経営コンサルタント
企業の頼れるパートナーとして信頼されており、経営コンサルタントとして注目を浴びている資格です。中小企業診断士に求められるスキルは、ビジネスに対する高い知識です。そのため身につけるべき知識も幅広く、経営戦略、マーケティング、人事、財務・会計、物流、生産管理、運営、IT、法務と多彩です。中小企業診断士への需要は、社会環境が厳しくなっていることで個人のスキルアップやキャリアアップを目指す人が増えたことで高まっています。変化する状況を読みとる力があり、的確な判断ができる力を身につけることで活躍の場は大きく広がります。
受験資格
- 1次… 誰でも受験できます
- 2次… 1次合格者(1次試験合格の有効期間は2年)
試験日
受験料
試験地
試験内容
- 『2次』
- ①筆記試験:中小企業の診断および助言に関する実務の事例I~Ⅳ
- ②口述試験:筆記試験に相応の成績を収めた者に実施される
※1次試験は科目合格制で7科目全てに合格すれば1次試験合格となりますが、一部の科目だけ合格した場合は科目合格となり、翌年、翌々年の試験では申請によりその科目の試験が免除される。
3年間で7科目の試験に合格すれば2次試験受験資格が得られます。
2次試験合格者で15日以上の実務従事または実務補習修了者は、中小企業診断士の登録申請ができます。
更新
中小企業診断士の登録の有効期間は5年間で、更新するためには有効期間内に以下を満たすことが必要。
- ①新たな知識補充のための理論政策更新研修、論文審査または研修の指導を5回以上行う
- ②診断実務に30日以上従事する
合格率・難易度
※平成26年の合格率
独学は難しい?
中小企業診断士は1次と2次があり、1次を突破するだけでもなかなか大変な資格で数年単位で計画を立てなければいけません。また2次はなかなか独学では難しいという方も多く、立案から知識の吸収までを全てご自分でされるとなるとなかなか容易ではないのでカリキュラムや受験対策がしっかりした資格学校に通われるのが最短の道という方が多いようです。
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資格を取った後は?
中小企業支援機関、政府系金融機関へ転職希望する場合や外資系コンサルタントの分野などで有利になる資格です。資格を取得することで経営管理部門や管理職に昇進の期待も持てます。価値の高い人材としての期待は大きく、様々な分野で活躍が期待されます。
中小企業診断士へのニーズが高い職種は、コンサルティング会社、公認会計士事務所、税理士法人などです。一般企業ではコンサルティング部門、人事部門、経理部門での採用に有効な資格です。
将来的に独立開業を目標とする場合は、週末起業として講演や執筆など活動の場を広げることで道が拓ける可能性が広がります。中小企業の良きパートナーとして、相談や問題解決のための提案を行いながら、人脈のフィールドを広げる人も多いです。ネットワークを幅広くもつことは行政機関と各分野の専門家、企業を円滑に結びつけ、企業内でも各部門や事業の間を結ぶ人材として活躍できます。資格取得のために培った知識や技術をそのまま活かすことができる資格です。
企業の経営資源に関する情報や知識が身に付く資格のため、就職や転職、独立以外にも、継続して企業の一員として働く場合は資格を取得しておくことでキャリアアップの大きな強みになります。また、ロジカルシンキングという物事の本質を論理的に考え結論を相手に分かりやすく伝える技術が身に付くのもこの資格の特徴です。日常のビジネスや人間関係を円滑に流すことに大きく役立つ資格です。
平均年収は?
平均年収は740万円くらいで、全体の25%強が年収1,000万円以上と高収入が期待できます。
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