Manabi

由緒

熱田神宮は、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのつるぎ)の御鎮座より始まっています。様々な説がありますが、草薙神剣の創祀は景行天皇43年の頃と言われています。また、熱田社の創建は仲哀天皇元年もしくは646年（大化2年)と伝えられています。

現在の熱田神宮の建物は伊勢神宮のような神明造ですが、1893年(明治26年)までは、本宮社殿の構造は尾張造と呼ばれる特殊な建築様式をしていました。

御祭神

熱田神宮の御祭神は熱田大神です。三種の神器の一つである草薙神剣を御霊代としてよらせられる天照大御神を指します。天照大御神は、既に周知の通り、皇室の御祖神や至高至貴の神としても仰がれていて、人々に慈しみの徳を与えることのできる神と言われています。

鳥居（東門）

熱田神宮には、一の鳥居から三の鳥居まで複数の鳥居が存在します。入り口は南門の他に、西門と東門があり、それぞれに一の鳥居があります。正門となるのは南門の方です。迫力抜群で、とても神聖な雰囲気が漂っています。

参道

第一鳥居をくぐると写真のような参道が広がります。木々が豊かで、日陰もありひんやりとした空気が漂います。どことなく厳かな雰囲気で、足元では静かに砂利の音が響きます。

手水舎

熱田神宮の手水舎は第二鳥居の左手にあります。手水舎の両側には荷物を置ける棚も備わっているのが嬉しいですね。海外からの観光客も多く、荷物がたくさんある方への配慮かもしれません。

拝殿

本宮の拝所は外玉垣御門の前にあります。この御門と四尋殿を併せ拝殿と称し、東西翼廊を付設しています。

拝殿には順番に「外玉垣」「内玉垣」「瑞垣」と呼ばれる垣があり、垣の各南正面に御門があります。また内玉垣と外玉垣との間にある広場を「中重」といって、正面中程に立っている鳥居を中重の鳥居と呼びます。
熱田神宮には多くの祭典がありますが、その多くはこの中重にて行われます。

熱田神宮で頒布の限定御朱印帳の値段

熱田神宮で頒布されている限定御朱印帳になります。御紋（五七桐竹紋）のみで非常にシンプルですね。1種類のみです。御朱印帳のお値段は1,000円以上のお気持ちです。御朱印については後ほどご案内させていただきます。

• ≪熱田神宮の御朱印帳のサイズ≫

縦16cm×横11cm

授与所

こちらがお守りや御朱印をいただける授与所になります。

熱田神宮の受付時間や待ち時間や場所

熱田神宮の御朱印の受付時間ですが7時～日没頃までというご回答でしたので、日没ギリギリに参拝される方は御朱印の拝受は先に済まされた方が良いと思います。また御朱印をいただける場所ですが正門（南門）を真っ直ぐ進んでいただきますと本宮がありますが、そのすぐ右手にあります。特に迷うことはないです。

御朱印の待ち時間ですが、あくまで私の経験からのお話ですが何度か熱田神宮へ参拝に行きましたがゴールデンウイーク期間中に参拝に来た際は20分ほど待ち時間ありましたが、通常の週末の午前中でも御朱印の待ち時間はありませんでした。

拝受の御朱印の種類や値段

上記は熱田神宮本宮の御朱印になります。熱田神宮では御朱印ではなく御神印と呼びます。

熱田神宮の御朱印の初穂料（値段）はお気持ちの金額で…ということで決まっておりません。つまり1円からいくらでも拝受できるのですが、一般的には300円納めているようです。私も300円納めました。

別宮八剣宮の御朱印

こちらは別宮である八剣宮の御朱印になります。八剣宮は元明天皇の和銅元年、宝剣を新たに鋳造し創祀されました。八剣宮は武門の信仰が篤く、織田信長、徳川綱吉等により社殿の修造造営が行われてきました。なお、別宮とは名が示すように本殿の別れとして祀られ篤い崇敬を受けます。

摂社である上知我麻神社の御朱印

上知我麻神社の御朱印です。上知我麻神社は八剣宮の南西に鎮座し、乎止與命をお祀りし、熱田の地主神とされています。「知恵の文殊様」として崇められ合格祈願来る方が多い神社です。

