どんな資格
ここでは民間資格のWebクリエイター能力認定試験について解説させていただきます。この資格はWebページ制作に必要な基本的デザインの能力やHTMLファイルをコーティングする能力、そしてWebサイト構築に必要なクリエイター能力を認定する資格です。効率よくワイヤーフレームからデザインをおこすことができるなど、実践的なスキルの証明になります。ちなみにwebデザイナーとwebクリエイターの線引きは厳密に定義されているわけではなく、個々に異なります。
主催
サーティファイ Web利用・技術認定委員会
資格概要
出題される試験問題はInternet ExplorerのみならずFirefox、Safari、Google Chromeなどのマルチブラウザ対応に対応し、OSはWindowsとMac OSに対応していますので、多様化する閲覧環境に柔軟に対応したWebサイトの制作能力を培うことができます。
また、ワイヤーフレームやデザインカンプを用いた出題により、実際の制作現場同様のワークフローに基づいて出題問題の解答を進めていただきますので、現場の実情に即した実践的スキルを証明することができます。
認定基準・種類
【エキスパート】
レイアウト手法や色彩設計等、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebデザインを表現することができる。また、スクリプトを用いた動きのあるWebページの表示、マルチデバイス対応、新規サイトを構築することができる。
【スタンダード】
セマンテックWebを理解し、HTML5をマークアップすることができる。また、CSSを用いてHTMLの構造を維持しつつ、Webページのデザインやレイアウトを表現することができる。
受験資格
どなたでも受験可能です
試験日
9月
試験時間
エキスパート |
知識問題 |
20分 |
実技問題 |
テキストエディター使用/110分 Webページ作成ソフト使用/90分 |
スタンダード |
実技問題 |
テキストエディター使用/70分 Webページ作成ソフト使用/60分 |
合格基準
エキスパート |
知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上。 |
スタンダード |
実技問題の得点において得点率65%以上。 |
試験内容
級区分 |
科目 |
項目 |
試験形式 |
エキスパート |
知識問題 |
内容 |
Webサイトに関する知識 |
形式 |
多肢選択形式(4択) |
題数 |
20問(デザインカンプによる設問15問、文書による設問5問) |
時間 |
20分 |
実技問題 |
内容 |
HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示、JavaScriptの読込 |
形式 |
配布された問題データおよび素材データに基づき、設問文の指示に従って編集を行い、解答データを提出する。 |
題数 |
1テーマ(基本ページ1ページと5ページ程度のHTMLとCSSの作成、画像ファイル) |
時間 |
テキストエディター使用:110分 Webページ作成ソフト使用:90分 |
スタンダード |
実技問題 |
内容 |
HTML5の変換、HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示 |
形式 |
配布された問題データおよび素材データに基づき、設問文の指示に従って編集を行い、解答データを提出する。 |
題数 |
1テーマ(4ページ程度のXHTMLファイルとCSSファイル) |
時間 |
テキストエディター使用:70分 Webページ作成ソフト使用:60分 |
おすすめ勉強方法
Webクリエイター能力認定試験の学習方法には公式サイトの問題集があります。
Webクリエイター能力認定試験 問題集
編著:サーティファイWeb利用・技術認定委員会
CD-ROM付
エキスパート… 2,200円
スタンダード… 1,800円
仕事内容
ウェブページを制作することを仕事としている人のことをウェブクリエイターと呼びます。同じような職種にウェブデザイナーがありますが、ウェブのページのデザインやその実現のためのコーディングを行うのがウェブデザイナーであるのに対して、ウェブクリエイターはホームページやWebコンテンツに関わる作業全般を行っています。ウェブクリアイターは、ページやコンテンツをクライアントの希望通りに完成させたら終わりというわけではなく、クライアントの目的を達成するための仕様を検討変更したり、場合によってはSEO対策や宣伝広告などを考えたり、集客方法を考慮したサイトの制作を行うことも必要となってきます。
今の時代、ホームページは企業と一般のユーザーを繋ぐ大切は役割を持っており、消費などに関して言えば、日本の経済を支えているものでもあります。その基盤を作っているのがウェブクリエイターというわけです。
CGクリエイターになるための決まった資格はありませんが、いくつか民間資格があるので、取得しておくと就職時に大変有利です。IT化社会が進むにつれて、今やインターネットは性別や世代を問わずに利用されるものとなってきました。重要な情報源の役割でもあるため、どんな会社や店舗でもホームぺージを開設し、集客や知名度の向上に利用しています。
企業や店舗などのイメージを確実に伝えるために、ウェブサイトの制作、構成、更新などの作業を、専門性のあるCGクリエイターが身を置くホームページ制作会社などに委託する企業も増えてきています。今後もその将来性には大きく期待できる職種です。 豊富な知識と高度なスキル、丁寧な仕事力を兼ね備えたCGクリエイターが求められていくこととなるでしょう。
就職先
Webページ制作に携わる業務が主な就職先ですが、一般職や事務職の人、Webクリエイター、デザイナー、ディレクターなど専門職以外の職種などでも活用されています。Web関係へ就職を希望する場合はPHPやアプリケーション+CGIなども合わせて取得することで有利になります。
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