どんな仕事
カラーセラピストとは色彩心理学療法士のことで色彩療法と呼ばれており、日本では代替療法で、エネルギー療法の一つ。人の心と体に深く働きかける色彩の効果を用いて安らぎを与えたり、心身のバランスを整えたりします。メンタルな部分を色を使って深い考察、分析を行う心理療法のことを言います
色彩療法の大学や学歴
色彩療法を専攻したいという場合は大学のどういった学部、学科に進めば良いのでしょうか?まず色彩療法自体を学べる学部は今のところ存在しませんが色彩学を学ぶとなった場合は日本大学芸術学部写真学科など一部であります。色彩に関してと言う場合は美大、芸大などで学ぶことができますが、治療や療法という医療からのアプローチ心理的側面から言えば人文学部・臨床心理学科も有効な選択と言えるでしょう。
専門学校
色彩療法に特化したカリキュラムを提供している専門学校はなく、専門学校で何かを学びたいという場合は芸術系専門学校、リハビリテーション、医療福祉系などに進んで臨床美術士に関連した知識や技能を身につけるのが良い選択なのかもしれません。
国家資格や技能検定
色彩療法に関する国家資格はありませんが色彩に関する資格は下記の公的資格が最も有用性が高いと言われています。また関連する資格や職業についてはページ下部をご覧下さいませ。
色彩検定の独学の勉強方法やテキストは?≪就職で有利?≫
就職先や仕事の機会場所
医療関連施設、リハビリテーション施設、高齢者・介護施設、地域センター、高齢者センター、集会所など。
仕事内容は?
カラーセラピーとは、直訳すると「色彩療法」ですが、医療行為ではなく、色を使ったカウンセリングや施術を通して心を体のバランスを整えていくものです。カラーセラピーを行うカラーセラピストは、相談者が好きな色を選んだり、相談者の望む効果に見合った色を選んで、それらを生活の中に取り入れることで心や体を元気にするアドバイスを行います。
色に対する感じ方や受け取り方は、同じ色を見ても、捉え方は一人ひとり違います。また同じ色を見ても、その時の感情などで捉え方は違ってきます。カラーセラピストは、相談者とのカウンセリングを通して、相談者の趣味や嗜好、色に対する感じ方を整理し、その相談者にとって気分が安らぐ色、意欲が高まる色などを選んでいきます。そして、その色を生活の中でどのように取り入れていくかアドバイスをします。
人の色の捉え方もそうですが、本来1つ1つの色には人に与える効果があり、その効果はまた人によって違い、その時の気分によっても変わります。カラーセラピストという職業は、色に対する豊富な知識と技術を使って、生活や精神の状態がその人にとってより良くなるように、またその状態を維持できるように働きかけるのです。
カラーセラピストには、いくつか民間資格があります。必ずしも必要な資格ではないので、資格がなくてもセラピストとして活動は可能です。しかし、民間資格を取得しておくとお客様の信用と安心を得ることが出来ますので有利です。カラーセラピストは専業で行うことは今の現状として困難です。サロンで働く、独立するなどの方法がありますが、特に独立するのであれば、集客能力も必要になってくるでしょう。
平均給料や年収は?求人を調査!
カラーセラピストや色彩心理学療法士の求人をくまなく調査致しましたが、アルバイト、契約社員、正社員全てにおいては発見することができませんでした。やはり色彩療法を本格的に医療、治療と位置づけ事業している事業所はまだまだないようです。
ですから仕事としての需要があっても一日のみの高齢者センターや地域センターに呼ばれてセラピストの表面的な部分について触れる程度、治療においても他の治療と並行したりというのが現状ですので、社会的に認知されていたり国家資格の存在する医療関係者になり、それに加えて色彩療法を取り入れられる環境であれば取り入れていくというスタンスを取っているところもあるようです。
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