安岡正篤に関する名言集・格言集

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安岡正篤(やすおか まさひろ)
生誕:1898年(明治31年)2月13日
出身:現・大阪府大阪市
陽明学者・思想家
死去:1983年(昭和58年)12月13日

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※個人名での名言は発言者を変更させていただいております。

安岡正篤

いかにすればいつまでも進歩向上していくことができるか。第一に絶えず精神を仕事に打ち込んでいくということです。純一無雑の工夫をする。純一無雑などと申しますと古典的でありますが、近代的にいうと、全力を挙げて仕事に打ち込んでいく、ということです

+10
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

日常の出来事に一喜一憂せず、現在の仕事を自分の生涯の仕事として打ち込むこと、そして、それを信念にまで高めなければ自己の確立はあり得ない

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

我々の生きた悟り、心に閃めく本当の智慧、或いは力強い実践力、行動力というようなものは、決してだらだらとした概念や論理で説明された長ったらしい文章などによって得られるものではない。体験と精神のこめられておる極めて要約された片言隻句によって悟るのであり、又それを把握することによって行動するのであります

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間は短い言葉が大事だ。人間は短い言葉によって感奮興起していく

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

ずるいことをやったり、人を押しのけたりして、地位や財産をつくるのも人間の能力、知能のひとつであります。それを使っていろいろのことができる。できるけれども、そんなことができても、これは人間としては少しも偉いことではない。社会的には偉いかも知れぬが、人間としてはむしろ恥ずべきことであります。何を為すか、何をしたかということと、彼はどういう人間か、いかにあるか、ということとは別である

+11
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

本当の学問というものは、血となって身体中を循環し、人体・人格をつくる。したがって、それを怠れば自ら面相・言語も卑しくなってくる。それが本当の学問であり、東洋哲学の醍醐味もまた、そういうところにあるわけであります

+8
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

一人物の死後に残り、思い出となるのは地位でも財産でも名誉でもない。

こんな人間だった。

こういう嬉しいところのあった人だというその人自身、言い換えればその人の心・精神・言動である。

このことが、人間とは何かという問いの真実の答えになる

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

真の教養とは、人類の有する偉大な著作に親しむことによって得るものです。そこで昔から優れた定評のある良い書物を少しずつ読むことであります。人間としての教養の書、人としての哲学の書、修養の書というものを、注意して毎日たとえ3枚でも5枚でも、そういう書物を必ず読むようにする。いわゆる座右の書を持つということであります

+8
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

たえず熱中する問題を持つこと、すなわち感激の対象を持つことだ。人生は退屈することが一番いけない。たえず問題を持つ者が、精神的に勝利を占める

+12
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

物知りというものはもちろん結構、場合によっては面白い、ある種の値打もある。けれども、人間の本質的価値に何ものを加えるものでもない。いわんや物知りを自慢にするなどというのは、これくらい他愛のないことはない

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間が浅はかで無力であると、いわゆる「宿命」になる。人間が本当に磨かれてくると「運命」になる。すなわち、自分で自分の「命」を創造することができるようになる

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

古い友人を持っておる者ほど本物だが、たえず新しい友人を漁(あさ)って歩く者は、それが順境にある者ほど偽者だ

+3
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

ありがたいとか、感謝とよくいうが、自分の生活の中でまず不満や愚痴は未練がましく漏らさない心掛けが肝要だ

+9
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

偉くなることは、必ずしも富士山のように仰がれるようになるためではない。なるほど富士山は立派だけれども、それよりも何よりも立派なのは大地である。この大地は万山を載せて一向に重しとしない。限りなき谷やら川やらを載せてあえていとわない。常に平々坦々としておる。この大地こそ本当の徳である。我々もこの大地のような徳を持たなければならぬ、大地のような人間にならなければならぬ

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間の本当の正しさは、ちょっとした日常の挨拶や振る舞いに表れ、何でもない行動に、案外人間内容やその背景を知ることができるものです。これに反して、大層偉そうな大げさなことを言う者は当てになりません。こんな人ほど、家の中や友達との付き合いになると、とんでもない愚劣なことを平気でやるものであります。ついうっかり言った言葉、ちょっとやった行為がその人の人間を決定します

+7
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

史記に「利は智をして昏(くら)からしむ」と書いている。人間は利益ばかり追求していると、頭が悪くなるというのである。ものごとの理(ことわり)がわからなくなって、思いがけない恨みを招いたりする。論語に「利をもって行えば怨(うら)み多し」と出ているが、経済というものは本来、矛盾衝突を内包するから、利害による恨みが出やすい

