どんな職業?
乗務する船の最高責任者として入出港時の指揮をとるほか、緊急時の船外とのやり取り、進路決定、国籍の異なる船員をまとめるなど、実際の航海業務以外にもすべての権限を取り仕切るため、それらを取りまとめるリーダーシップを必要とします。また船長といっても豪華客船の船長もあれば、釣り船(漁船)の船長、貨物船などいくつもの種類があります。
なる為に必要な学歴
必要な学歴は仮に大型客船の船長であっても問われない事が多いですが企業によって異なります。
必要な資格は?
どういった船の船長によるかで変わりますが、ある海運会社では海技免状が五級以上、海上実歴が3年以上との条件、また海技従事者国家試験に合格し、国家資格を取得する必要がある場合もあります。どのような船長にせよ実務経験が求められるので筆記のような試験だけでは船長にはなれません。
仕事内容
乗務する船の種類によって仕事内容は異なりますが、共通する仕事としては港への出入港時の全権を取り仕切ったり、船外への連絡などの他、緊急時の航路変更なども船長が決定を下すため、天候をチェックして船が安全に航海できるかチェックを行うのも船長の大切な仕事になります。
乗組員が多くなる程、近年では外国人船員も多数いるため、全ての船員をまとめる事も必要とされます。豪華客船の船長の場合、天候をチェックし、乗客へ船の状況や天候などを伝える。朝は乗組員を集めて各部署の報告を受けたり、指示を出したりします。
体調不良で業務に就く事が出来ない乗務員の代役を立てたり、乗客からのクレーム処理や要望の対処なども行います。
また、航海日数が長い船ほど、乗組員のストレるも高くなるため、定期的に個人面談を行ったりします。船内で行われるサービスに対してのチェックを行い、快適に船上生活を送ることが出来ているか、確認していく事も有ります。更に、時には船上で開催されているパーティーに出席したりと忙しく、空いた時間に事務仕事を行うため、朝から夜までハードな動きを要求されます。
平均年収は?
40代後半で航海時月収80~100万円、休暇時50万円、年収で1000万円以上。某海運会社の船長は月収30万円~。某警戒船船長は土日祝の休みで月収28万円~となっております。
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