もおそれずに公言しよう

+20
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

情況とは何かを知るために、わたしたちは言葉を必要としていない。きみが情況であり、わたしが情況であり、しかもわたしたちはことごとく追いまくられているわけだ

+11
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

ぼくはきみたちの標本箱のなかで死ぬわけにはいかない

+5
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

結婚して子供を生み、そして子供に背かれ、老いてくたばって死ぬ、そういう生活者をもしも想定できるならば、そういう生活の仕方をして生涯を終える者が、いちばん価値ある存在なんだ

+39
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

ぼくはでてゆく 冬の圧力の真むこうへ ひとりっきりで耐えられないから たくさんのひとと手をつなぐというのは嘘だから

+17
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

読者に誤読を与えたら、まず外国文学者の翻訳の拙さを省みるべきだ。難しい手仕事を怠る中での、キザな語学自慢は問題だ

+7
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

現に、EUはすでに通貨を統一するなどして、国民国家の枠を超えようとしたじゃないですか

+5
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

国民国家というのは歴史的産物であり、決して普遍的なものじゃないですよ

+13
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

日本がアジア諸国の独立を促したというけれど、占領地の民衆に対してどんなふるまいをしたのか、それはひでえことをしたってことを、ちゃんと裏にくっつけておかないとダメなんです

+18
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

自分たちは汚いことはしないよ、と言うのか、自分たちのポッポに入れちゃっておいて、でも何かもう少し違うことを考えてるよとか、そういう違いはあるかもしれないけど、でも、そのくらいの違いなんです

+3
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

自民党と民主党も、反対なもののはずなんだけど、今は同じなんですよ。利害関係が同じになってる。同じことを小さく言うか大きく言うか、または、同じことをカッコよく言ってるかどうか、そこだけの問題になっています

+11
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

小林よしのりは国家というものを東洋的に誤解している

+13
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

ほんの少しでも国法に触れた者、または国法に触れたと疑われている者を、人でなしの、人間の風上にもおけぬものみたいに取り扱って恥じない。リンチ機械としてのテレビ

+31
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

凶悪犯罪をしたから凶悪な男だとか、そういうふうにはちっとも思えないし、また逆に、自分がいつ凶悪犯になるか、それもわからないですよ

+25
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

人間判断の場合には、それを法律機能的にだけ考えてもダメだし、中途半端なところで倫理観を入れたり正義感を入れたり、良心の問題を入れると、まちがっちゃうよという感じが強いです

+12
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

法律というのは、いちばん最後に、仕方がないから法律の問題になったとか、そういうことじゃないと、意味がないです

+17
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

いまみたいに、変なところでもって法律が介入してきちゃうことは、やっぱりよくないことだと思います

+7
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

それに、僕は、「あいつ、不機嫌な顔をしている」って言われる顔をしています。これは地顔なんだよと言っても通用しねぇから、もうそういうことは一切抜きにしたい

+4
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

「しゃべることというのは、絶対に人には通じないんだ」と、子どものときから思っていましたし、あまりしゃべらない人間でした

+12
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

赤ん坊のとき苦労したって言われたって、俺は知らねぇ(笑)知らないけどね、つまりは経済状態です。東京へ出てきたときには惨憺たるものだったらしいですね。そのときにきっとおふくろさんは、やっぱりヒステリックな子どもの育て方をしたんだと思います。おそらく僕がいちばんそこに該当したわけです

+9
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

親父やおふくろさんに訊きましたよ。「どうして俺だけ、いつも憂鬱な顔してるんだ?兄弟みんな、貧乏人なりの朗らかさを持ってるのに、俺だけどうして憂鬱なんだろうな?」って訊いた。そしたら、笑って答えなかった。答えなかったけど、弟の嫁さんには、おふくろさんが「赤ん坊のとき苦労したからね」って言ってたそうです

+8
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

子どものことは基本的に、全部親がやることだよ、というふうに思っています

+12
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

けれども、早期教育とか、そういうところまでの意識は特にないと思います。とにかく子どもがそこにいる間、親は、『自分の手がかからない』。誰もそう言わないかもしれませんが、それが本音じゃないでしょうか

+3
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

どこかに都合よく子どもの面倒を見てくれるところがないかと、親は思っているんだと思います。幼稚園や保育園だけではなく、幼児教室のようなものもあって、たくさんの子どもたちが通っています。親も、教室の経営者も、遊び相手や友達ができていいとか、家にばかりいたら引きこもりになるとか、さまざまな理由を探すでしょう

+9
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

うちの上の子がまだ小さいときです。子どもがちょっと反抗的なことを言ったのかもしれない──そのあたりは覚えていませんが、僕が、そばにあった時計を投げつけたらしいんです。僕はそんなことは覚えてないけど、うちの子の一生の恨みとして残っています

+11
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

僕が親としてダメだったことは、あります。これは本当にダメ親だという証拠です

+7
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

自分自身で見聞きしたり、確認したことがない社会的な評価や酵母のようにふくらんだ風評は一切信じるな

+17
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

僕は倫理から下降する。そしてゆきつくところはない

+6
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

国家なんてなくても民衆はちゃんと生きていけるんですよ。国家が滅んだら、その国の民衆も滅んじゃうか、死んじゃうかといえば、そんなことはありません

+20
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

大衆の原像を忘却し、この原像から思想が孤立することは恥辱である。大衆の思想は、世界性という基盤を持っているのだ

+10
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

どんな可能もぼくたちの視ている風景のほかからやってこない

+15
『マルチョン名言集・格言集』

吉本隆明

(テレビメディアは)ほんの少しでも国法に触れた者、または国法に触れたと疑われている者を、人でなしの、人間の風上にもおけぬものみたいに取り扱って、ちっともはじない

+9
『マルチョン名言集・格言集』

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