伊勢神宮は日本人として誇りを持てる尊い場所であり、拠り所であり、祈りの気を向ける澄み切った神域です。全国に約9万社弱あると言われている神社の中では圧倒的な存在感、高い次元の神域、領域と言えるでしょう。こういった歴史をつないできた先人には感謝しかありません。さて、伊勢神宮大好きな私が五十鈴川駅から内宮のバスや徒歩、更にタクシーに至るまで距離や所要時間、料金についても全てお話させていただきます。
宇治橋までの距離
五十鈴川駅は伊勢市中村町にある、近畿日本鉄道(近鉄)鳥羽線の駅ですが、内宮までの距離はどれほどあるのか?下記は五十鈴川駅から内宮の入り口であり宇治橋までの距離ですが、約2.6kmです。また五十鈴川駅から内宮に向かう道中に内宮の別宮である月読宮があります。ちなみに五十鈴川駅から月読宮は距離は約700m、徒歩の場合は約8分~10分ほど要します。
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タクシー会社
五十鈴川駅から内宮に向かう際にバスやタクシー、徒歩など様々な選択肢がありますが、まずは二社のタクシー会社の料金をご紹介させていただきます。二社共に調査しましたが現段階では全く同じ料金です。
- ≪距離制運賃(中型車)≫
初乗運賃… 最初の1.473kmまで650円
加算運賃 … 243mごとに80円
- ≪距離制運賃(小型車)≫
初乗運賃… 最初の1.473kmまで630円
加算運賃 … 286mごとに80円
- ≪三交タクシー(予約)≫
電話番号:0120-350-094
- ≪三重名鉄タクシー(予約)≫
電話番号:0596-28-8221
近鉄の五十鈴川駅から宇治橋(内宮)のバス
さて、ここからそれぞれの移動手段を詳しく解説致します。まずバスですが時間帯にもよりますが五十鈴川駅から内宮へのバスは以下の時刻表をご覧いただければお分かりかと思いますが一時間に5本ほどあります。ただ時期によっては常に混雑している場合があります。ただ所要時間が6分ほどので我慢できない時間ではないかもしれませんが。
バスで宇治橋(内宮)へ行く際の所要時間ですが『約6分』です。
タクシー
次にタクシーを利用した際についてです。私は何度も伊勢神宮には参拝に行っていますが、その内、一度だけゴールデンウィークに行った際に五十鈴川駅から宇治橋までタクシーで行こうと思ったのですが、見事に利用者が多いようでかなりタクシーに乗れるまで時間を要しました。もちろんバスも常に満員状態。やはり休日は多いですね。でもそれも旅の楽しみなのかもしれません。
五十鈴川駅から内宮(宇治橋)までは距離が約2.6kmですので料金は820円~1,000円ほどです。
- ≪三交タクシー(予約)≫
電話番号:0120-350-094
- ≪三重名鉄タクシー(予約)≫
電話番号:0596-28-8221
徒歩
次に五十鈴川駅前から内宮まで徒歩で行った場合ですが、距離が約2.6kmですので、おおよそ30分~40分程度要します。この距離と時間が長いかどうかは個々に異なると思います。もし五十鈴川駅前から内宮に徒歩で向かって、疲れたらバスを利用するのも良いかもしれません。
飲食店
五十鈴川駅前から内宮までの道中に『つきよみ食堂』という、うどん、そば、丼物、定食が食べられる食堂があります。駐車場は6台が有りますが、満車の場合は当店に向かって右の信号の角に3台の駐車スペースが有ります。座席数は座敷席に16名、テーブルに8名の全24席で残念ながらご予約にての確保は行っていないです。
レンタカー
伊勢神宮の外宮、内宮の参拝にレンタカーを利用するのも一つの手かもしれません。ゴールデンウィークやお正月などは利用料金も高いですし、かなり前から予約をしておかないと確保できませんので選択肢から除外となるかもしれませんが、平日などはレンタカーであれば移動もスムーズなのでお勧めです。
伊勢市のレンタカーは、いずれも五十鈴川駅ではなく、その一つ手間の宇治山田駅周辺にしか店舗はありません。またレンタカーの利用料金は車種やレンタカー会社によって異なりますが、仮に一般的なミドルカーを5時間借りた場合は4,000円~8,000円ほどです。
神宮
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月読宮
友人と参拝に行った際ですが外宮から内宮へ向かう途中にある月讀宮。「行きか帰りに下車しようね」と言っていたのですが、降りられず。お恥ずかしい話なのですが、これでも過去に月讀宮へ行ったことがあります。
その時は最寄りのバス停がわからず下車がなかなかできなかったのですが、なんと今回は…停留しない路線に乗車していたのです。
外宮と内宮の間は1時間にかなりの本数のバスが行き来します。しかもいくつかのバス会社が混ざっており、系統によっては停まったり、停まらなかったりとあるのです。「月讀宮には縁がない」と薄々感じながらも、なんとかお目当ての系統に乗り、降車。
月讀宮に祀られている月讀尊ですが、外宮のそばにある『月夜見宮』の『月夜見尊』と同じです。簡単に言うと、外宮の正宮は豊受大神宮、別宮は月夜見宮。内宮の正宮は皇大神宮、別宮は月讀宮という事です。「ピコ太郎と古坂大魔王みたいなもの」と私は思っています。
月讀宮には日々の感謝をして、伊邪那岐宮、伊邪那美宮、月讀荒魂宮の順に参拝を済ませます。もちろんこの月讀宮も式年遷宮の際には、御宮を遷します。後日調べたら古殿地(前回御宮があった場所で、次回遷る場所)は、今ある御宮の真後ろだそうです。「確かに、外宮の豊受大神宮のように、見える場所に古殿地はなかった!」納得ですね。
御朱印
その後御朱印をもらったのですが、これまた本当にキレイで立派な社務所。上品そうな神職さんに、参拝の証を書いてもらいます。その後、次のバスが来るまで境内を散策して時間潰していたのですが、やはり人に会いませんでした。以前来た時も誰にも会わなかったことがどこか衝撃的で、覚えていたのです。
今回は曇り空だったのですが、以前入った時よりも暗く感じました。実際月讀尊は、黄泉の国にいる伊邪那美と一緒に暮らしているという話もあります。少し寂しかったですね。外宮や内宮は人であふれかえっているというのに、月讀宮ではあまり人を見かけません。バスで移動する観光客には都合が悪い(次のバス時間を把握しなければならない)のかもしれませんが……。
古事記や書物の中で、インパクトの強い姉弟達に比べて月讀尊のエピソードが極端に少ない事は有名です。
参拝者の少なさの原因は立地なのか、はたまた知名度なのか。観光客の私にとって、謎が残る神社です。
Ise Shrine|naigu Shrine