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

理想主義は、よほど本人がしっかりしないと空想になる。どちらかといえば現実主義の方が間違いが少ない。その代わり、これが間違うと固陋(ころう:頑固)になり、進歩がなくなる。少々進歩がなくても確かなほうが安全だ。だから人間は自然には、だいたい現実主義者である。そういう意味から、少し危なっかしくても理想主義者のいる方が刺激的で進歩があるともいえる。なかなか人間は難しい

+1
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人生航路において辱めを受けたり運命に恵まれなかったり因果に支配されても、すべて天命と受け止めよ。食うもの、衣(きる)もののない貧乏生活であっても、楽しみをその中に見出せ

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

不老長生とはいたずらに年をとることではない。いつまでも生きる限り、ぼけないで、人生に興味を持ち、情熱を抱き続けて勉強することである

+9
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間は俗生活をしておればおるほど、その中に俗に動ぜざるもの、俗に汚れざるものがなければならない。それで初めて俗を楽しむこともできる

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

本当に我々の存在というものは、究明すればするほど種々のお陰によってある。天地のお陰、国家や社会のお陰、親や師友のお陰。この計り知ることのできないお陰をしみじみと感じとり認識する、これがいわゆる恩を知るということであります。そこではじめて理性や感情を持った人間になるのであります

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

どんな忙人にでも、寸陰というものはある。ちょっとした時間というものは必ずある。そのちょっとした時間をつかむのです。これに熟練をすれば、案外時間というものはあるものです。寸陰を惜しんでやっていると、その寸陰が、長い時間と同じ、あるいはそれ以上の値打ちを生じてくる

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

これからの急務は形式的資格や功利の追求ではなく、心がけを練り、信念識見、才能を養うて、仕事のために、国家のために、立派に役立ってゆく人物人材の修練養成にあり、これが真の成功の条件であります

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

書を読む際は、生きた人生に連想が及ぶことが必要だ。それを頭がひらめくという。学問が身についてきた証拠だ

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

西洋でも東洋でもそうだが、有為有能な人に共通しておることは、惰眠をせぬことである

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

現代人の一般的欠陥は、あまりに雑書を読み、雑学になって、愛読書、座右の書、私淑(ししゅく)する人などを持たない。一様に雑駁(ざっぱく)・横着になっている。自由だ、民主だということを誤解して、己をもって足れりとして、人に心から学ぼうとしない。これは大成するのに、最も禁物であります

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

乱世になればなるほど我々は余裕というものを持たなければならない。余裕があって初めて本当にものを考えることもできる、本当に行動を起こすこともできるわけです。ことに善人は神経が細いから、なおさら本当の意味の余裕が必要であります

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

環境が人をつくるということにとらわれてしまえば、人間は単なる物、単なる機械になってしまう。人間は環境をつくるからして、そこに人間の人間たるゆえんがある、自由がある。すなわち主体性、創造性がある。だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境をつくる。人間ができないと環境に支配される

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

行き詰ってしまって、勢もすぼまり、意気上がらぬ、どうにもこうにもぺしゃんこになってしまった人間は、そこでへこたれず、元気であった初心をたずねるがよろしい。そうすれば、また新しく出かけることができる

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間というものは、栄えようと思ったならば、まず何よりも根に返らなければいけない。草木でも、本当に健やかに繁茂(はんも:生い茂る)させようと思ったならば、いたずらに枝葉を伸ばしては駄目で、幹をたくましくし、根を深く養わなければならない。根に返ることが大事である

+3
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間は憂えなければ人物ができない。何の心配もなく平々凡々幸福に暮らしたのでは、優という文字の真義からくる「優秀」とは言い難い。憂患を体験し、悩み抜いてきて初めて、人物も余裕も出てくる

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

ものを評するは己を告白することだ。深い人は何でもないことを深く解釈し、つまらぬ人間は深いことを浅く解釈する。心暗ければ世暗し、心明るければ世明るし、心深ければ世深し、心浅ければ世浅し

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

優れた者となるためには、人の数倍の努力と苦労をしなければならない。人の寝るところは半分にし、人の食うところは半分くらいにしても、努力するところは人の10倍も20倍もやるだけの元気がなければならぬ

