どんな仕事
様々な場所でピアノを演奏し、人々を感動させたり楽しませたりします。
伴奏ピアニストとは
通常であれば演奏会などで、自身の演奏を観客に聴いてもらうのがピアニストですがバレエや歌劇、楽器や歌手やコーラスに合わせて演奏する方を伴奏ピアニストと呼びます。
大学・学歴
ピアニストとして活躍をする為にはやはり音楽大学でピアノを専攻する道が最も王道です。ちなみに日本の音大の最高峰は東京芸術大学音楽学部、西日本では京都市立芸術大学音楽部です。その次あたりが武蔵野音楽大学、国立音楽大学です。
音大に入る為には中学校くらいから希望する音大の出身者に師事することが重要です。それはその知識や技能面だけでなく、その大学に関わっている人物ということで受験対策もそうです。最も良いのはその音大の教授クラスに師事することが良いでしょう。
<h2有名なピアニスト
ここでは有名なピアニストがどのようにしてプロになったのか?経歴をご紹介させていただきます。なお引用元はWikipediaを活用させていただきました。
- 中村紘子
3歳半からピアノを習い4歳から井口愛子に師事。桐朋女子高校音楽科を中退して渡米し、ジュリアード音楽院に進みロジーナ・レヴィーンに師事。
- 内田光子
13歳頃からオーストリアのウィーン音楽院でリヒャルト・ハウザーに師事。
- 横山幸雄
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にパリ国立高等音楽院にフランス政府給費留学生として留学。
- 清塚信也
5歳でピアノを始める。桐朋学園大学付属ソリストディプロマコースに入学。
国家資格
演奏家としてのピアニストになる為の必須の資格はありません。また現段階で国家資格は存在しません。ピアノを教える指導者としては国家資格の教員免許やピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)があります。
- リトミックの資格≪リトミック指導員の給料や就職≫
初級指導資格を取得したいと考えた時には一般論としてという前提でピアノの根本的なスキルはどれくらい必要か?他にリトミックを学ぶ以前に必要…
- 保育士になるには≪独学やピアノ・保育士免許の最短勉強法≫
卒業生を見送ってきた先生でも保育士は大変と言います。子どもが人格形成されていく上で背負い育っていくことは許されない。心も体も健康に…
- 教師になるには?≪高卒は?給料≫
高校教師や私立中学の先生など選択は可能です。基礎問題はできるのですが、例えば4STEPのB問題など応用になると解けなくなります。形式の問題は解けます…
仕事内容
ピアニストとは、ピアノを弾いて人々を感動させたり、楽しませたりすることで生計を立てている人のことです。ピアノがあり、聴衆がいればどこででも活躍できる職業であるといっても良いでしょう。一般的に「ピアニスト」のイメージは、コンサートで演奏する人かもしれません。自分のピアノだけの演奏(または自分のピアノがメイン)で活躍している人のことを「ソリスト」と言いますが、そのソリストはかなりの狭き門として有名です。
実際にソリストになれれば、注目されることは間違いなく、ピアニスト界の最も花形的存在です。またバレエや歌劇に合わせて演奏する「伴奏ピアニスト」もいます。ピアニストは、クラシックを演奏するだけではありません。ジャズでは、コンサートやクラブ、ホテルのラウンジなどで演奏をしますし、ポップスでは、アーティストに同行してツアーメンバーとしてコンサートやライブを行ったり、録音に参加します。
私たちの身近なところでは、結婚式で演奏するブライダル・ピアニストや、介護・児童施設で演奏を行ったり、地域サークルや大きなグループの合唱の伴奏などもあります。ピアニストとして活躍している人は、幼少期からピアノを習い、音大を卒業して技術を身につけた人が多いのですが、職業だけでいうと、ピアノさえあれば、身ひとつで仕事ができるのがピアニストです。
この職業の良いところは、それ程時代の変遷に左右されることのない仕事だということです。クラッシックの有名曲であれば、その時代時代のピアニストが演奏していますし、ポップスなどの大衆向けの曲では、個々の個性を出しながら演奏をしています。
当然ですが一流のピアニストになる道は決して生易しいものではなく、素晴らしい先生に師事をして、学生時代にピアノコンチェルトの選抜や卒業演奏会、様々なコンクールで受賞するなど努力によって到達できる部分と才能でしか到達できない部分もあるので才能の見極めも大切でしょう。
どんな分野でも一流になるのは難しいですが、愚直にピアノ演奏を続けていくことでプロとして一流として名を馳せるかもしれません。
伴奏ピアニストに求められる技術や就職
伴奏ピアニストの活躍の場は意外に広く音楽学校、オペラハウス、バレエ学校などでも雇われています。ただ求められる技能は極めて多様で、まず初見で弾けなくてはいけない場合が多いです。さらに指揮者や伴奏する人のタイミングに合わせ弾く力も求められます。初見で移調ができれば尚良しです。
それ以外には即興ができる方はお仕事の幅も広がることでしょう。伴奏ピアニストといってもどこでどういう演奏をするかによって難易度も異なりますが、いずれにせよ読譜力と伴奏の練習が不可欠です。
平均的な年収・収入は?
