日本全国、ご縁を結んでくれるご利益がある神社は数多くありますが、恐らく日本で最も有名で参拝者の多い縁結び神社ではないでしょうか?ここではそんな島根県が誇る出雲大社(IZUMO-OYASHIRO)について詳しくご説明致します。まずは頒布されている御朱印、御朱印帳、そして出雲大社に訪れたら必ず立ち寄って頂きたいパワースポットも併せてご案内致します。
由来
縁結びの神・福の神として日本全国の知れ渡っている出雲大社ですが、実は正式な読み方は『いづもおおやしろ』です。
ちなみに伊勢神宮も一般的に『いせじんぐう』と呼ばれていますが本来は『神宮』のみです。この出雲大社ですが日本最古の歴史書といわれる『古事記』にその創建が記されているほど歴史のある神社で明治時代初期まで杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていました。
鳥居
出雲大社の参道には四つの鳥居があり、実は素材はそれぞれ異なります。全ての鳥居をくぐり、しっかり穢れを落とすことでたくさんのご神徳、ご利益をいただけると言われていますので、お時間あるようでしたら全ての鳥居をくぐって下さい。下記画像は上から一の鳥居、二の鳥居…となっております。
宇迦橋の大鳥居(一の鳥居) |
コンクリート |
勢溜の大鳥居(二の鳥居) |
鋼管 |
三の鳥居 |
鉄 |
四の鳥居 |
銅 |
祓社
出雲大社に参拝に行ったら、まずは祓社(はらえのやしろ)へ。世の中は玉石混交で善悪や人の欲が入り混じっている世界ですから、必ず生きていると誰もが穢れていきますので、まず拝殿に行く前に鳥居をくぐることもそうですが、ここで穢れを祓いましょう。
どうして穢れを祓う必要があるかというと、穢れたままでは神様に祈った時の感応力が違ってくるからです。祓社で祓ったり、手水舎で手と口を清めるのも神様に願いが届きやすいようにする為です。
参拝方法
一般的に神社に参拝をする際には「二礼二拍手一礼」ですが出雲大社の場合は「二礼四拍手一礼」が正式な参拝方法となります。これは拝殿、本殿のみ「二礼四拍手一礼」ではなく、出雲大社の全ての社で「二礼四拍手一礼」となりますのでお気を付けください。
なぜ「二礼四拍手一礼」なのかと言いますと、諸説あるのですが、まず幸せの『し』から来たという説と出雲大社で最も大きな祭典である5月14日の例祭(勅祭)で8拍手をするのですが、数字の「8」は無限の数を意味する数字で、8拍手は年に1度の例祭(勅祭)の時のみの作法としており、日常的には半分の4拍手で神様をお讃えするとしています。
また出雲大社とは別に「二礼四拍手一礼」をする神社は大分県の宇佐神宮です。こちらは神仏習合の地としても多くの方が観光、参拝に来られています。
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野見宿禰神社
野見宿禰神社は、2013年の出雲大社の大遷宮を記念して、境内の中程に相撲の神でもある「野見宿禰」を祀るために造営された境内社です。この野見宿禰は相撲の祖とされています。
出雲大社で頒布の限定公式の御朱印帳や時間
上記は出雲大社で頒布されている公式の御朱印帳になります。二色用意されています。天孫降臨やしめ縄のデザインをあしらっており、独自性ありますね。御朱印帳欲しかったんですけど諸事情で買えませんでした。
拝殿裏で頒布されている御朱印
拝殿裏の御守所で頒布の御朱印です。初穂料(金額)ですが実は決まっていないのですが一般的に御朱印の初穂料が300円なので300円奉納させていただきました。
出雲教・天神社の2種類
こちらは出雲大社から少し離れたところにある北島国造館で御朱印をいただきました。北島国造館は『出雲教』の神道教団の建物があり出入りは自由です。出雲国造家、千家氏と北島氏が代々出雲大社の祭祀と出雲国造りの称号を受け継いでいたそうですが、明治以降、当時の当主(出雲大社少宮司)が内務省の承認を得て『出雲教』を創立。
境外の建物なので厳密にいうと『出雲大社の御朱印』とは違いますが、大国主神をはじめ、天照大神、産土大神、天穂日命を御祭神としています。こちらは初穂料300円です。
神楽殿で拝受していただける御朱印
神楽殿で頒布の御朱印です。初穂料(金額)は拝殿裏の御朱印同様に決まっておりませんのでこちらでも300円奉納させていただきました。
神在月限定の貴重な御朱印
神在月限定の御朱印です。書置きのもので数量限定です。「神在月」とは出雲地域に神様が集まる時期のを言い、当然出雲に神様がお集まりになられるので出雲地域以外は「神無月」と呼ばれます。
待ち時間や順番は?
