数ある神社の中でも日本のトップクラスの参拝者数を誇るのがこちらの神宮。特に神社仏閣に詳しくない人でも伊勢神宮の外宮は知っていることでしょう。ここでは心が浄化され、神様の御加護を実感できる外宮の御朱印や拝受していただける時間帯、さらに頂ける場所から御朱印に至るまで全てをお届け致します。
御祭神
外宮は三重県伊勢市豊川町にある神社で伊勢神宮の2つの正宮のうちの1つです。御祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。一般的に二見興玉神社で禊を済ませてから外宮、内宮へ参拝しに行くのが良いとされています。
読み方
一般には外宮(げくう)と呼ばれています。駅から2つ3つほど交差点を過ぎればそこは外宮です。守衛さんが表参道火除橋の所に構えており「うわすごいところに来たな」というのが正直な感想。どうしても来たくて来たのですが、やはり、いざとなると背筋がピンと伸びますね。
火除橋
火除橋は(ひよけばし)と読みます。外宮には表参道と北御門の2つの入口があり、昔は北御門が正面口でしたが、明治時代に伊勢市駅ができて以後、表参道が正面口となりました。また昔はこの辺りまで家屋が建ち並び、ここで出火が神域に及ばないようにするため石で固めた溝をつくり、人を参道へ渡すための橋が架けられました。
本当に伊勢に来る度、思いますが百聞は一見にしかず。一度は参拝されたほういいですね。宗教的な理由で無理な方もいますが…。
せんぐう館
橋を渡ったら『せんぐう館』で時間を過ごし、建物から広がる勾玉池を堪能します。本当に勾玉状になっており、名前、立地、形もうまいことできてるものだなと感心。
『せんぐう館』は伊勢神宮の式年遷宮を紹介する博物館です。式年遷宮を含む伊勢神宮で行われるおまつりの概要、神様の調度品、御装束神宝の製作工程資料などを展示しています。せんぐう館は20年ごとに行われる式年遷宮のあった平成25年の1年前にオープンしました。
名称 |
せんぐう館 |
住所 |
三重県伊勢市豊川町前野126-1(外宮まがたま池) |
入館時間 |
午前9時から午後4時(観覧は午後4時30分) |
お問い合わせ |
0596-22-6263 |
休館日 |
毎月第4火曜日(祝日の場合はその翌日) |
入館料 |
300円 (20名以上の団体200円) |
※閉館時間は変更することがあります。また展示替等のため臨時休館する場合があります。
鳥居
鬱蒼とした道は第一鳥居から第二鳥居まで続きます。昼でも暗いほどです。見事に木々が立ち込めていて、神妙な雰囲気でした。私も釣られて神妙になり「すごいね」としか言えません。鳥居を過ぎると一気に木の量が減り明るくなりました。
正宮参拝(豊受大神宮)
外宮内ではどういう順路で回るのが良いか、調べてこなかったので「どうする?あっち行く?」などと、先を行く人の動きを見つつ歩きます。「でもやっぱり最初に挨拶しておくか」と決めて正宮の前へ。正宮の大きさと風格には驚きました。幾重にも垣根で守られているので正殿そのものをちゃんと見る事は出来ませんが、立派な千木と鰹木や、建物そのものの厳粛さは何にも喩える事はできないということだけはわかります。同時に、遷宮の『20年ごと』の意味がストンに腑に落ちました。
手水舎
外宮の手水舎です。さすが大きいですね。伊勢は時間の流れを忘れさせてくれます。
外宮の御朱印帳や受付時間
伊勢神宮の外宮で頂ける御朱印です。初穂料(料金)は300円です。外宮の御朱印に限らず別宮の御朱印などもシンプルですよね。ちなみに伊勢神宮は7種類の御朱印をいただけます。また下記が外宮で頒布されている御朱印帳になります。
外宮の御朱印の受付時間は季節によって異なりますのでご注意下さい。
場所
外宮の御朱印は銅板葺、入母屋造りの建物である神楽殿で拝受していただけます。神楽殿の場所は伊勢神宮のマップをお借りしました。
(頒布終了)令和限定の御朱印帳
令和元年5月1日に伊勢神宮で頒布された御朱印帳です。日本伝統工芸である蒔絵を施しています。貴重な御朱印帳です。
値段(初穂料):2,500円
多賀宮