この上知我麻神社に、大国主社（大黒様）、事代主社（恵比須様）が祀られており、毎年1月5日は「初えびす」として盛大な賑わいを見せます。

八剣宮の御朱印、上知我麻神社の御朱印の二つは上知我麻神社の隣の授与所でいただけます。

境外社の氷上姉子神社

境外社の氷上姉子神社の御朱印になります。距離は10kmほどあり、車で15分ほど要します。

境外社の高座結御子神社で拝受の御朱印

こちらも境外社の高座結御子神社の御朱印になります。上記は境内に掲示されていた見本です。高座結御子神社は熱田神宮から距離は1.5kmほどあり、車の場合は3分ほどで着きます。

本殿

本殿は先程の拝殿より御垣内を拝すると、一番奥に最も高く千木・勝男木の見える社殿が本殿となり、熱田大神はここに鎮まります。

一之御前神社

一之御前神社とは、熱田神宮の境内摂社のひとつで、熱田神宮と同じ愛知県名古屋市熱田区にある神社です。御祭神として天照大神荒魂(あまてらすおおみかみあらみたま)が祀られています。本宮から見ると北西方向になります。

こころの小径

こころの小径は本殿の裏側近くにあります。以前は一般参拝者の侵入が禁止されていた区域になっていました。一般参拝者が通れるようになるまでは、本宮の後方に位置する「一之御前神社」へ行くために神職たちが通行するために利用していました。

こころの小径への入り口は、拝殿の脇にありますが少し分かりにくくなっています。「こころの小径」と書かれている案内板があるので、そちらを見逃さないようにしてください。

清水社

本殿の東側で、御田神社の北側にあります。御祭神として罔象女神(みつはのめのかみ)が祀られています。

お清水さま

清水社の社殿の奥には水が湧いていて、俗称として「お清水さま」とも呼ばれます。御祭神の罔象女神も水を司る神様として知られています。

大楠のご神木

熱田神宮内にはたくさんの木がありますが、その中でも有名なのがこちらの大楠のご神木でしょう。高さは20m、太さは直径7m、樹齢は1000年以上とも言われていて、昔から熱田神宮を見守っていてくれます。

大師・空海がお手植えしたと言い伝えられていて、ご神木として愛されています。パワースポットとしても知られていますよね。

南新宮社

南新宮社は、熱田神宮の境内摂社のひとつで、熱田神宮と同じ愛知県名古屋市熱田区にある神社です。御祭神として素盞嗚尊（すさのおのみこと）が祀られています。熱田神宮の中で唯一の丹塗りの社殿で、一際目を引きます。

楠御前社

楠御前社は、熱田神宮の境内摂社のひとつで、熱田神宮と同じ愛知県名古屋市熱田区にある神社です。御祭神として伊弉諾尊（いざなぎのみこと）と、伊弉册尊（いざなみのみこと）の二柱が祀られています。

俗称として、「お楠さま」とも呼ばれています。なぜかというと、楠御前社には社殿がなく、代わりに楠の神木が祀られているからです。

また「子安の神」としても親しまれています。様々な病気を治してくれると言われていますが、その中でも特に安産の神としての信仰が厚いです。小鳥居に、干支や氏名を書いて奉献すると願い事が成就するとも言われています。

七五三

熱田神宮は七五三詣も非常に人気があります。男の子は三歳と五歳。女のは三歳と七歳の歳の十一月十五日に無事成長していくことを願ってお参りします。熱田神宮ではその前後一ヶ月くらいを土日を中心に賑わいます。

七五三当日は、ご祈祷料を納めれば午前八時三十分から午後四時の間に、大神様に祈る御祈祷を受けることができます。

アクセス

最寄り駅の名鉄「神宮前」から熱田神宮までは距離が約450m、徒歩の場合は6分ほどで着きます。下記のグーグルマップは神宮前から熱田神宮の徒歩のルートです。熱田神社のお守りの返納や境内の駐車場、周辺のコインパーキングについては下記ページをご覧下さい。

• ≪最寄り駅≫

名鉄「神宮前」駅より徒歩約6分、JR熱田駅より徒歩約10分

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