囲碁や棋士の優勝賞金?日本棋院・奨励会に入るには?

どんな仕事

プロ棋士(将棋)は本将棋を仕事とする人を指し、棋士という言葉だけでもプロのことを指す場合があります。棋士のメインとなる仕事は対局ですがが、他に対局の解説や将棋ファンを対象とした対局指導なども行います。ノンタイトル戦では、持ち時間が数時間となるものが一般的ですが、タイトル戦では、1日、2日係という場合もあり、将棋の実力だけでなく、体力が求められる仕事である。タイトル戦の対局では棋士が立会人(原則として二人)を必ず務めることになっています。また囲碁も同様に対局等を行います。

大学や学歴

大学や学歴は一切問われません。完全な実力の世界です。一般的に小・中学生の頃から奨励会に所属してプロ棋士を目指しているので受験勉強よりも将棋や囲碁に熱心になっている方が多いようです。

有名な棋士の経歴等

  • ≪羽生善治≫
  • 小学3年生の時に初段、4年生の10月に四段、5年生の10月に五段。谷川浩司に続く史上3人目の中学生棋士となる。東京都立上野高等学校通信制を卒業。

  • ≪谷川浩司≫
  • 中学2年に四段に昇段してプロデビュー。史上2人目の「中学生棋士」となっている。滝川中学校・高等学校卒業

  • ≪加藤一二三≫
  • 14歳7ヶ月で史上初の中学生棋士に。早稲田大学第二文学部西洋史学専修中退。

  • ≪井山裕太≫
  • 小学1年に石井邦生九段に弟子入り。中学校1年にプロ入り入段した。

奨励会に入るには(将棋棋士の資格)

プロ棋士になる為の奨励会入会試験の受験はプロ棋士からの推薦が必ず必要ですからアマチュアの大会で優秀な成績を収めたり、道場に通って直談判などをして弟子入りしてもらいましょう。

  • 【級位(師匠推薦あり)】
  • 1.満19歳以下(当年8月末日)で、四段以上のプロ棋士(日本将棋連盟正会員)から奨励会受験の推薦を得た者。
    2.女流棋士の受験は可能、合格した場合(奨励会在籍中)は女流棋士は休会扱いとなる。

  • 【級位(6級・師匠推薦なし)】
  • 満15歳以下(当年8月末日)で下記のどちらかの資格を有する者。
    ①日本将棋連盟研修会C1クラス以上に在籍している者。
    ②小・中学生の日本将棋連盟主催全国大会ベスト4に入った者。 該当する大会は以下の通りとし、対象は該当年に限ることとする。
    ・小学生名人戦・倉敷王将戦・中学生名人戦・中学選抜・中学生王将戦

受験料

・級位・・・30,800円(試験当日支払)
・初段・三段・・・51,400円(試験当日支払)

試験内容

  • 【級位】
  • ・一次試験は対局試験(受験者同士で1日3対局)を2日間行う。
    ・ 二次試験は、筆記試験・対局試験(奨励会員と3対局)・面接試験を行う。
    ・最終合否は、一次・二次試験の総合評価により理事会が承認し、決定する。

  • 【初段】
  • ・1日目2対局・2日目2対局・3日目1対局の全5局すべて奨励会員と行う。

  • 【三段】
  • ・奨励会二段扱いとして奨励会二段(場合により初段を含む)と8対局行い、8対局中6勝で三段への編入資格を得る。

奨励会規定

  • ≪年齢制限≫
  • 満23歳(※2003年度奨励会試験合格者より満21歳)の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会となる。ただし、最後にあたる三段リーグで勝ち越しすれば、次回のリーグに参加することができる。以下、同じ条件で在籍を延長できるが、満29歳のリーグ終了時で退会。

  • ≪昇段・昇級≫
  • 三段から四段への昇段は年2回の三段リーグに参加し、1・2位の成績を取ること。初段~三段までの昇段点は、8連勝、12勝4敗、14勝5敗、16勝6敗、18勝7敗。6級~1級までの昇級点は、6連勝、9勝3敗、11勝4敗、13勝5敗、15勝6敗。

  • ≪降段・降級≫
  • 三段リーグでの降段は、降段点(勝率2割5分以下)を連続2回取ると二段に降段。二段以下の場合、2勝8敗以下で降段級点。これを消さない内に2度目を取ると降段級。降段級点を消すには3勝3敗以上の星を収めなければならない。

何段からプロ棋士

将棋のプロ棋士になるには奨励会に入会し、四段まで昇段していかなければなりません。(四段以上の人をプロ棋士といいます)

