プルームテックは有害なのか?やはり喫煙する方にとっては重要なところ。せっかく健康を意識してプルームテックに乗り換えても通常の紙巻タバコ以上の害があれば全く意味はありません。そこでここではプルームテックの害についてお話しをさせていただきます。
たばこカプセル・カートリッツジ内の成分
カプセルに含まれている成分ですがプルームテックの公式サイトのQ&Aに以下のように掲載されておりました。
プルーム・テック使用時に生じるたばこベイパーには、ニコチンなどのたばこ葉由来の成分のほか、グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、水、香料が含まれます。
グリセリン
グリセリンは炭素と水素の化合物に酸素が加わった成分で、学術分野ではグリセロール(glycerol)と呼ばれており、人の体内にも中性脂肪として存在しています。一般的に化粧品や育毛剤など保湿成分として使用されており、医薬品として利尿薬、脳圧降下薬など主に血管を拡張させる作用の医薬品に用いられています。
またグリセリンが含まれている食物としてはヤシ油やパーム油があります。人の肌に触れる化粧水や育毛製品、また医薬品にも用いられていることから害は少ないものと思われますが、完全な無害かどうかまでは不明です。
プロピレングリコール
プロピレングリコールも保湿など化粧品、食品、医薬品に用いられている有機化合物の一種です。一般的に毒性は低く薄めて使うので人体にはほとんど無害と言われていますが99℃以上になると爆発の危険性を生じるので消防法では危険物第4類の第3石油類の水溶性に分類されています。
トリアセチン
トリアセチンは飲食品用香料の溶剤として使用されたり胃腸薬などにも配合されおり、こちらも害は少ないものと思われます。
このようにグリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン共に医薬品等に用いられているので有害性というのは少ないかもしれません。
ただし、かなり前のレポートになりますが2014年11月に厚生労働省研究班が電子タバコが健康に悪影響を与える可能性があることを示唆しました。内容としては発がん性物質(ホルムアルデヒド) が発生したというレポートです。
まぁアイコスは2015年9月、プルームテックが2016年6月からの発売なので、それ以前のレポートになるのですが、どの銘柄がホルムアルデヒドが発生したものかなど健康被害があると発表しておきながら詳しい内容は公表されておらず、他の機関が調べると異なる数値になったなどどの情報が信憑性が高いのは具体的には分かりません。
また厳密に言うと公式サイトには「プルームテックは、たばこ葉が詰まった専用のたばこカプセルのみに使用できるたばこ用具であり、電子たばこ製品ではありません。また、専用のたばこカプセルもパイプたばこに区分されるものであり、電子たばこ製品ではありません。」と説明されているので電子タバコではないと言えばそうになります。
仮のお話しですが電子タバコに多少の害があると仮定しても、それでは通常の紙巻タバコの方が害があるのか?という疑問も湧いてきますし、どちらが危険性が高いのかは通常の紙巻タバコのタールやニコチン、また本数なども関わってきますし、その危険の定義も定義次第でどのようにでも言えてしまうので何とも言えませんが、やはり一番良いのは禁煙です。
紙巻タバコからプルームテックのような電子タバコ系に移行し、最終的に禁煙することができれば良いですね。