出雲大社で御朱印をいただくにあたり、待ち時間はどれほど?という点ですが、私は何度か出雲大社に行きましたが、その体感で言わせていただくと午前中の方が混みます。御朱印をいただくまでの所要時間は曜日、時期などによっても異なるので具体的な時間は申し上げられません。
ただ特に行事などがない週末に一度行きましたが、その時は御朱印はもらいませんでしたが、混んでいませんでした。ただ神在月は限定の御朱印がありますし、さらに下記で述べる龍蛇神の神札は神在祭の1週間のみの授与になっているので、この時期は大勢の方が参拝に来られると思いますので混雑必至です。
出雲大社に限ったことではないですが、祭事などがある時は混雑しますね。ですから遠方の方はお時間に余裕を持って参拝にお越しください。
また順番は伊勢神宮のように別宮がかなり離れているといったことがないので、あまり考えなくても良いですが午前中の混雑を考えると、先に北島国造館に行った方が良いかもしれません。ただ出雲大社のツアーで参加されていたり、他の観光スポットにも行かれるなどタイトなスケジュールの場合は北島国造館は難しいかもしれませんので御守所と神楽殿のみの御朱印になるかもしれませんね。
拝殿
四の鳥居をくぐると拝殿です。上記は出雲大社の地図をお借りしましたが、正式な参拝ルートは赤矢印で示しているように拝殿で参拝をしてから右、上に進んでいきます。
拝受していただける3ヶ所の地図や場所
ここまで5種類の御朱印を見て頂きましたが、この御朱印はどこで拝受してもらえるのか?出雲大社は広大なので分からないですよね。そんな方の為の3ヶ所の場所を地図でご案内させていただきます。
上記画像の緑の丸印をしたところが拝殿裏の御守所と神楽殿になり、こちらでそれぞれ1種類ずつの御朱印をいただけます。また前述しましたがこの2種類の御朱印は初穂料(値段)が決まっていないということです。
↑の画像は拝殿裏の御守所です。時期によるのかもしれませんが神在月は結構御朱印をいただくまでに待ち時間長くなると思います。
↑の画像は神楽殿の授与所です。行列ができてました。
あとの御朱印ですが以下の北島国造館という場所で拝受していただけます。歩いてすぐですので迷うことはないと思います。以下が北島国造館の授与所になります。
北島国造館は徒歩1分ほどのところですので決して遠くありません。上記画像の赤四角のところが北島国造館です。
神在祭
11月の中旬(旧暦10月10日)は全国の神様が出雲に集まり、縁結びの会議が行われる神在祭です。この神在祭で我々人間の誰と誰とのご縁を結ぶかなどが話し合われていると言われています。開催日程は11月の中旬ですが、細かな日程は毎年変動します。
ムスビの御神像
日本の国造りを行った大国主神の銅像。大国主大神が『幸魂』『奇魂』という自らの魂と出会い、国を作ることを決心した神話の一場面を模してます。
素鵞社
出雲大社境内の最奥にある社「素鵞社(そがのやしろ)」。この素鵞社がある場所が出雲大社で最も強大なパワースポットと言われています。御祭神は天照大神の弟神で大国主大神の親神でもある、八岐大蛇退治で有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
画像をご覧いただければお分かりかと思いますが、すごい行列です。なぜこんなにも行列なのか?もちろんここがパワースポットという理由もありますが、もう一つの理由があります。
稲佐の浜から出雲大社
上記画像は何かされているかというと、出雲大社を西へ1kmほど歩いたところに稲佐の浜があるのですが、まず神無月に全国の神様が出雲地方に集まるわけですが、最初に神々が降り立つのがこの稲佐の浜。
だから稲佐の浜は聖地であり、重要な場所なのです。
稲佐の浜から持ってきた砂を納めて、出雲大社の砂を持ち帰るとご利益があるということで、上記画像は稲佐の浜を納めて、出雲大社の砂を持ち帰っている作業をされている最中ということです。
こちらが稲佐の浜です。こちらの砂を拾って境内の素鵞社に納めます。この砂は家を建てる時の地鎮祭などにも使われる砂で、持ち帰った砂を自宅の周りに撒いたり、家の四隅に置いたり、お守りとして持ち歩くことで厄除けになると言われています。
こういったご利益があることから出雲大社に来る前に稲佐の浜で砂を袋に入れて来られる方も多いようです。
八重山が超パワースポット
上記画像の赤丸の箇所は、先ほどご紹介しましたが素鵞社ですが、その真裏にある八雲山は山自体が御神体のとてもパワーの強い場所で、岩に触れることができます。こちらの画像を取り忘れてしまったのですが、ここは本当に超パワースポットですから立ち寄って頂いて、是非この岩のパワーを補充して下さい。
大国主大神
出雲大社で必ず参拝しておかなければいけない場所があります。それが上記画像の赤丸の場所です。
その赤丸の場所が上記画像の右側で人が集まっている場所です。なぜここが重要な場所かと言いますと、本殿の御神座が『西』を向いている為、大国主大神も『西』を向いています。ですのでここで参拝をするということは大国主大神の正面と参拝をすることになり、神様に失礼のないようということで皆さんこちらから参拝されています。
こちらも参拝をするまでにそれなりに並んで待たないといけません。
末社
東十九社です。扉が19ついていることから『十九社』と呼ばれています。ここが全国の神様のお宿です。この十九社で拝むと自分の氏神様を拝むことになります。ですので、この十九社に参拝をする際はご自分のお名前と住所を伝えるのが良いとされています。
縁結び
なぜ縁結びの神社になったのか?諸説ありますが、自分の兄弟をイジめて怪我をした因幡のウサギを大国主大神が助け、その優しさから多くの女性の神様からモテたという神話が元になっています。
龍蛇神
神々の先導役を仕える使い役として龍蛇神の信仰があったようでが、龍蛇神は海蛇の神様で、水に住む龍の信仰からは火難除け、水難除けの守護神と仰がれ、地に住む蛇の信仰からは土地の災難除けの守護神と仰がれます。上記の神札は神在祭期間中のみ授与していただけます。初穂料は300円です。
アクセス
神社名 |
出雲大社 |
住所 |
島根県出雲市大社町杵築東195 |
参拝可能時間 |
3月から10月:6時~20時
11月から2月:6時30分~20時 |
お問い合わせ |
0853-53-3100
午前8時30分~午後5時 |
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