獲得賞金や年収

棋士の基本給(月額)は所属するリーグのランクなどによって決定され上位ほど高い給料が支給され。基本給以外に年2回のボーナスが支給されていましたが2011年に日本将棋連盟は公益社団法人となり、それに伴って基本給や賞与といったものは全廃されました。理由は公益社団法人は社員に対し「特別の利益を与えてはならない」という規定の為です。しかし現在はどのようになっているかは非公表になっており、名目等を変えて支給されているとの声もあります。

  • 名人:約106万円
  • Aクラス:約65万円
  • B1クラス:約50万円
  • B2クラス:約33万円
  • C1クラス:約21万円
  • C2クラス:約17万円
  • フリークラスは基本給なし

公益社団法人とは

公益社団法人とは「公益事業を主に目的としている法人」で公益事業とは「公衆の日常生活に欠くことのできない事業」を指します。公益社団法人にもいくつかの種類がありますが一般には税金面で優遇されています。

タイトル戦の賞金(将棋)

  • 竜王戦(第24期):優勝賞金4,200万円
  • 名人戦:非公表
  • 王位戦:非公表
  • 王座戦:非公表
  • 棋王戦:非公表
  • 王将戦:非公表
  • 棋聖戦:非公表
  • 朝日杯将棋オープン戦(2016):1,000万円
  • マイナビ女子オープン(2016):500万円
  • リコー杯女流王座戦(2016):優勝500万円・準優勝賞金:150万円

2015年の年収や獲得賞金

段位は掲載時点のものです。毎年3月に日本将棋連盟のホームページに昨年分の対局料・獲得賞金額ベスト10が発表されます。

  • 一位:羽生善治(名人)1億1900万円
  • 二位:糸谷哲郎(八段)5,531万円
  • 二位:渡辺 明(竜王)4,577万円
  • 二位:森内俊之(九段)3,450万円
  • 二位:行方尚史(八段)2,689万円
  • 二位:佐藤天彦(八段)2,616万円
  • 二位:郷田真隆(王将)2,467万円
  • 二位:豊島将之(七段)2,459万円
  • 二位:深浦康市(九段)2,373万円
  • 二位:広瀬章人(八段)2,042万円

2016年の年収や獲得賞金

段位は掲載時点のものです。下記はあくまで賞金と対局料の合計。講演やイベント料は含まれておりません。

  • 一位:羽生善治(名人)9150万円
  • 二位:渡辺 明(竜王)7,390万円
  • 二位:佐藤天彦(名人)5,722万円

上記は日本将棋連盟のホームページに掲載されていた2014年の獲得額で金額は推定とのことです。またこれはあくまで獲得賞金の数字で他の収入につきましては加味されておりません。

囲碁のプロ棋士になる方法

プロ棋士になるためには日本棋院の棋士採用試験を受験し、一定の成績を収める必要があります。日本棋院の院生になって採用試験を受ける方法と、外来で採用試験を受ける方法があります。採用試験は外来試験が毎年8月から行なわれます。

棋士採用試験の受験資格

受験年において23歳未満の男女で心身健全な方

受験料

43,200円

院生

プロ棋士になる為には院生とならなければかなり厳しいでしょう。院生になるには書類審査、試験囲碁といってプロ棋士と対戦して見込み有りと認められれば入ることができます。そして院生はA~Eクラスまであり、一クラス十人ぐらいですが、毎月リーグ戦をして上位四名が上のクラスへ、下位四名が下のクラスへ降級となります。ですので一ヵ月ごとに順位が変わり実力の世界と分かっていても、相当なプレッシャーになります。しかしその中でトップになれば三大タイトル(名人戦、本因坊戦、棋聖戦)や七大タイトル(三大タイトルと十段戦、王座戦、天元戦、碁聖戦)での対局料や賞金が手に入り、一気に高収入のステージにのし上がることが可能です。

棋戦の優勝賞金(囲碁)

  • 名人戦(第42期):3,200万円
  • 王座戦(第65期):1,400万円
  • 棋聖戦(第41期):4,500万円
  • 本因坊戦(第72期):3,000万円
  • 天元戦(第42期):1,300万円
  • 碁聖戦(第42期):800万円
  • 十段戦(第56期):700万円
  • 王冠戦(第58期):200万円
  • NHK杯(第64回):500万円
  • 竜星戦(第25期):600万円
  • マスターズカップ(第6回 フマキラー):500万円(準優勝150万円)
  • 若鯉戦(第11回 広島アルミ杯):300万円

お問い合わせ

〒102-0076 東京都千代田区五番町7-2
日本棋院総務人事部棋士採用係
電話 03-3288-8601

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