北海道は広大な面積を誇り、札幌のような都市部もあれば自然溢れる地域もありますが、今回ご紹介させていただく帯広市は牧場があったり動物園、帯広競馬場(ばんえい十勝)などもありますが帯広神社の御朱印、御朱印帳、営業時間についてご案内をさせていただきます。
由緒
1883年、静岡県出身の依田勉三等が開拓団体「晩成社」を組織し、下帯広村オベリベリ(今の水光園付近)に移住し開拓を始めました。そしてこの頃より祭礼を営み、後に祠も建造されたようですが、帯廣神社との繋がりがはよく解っていません。
1909年に神社の移転・造営の話が持ち上がり、三井徳宝・高倉安次郎・小川富吉・林重蔵・藤本長蔵の五氏を神社創立の総代とし、公園予定地の現在地を境内地として仮殿造営参道整備に着手しました。
そして1910年例祭日を9月24日と定め、神社創立願を道庁長官に提出。社掌荒井重矩と藤本長蔵が札幌神社(現北海道神宮)に赴き分霊を授かり鎮斎したとのことでs。
御祭神
帯広神社の御祭神は以下の三柱をお祀りしています。
- 大國魂神(おおくにたまのかみ)
- 大那牟遅神(おおなむちのかみ)
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)
鳥居・参道
帯広神社の鳥居と参道です。美しく整っており神聖の場を感じさせてくれます。境内地は約7000坪あるようで1974年に北海道の環境緑地保護地区に指定されハルニレ、クルミ、サクラ、カツラ等の大経木が自生しており、深緑の杜に訪れる参拝者の目や耳を楽しませてくれます。
ご利益
帯広神社の御利益ですが開拓の三神と呼ばれており、国土の安全(経営)・開拓(開発)の神として広く信仰されています。特に帯廣神社の鎮座地が、帯広市中心街の鬼門(北東)にあたることから方位除け、災難除け、厄除け等、諸災難除けの守護神として霊験あらたかです。また少彦名神は医薬の神としても知られているので病気平癒のご神徳もいただけます。
手水舎
帯広神社の手水舎です。龍口からの御水で手と口を清めます。二枚目の画像も手水舎ですが令和元年の5月に参拝したのですが天皇陛下御即位を祝して花手水が色とりどりに飾られていたのかなと思いましたが、そうではなく毎年5月~8月は花手水されるそうです。本当にキレイでした。
狛犬
狛犬です。神域を守っておられる感じがします。
拝殿
帯広神社の拝殿です。神明造り向拝付、銅板葺。二礼二拍一礼です。
帯広神社のシマエナガや限定御朱印帳や営業時間
上記が帯広神社で頒布されている人気のシマエナガの限定御朱印帳になります。帯広神社が有名になったのは、このシマエナガのおかげといっても過言ではありません。
シマエナガとは「雪の妖精」の愛称で親しまれる野鳥で、その愛らしさからSNS等で話題になりました。シマエナガは北海道に生息するエナガの亜種で、体長は14cmほど。フワフワ真っ白の羽毛で包まれた丸いフォルムに、つぶらな瞳が可愛らしいですね。
また御朱印の営業時間(受付時間)ですが以下の時間帯に拝受していただけます。御朱印は後ほどご紹介させていただきます。
授与所
上記が帯広神社の授与所になります。
拝受していただいた御朱印や初穂料(値段)
上記が帯広神社で拝受していただいた御朱印になります。初穂料(値段)300円です。
限定頒布
夏詣の御朱印がいただけるようです。すごく季節や風情を感じさせてくれる魅力的な御朱印ですね。
十勝護国神社の御朱印
後ほどご案内させていただきますが敷地内にある十勝護国神社の御朱印です。初穂料(値段)300円です。
境内社
1902年に本殿が造営された当時、天照皇大神宮、八幡神社、春日神社の三社の神を祀り、三共神社と呼ばれていました。後に春日神社の神だけを祀ることとなり、神社名を春日神社と改めたとのこと。
十勝護国神社
帯廣神社の東隣に十勝護国神社があります。日露戦争が終って間もない1906年、矢後一郎之命を始め九柱の戦没者招魂祭を執行したのが十勝護国神社の創祀です。
頓宮
境内社の頓宮です。1960年、御鎮座50周年記念事業として造営。通常は、帯廣神社例祭(9月24日)に行われる神輿渡御(みこしとぎょ)の神様の宿泊施設として使われています。毎年9月24日の夜には仮設舞台が設けられ、カラオケや舞踊などで賑わいを見せています。
下記は春日神社、頓宮のマップです。
春日神社 |
北海道帯広市東8条南18-3-7 |
頓宮 |
北海道帯広市西4条南24-4 |
初詣
初詣はかなり賑わうようで十勝バスで臨時便が運行されるようです。また正月1日~15日の御朱印は書置きのみです。※御朱印の書置きや、バスの臨時便などは毎年変わる可能性がありますのでお気を付けください。
神様の停留所
大鳥居の横に神様の停留所があります。これはバスの停留所ではなく、9月24日例祭本祭・9月25日の神輿渡御還御祭(みこしとぎょかんぎょさい)の際にお神輿が通る時間帯を記したものです。
アクセス
帯広神社のアクセス(交通案内)になります。帯広駅から帯広神社までは距離が約2.2kmほどあり、徒歩ですと約30分要します。下記のグーグルマップは帯広駅から帯広神社までの徒歩のルートです。
神社名 |
帯広神社 |
住所 |
北海道帯広市東3条南2-1 |
受付時間 |
8時~17時 |
お問い合わせ |
0155-23-3955 |
シマエナガのおみくじや頒布されているお守り、駐車場は画像付きで下記ページでご紹介しております。
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参拝メモ
帯廣神社は車通りの多い国道沿いにあるにも関わらず、一歩中に入ると野鳥やエゾリスなどが生息し自然豊かでとても気持ちのいい神社です。中でも御朱印帳にもなっているシマエナガは雪の妖精といわれていて、体長約14cmの可愛い白い小鳥に会える神社です。
様々な所に心配りされていて、夏は手水舎は花などできれいに飾りつけられ、いつも清潔なお手拭きタオルが設置されています。休憩所もキレイで冬でも中はとても暖かく、トイレも中にあるので利用するさいとても暖かいです。
中では無料のお茶やお水がのめるのがうれしいポイントです。以前夏に参拝した際お茶の先生がいらっしゃって、無料でお茶お立てていただきました。他にも様々な行事をしているようです。JR帯広駅からは歩くと30分くらいかかってしまいますが、車では10分程で人で賑わう神社ですので一度参拝してみてはいかがでしょうか?