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

本当の利益というものは、義理に適うものでなければならぬ。ところが世の中の利害というものは大抵義理に反して打算に走る。これが問題である

+1
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

自己の内面に満足なものを持たない者ほど外物に憧れる

+8
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

なるべく人の世話役を心がけよ。そして、報を望むな。求むるな

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

富貴の地位、つまり支配的・指導的地位にいつまでもしがみついているということは芳(かんば)しからぬことである。いい年になったら早く後継者にその地位・財産を譲って、真実の生活に入るべきものである

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

我々の生活が自堕落になったとき、心から馬鹿と叱ってくれる畏敬する人を持つ者は幸いだ

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自ら修めることである。人生は心がけと努力次第である

+8
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間は、早成する、早くものになるというほど危ないことはない。人間もなるべく晩成がよい。まあ、死ぬ頃なんとかものになるというくらいの覚悟でぼつぼつやるがよい

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

何にしびれるかによって、その人は決まる。人間は本物にしびれなければならない

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

話し上手より聞き上手ということがある。自分が接するありとあらゆる人から、その専門の知識体験を聞き、我が物にすることができれば活学というべきだ

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

いかに貴い職業でも、人によって賤(いや)しくなる。たとえ賤しい仕事でも、人によっていくらでも貴くすることができる

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間の脳というものは、いくら使ってもくたびれないばかりでなく、難しいことに使えば使うほど機能が優れてくる。つまらないことに使っておると退化する

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

大努力を成すには、当然自ら苦しまねばならぬ。苦しんで開拓したものでなければ本物ではない。人並みの努力をしたのでは優れた者にはなれない

+6
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

英仏の古諺にいわく、「朝こそすべて」と。一日24時間、朝があり昼があり夜があるとするのは死んだ機械の一日にすぎない。活きた時間は朝だけ、換言すれば、本当の朝を持たなければ一日無意義だということだ。朝を活かすことから人生は始まる

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

私はものごとを、とくに難しい問題を考えるときには、いつも3つの原則に依(よ)るように努めている。第一は、目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること。第二はものごとの一面にとらわれないで、できるだけ多面的に、でき得れば全面的に見ること。第三に何事にもよらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考えるということである

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人に嫌われぬための5か条
一、初対面に無心で接すること。有能な人間ほど、とかく慢心や偏見があり、どうしても有心で接する、これはいけない
一、批判癖を直し、悪口屋にならぬこと
一、努めて、人の美点・良所を見ること
一、世の中に隠れて案外善いことが行われているのに平生注意すること
一、好悪を問わず、人に誠を尽くすこと

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間は考えてしなければ成功しない。考えてはじめて成すことができる

+3
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

他人を変えようと思ったならば、まず自分を変えることである

+5
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

海老は永遠の若さを象徴しているというので、めでたいものとされる。というのは、あれは生ける限りいつまでも殻を脱ぎ、固まらない。ことに万物がぼつぼつ固くなる秋に、彼は殻を脱する。生ける限り、よく殻を脱いで固まらぬ、いつまでも若さを失わない、よく変化していくという意味で、海老はめでたい

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

歴史はくり返す。たいていのことは古典の中にある。何千年もたっているのに、人間そのものの根本は少しも変わっていない。自分が創意工夫し、真理を発見したと思っているが、それは大変な錯覚で、すでに古典にのっていることを知らないのだ

+3
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人々の楽しみの後に自分は楽しめ

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

細心の注意を払い、実行する大胆さを持て

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

他人が見ても心地よい表情や態度を心がけて、感情の乱れを表に出してはいけない

+4
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

道に志したなら、衣食がたとえ粗末であっても気にすることはない

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

積み上げて自分の身ほどの書物は、毎年読み続けるくらいの心がけが、人物を磨いていくのである

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間の自由は物質的満足の得られることにあるのではない。窮しても苦しまず、憂えても意哀えざるにある。禍福終始を知って惑わぬことにある

+1
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

人間は自得から出発しなければならない。人間はいろんなものを失うが、何が一番失いやすいかといいますと、自己である。人間はまず自己を得なければいけない。人間はまず根本的に自己を徹見する。これがあらゆる哲学、宗教、道徳の、基本問題である

+2
『マルチョン名言集・格言集』

安岡正篤

皆が利を求めて行動するようになると、お互いに忌みあい、必ず人間関係、人間の生活、人間の事業というものを壊してしまう

+2
『マルチョン名言集・格言集』

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