Manabi

どんな資格

事業企画、業務改革、製品やサービスの企画などについて、情報技術を使って提案する力や推進する力があるかどうかを試される試験です。IT人材として高度な技術や知識を必要とする試験です。それぞれの分野においての司令塔としての主導的役割を持ち、チームを統括・指導する立場の人の資格です。

受験資格

どなたでも受験可能です。

試験日

10月

試験地

全国主要都市

試験内容

試験は午前に①②、午後に③④が行われます。
①②では能力が期待する技術水準に達しているかの知識
③④では技能を間う問題が出題されます。

『システム戦略』
システム戦略、システム企画
『経営戦略』
経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ
『企業と法務』
企業活動、法務

・業種ごとの事業特性を反映し情報技術を活用した事業戦略の策定または支援に関すること
・業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること
・組込みシステムの企画、開発計画の策定・推進に関すること
・業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関すること（システム化構想の策定、業務システムの分析）
・事業ことの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること（改革実行のリスク管理と対処、システム活用の促進）

合格率・難易度

年度：平成27年度
応募者数：6,663名
合格率：14.6％

独学や参考書

ITストラテジストの午前①はほぼ暗記といっても良いくらいの試験で下記の応用情報技術者などと共通で過去問を繰り返し学習することでしょう。
応用情報技術者の難易度≪AP試験の資格や勉強方法≫

午前②は午前①よりも経営用語も多く、より専門的な事が求められますが過去問と酷似した問題、同様の問題が出ることが多いのでこちらも過去問に重点を置いて学習してください。

午後①、午後②は読解力を問われる国語のような問題で単なる暗記では通用しません。やはり体系的に本質を理解していたり構造、背景を理解してこそ記述が書けますのでそういった論述の対策を何度も繰り返し、構造理解がなされているか否かを試験前にご自身で確認されておいた方が良いでしょう。また試験直前には時間配分や感覚を養っておくのも必須です。

おすすめの参考書は「ITストラテジスト完全教本（日本経済新聞出版社）」です。

仕事内容

ＩＴストラテジストの仕事内容は、クライアントから受注した業務内容を詳細に調査してシステムの設計・構築・運用を実践した時の効果を評価します。そのため主な就職先は、ソフトウェア会社やＰＣメーカーなどです。主に企画や開発分野に配属され、管理者として指導する立場に抜擢されることも期待できます。習得することで就職後経験を積んだエンジニアの技術証明にもなりますし、キャリアアップの手段にもなります。ＩＴ知識のスキルを証明できる評価の高い資格ですので、将来ＩＴコンサルタントやＣＩＯやＣＴＯを目指す人にもいいでしょう。

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