ピアニストの給料や年収ですが、まず伴奏ピアニストはどういった会社、団体に所属(勤務)するかによっても異なってきます。自治体など単発のイベントに招かれた場合の日給は10,000円程度。もちろん規模や知名度等によっても変動しますが一般的にはこの程度です。
またバレエや歌劇など演劇、劇団関係の会社との契約であれば実績等で変動するものの期間中は給料が発生します。仮に一か月の公演期間であっても練習期間があり、年間でその舞台に拘束されるとなると500万円以上~になるケースが多いようです。
次にプロの演奏家としての収入ですがピアノリサイタルと演奏会に招かれる場合とがありますが、演奏会に招かれる場合は基本的にケースバイケースです。まずピアニスト自身に出演依頼が来て、クライアントが提示する金額で出演するかどうかを決めるので、クライアントによっては大きな金額で打診をしてくる場合もあれば、予算的に厳しい場合は出演の見送りとなります。
無名の場合は一日拘束されたとしても数万円が相場です。(※交通費等は別)
ピアノリサイタル
ピアノリサイタル、ソロコンサートの場合は独奏会ですから収入となるとある程度、計算ができます。まず一人当たりのチケット代金。数千円の場合もあれば数万円の場合があります。そして収納人数。これで最大の収益計算ができます。そこから会場使用料、スタッフ諸々の経費を差し引いた金額が算出できます。
他にはディナーショー。こちらも自身の集客力によって収入は変動します。どれくらいの規模で行うか?年に何回開催するか?それによって収入は変動するでしょう。ピアニストはいわば芸能人と同じでブランディングが鍵ですから、世間的に知名度がアップし認められれば、ご自身がブランドとなり大きな依頼も舞い込むでしょうし、作曲家や歌手とのコラボ、あるいはCDや音楽配信等によっても収入を得ることが可能です。
その他職業・資格
- 指揮者の年収は?≪有名になるには?大学や最短ルート≫
指揮者になる為には音大を出て、多くの技術だけではなく人としての部分を磨かなければなりません。やはり世界的に知られるようになるには非常に困難な道ではありますが権威ある立場になった暁には…
- 歌手になるには?≪歌手になりたい人の大学や方法は?≫
歌のレッスンはもちろん、そのレコーディング、振り付けの練習、体力作りなど様々な時間を費やします。歌だけで生計を立てられるのはほんの一握りでしょう。実際には、付き人を行いながら…
- 歌唱印税とカラオケの場合≪割合は?儲かるケースは?≫
印税生活という言葉があるように人気のある曲を一曲世の中に提供をするだけで継続的な収入を得ることが可能です。ただしg人の心に響くような気持ちを掴めるような楽曲を作らなければなかなかヒットしません。また昔のようにCD…
- 音楽クリエイターになるには?≪ゲーム会社の給料や大学は?≫
サウンドクリエイターの就ですがゲームメーカやゲームソフト会社、ゲーム専門の音楽事務所などが主な就職先です。他の音楽をに携わる場合…
この職業・お仕事の良い面悪い面など口コミを募集中!