技術を師から弟子に伝えるには20年がかかるとされています。『みせて、やらせて、つないでいく』と、1000年も前から繰り返されているサイクルをこの目で見られてしまうということは、非常に価値がありましたね。
正宮で参拝を済ませた後は、3つの別宮も参拝。階段が長く続くのは多賀宮。何故高い場所にあるのかはわからなかったのですが、正宮の次に格式が高いことはわかりました。決断に迷ったときにお参りをするのが良いそうです。
亀石
外宮に参拝に行かれた際には必ず訪れたいのがパワースポットの亀石です。見事な大きな一枚岩です。この亀石は、三重県下最大の横穴式古墳「高倉山古墳」の入口の石だったと伝えられています。
神札や古いお守り
神札や古いお守りは上記の古札納所に返納できます。神職さんがお焚き上げして下さいますので。
三ツ石
御装束神宝や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われる場所です。この三ツ石の上に手をかざすと温もりを感じるパワースポットとして有名な場所です。
下御井神社
下御井神社の読み方は「しものみいのじんじゃ」と読みます。御祭神は神宮の水の守護神。社殿はなく御井覆屋が造り立てられています。
清盛楠
清盛楠は外宮の表参道沿いに佇む大楠で、平清盛が勅使として参向したとき、木の枝が冠に触れたために、西側の枝を切らせたという言い伝えにより、この名で呼ばれています。樹齢はなんと1000年に近いといわれ、二本あるように見えますが実は一株の大木です。この大木から神気がすごく出ているのが分かります。
土宮
外宮の別宮です。御祭神は大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)です。他の宮社と異なり、東向きの社殿が特徴です。
風宮
外宮の風宮です。御祭神は風雨を司る級長津彦命、級長戸辺命で、内宮別宮の風日祈宮のご祭神と同じです。農業に関係の深い風と雨の順調を祈る宮であり、かつては航海安全の守護神としても崇められました。
アクセス
伊勢市駅から歩いて距離が約550m、徒歩で約7分~10分程度で着きます。
名称 |
外宮(豊受大神宮) |
住所 |
三重県伊勢市豊川町279 |
お問い合わせ |
0596-24-1111(午前8時30分~午後4時30分) |
- ≪電車≫
JR・近鉄「伊勢市駅」より徒歩5分
- ≪車≫
伊勢ICから車で15分
ランチ
外宮周辺のランチができる飲食店は経験上、混雑します。ここではおすすめの飲食店をご紹介致します。
伊勢市駅から徒歩約1分にある「割烹寿司 桂 外宮(かっぽうずし かつら げくう)」。伊勢の名物「手こね寿司」や「伊勢うどん」、伊勢海老や松阪牛、あわびといった三重の食材を使った料理の数々をお楽しみいただけます。クレジットカード使えます。
店舗名 |
桂 外宮 |
住所 |
伊勢市本町17-16 |
営業時間 |
[月火木金]
11:00~15:00(L.O14:30)
16:30~22:00(L.O21:30)
[土・日・祝]
11:00~22:00(ランチ営業は16:30まで) |
お問い合わせ |
0596-28-3001 |
定休日 |
水曜日 |
伊勢うどんの店
外宮近くで、大正時代から続く老舗のお店。ダシは煮干しをベースにカツオや昆布をブレンドして、時間をかけてとります。サラダとたっぷりの具が入った伊勢うどん定食も人気です。
- 伊勢玉子うどん:580円
- カレーうどん:650円
- 伊勢うどん定食:850円
店舗名 |
中むら |
住所 |
三重県伊勢市本町12-14 |
営業時間 |
11時~16時 |
お問い合わせ |
0596-28-4472 |
定休日 |
日曜日、第二月曜日、第四月曜日 |
座席数 |
32席 |
伊勢神宮
- 伊勢神宮の御朱印や時間≪場所や料金や御朱印帳も!≫
祈祷を受けた際に下賜される授与品など神社にまつわるもののおかげで沈みかけて、人もまばらになった参道を戻ります。…
- 伊勢神宮の神棚購入方法は?≪本物の神棚のお値段はいくら?≫
新年は選手たちがたくさん参拝に来る。やはり日本の神宮の頂点であるわけです。なんだかんだで結構な時間外宮にいたらしく、すっかり夕暮れ時になっていました。…
- 古札納所の伊勢神宮の場所(内宮・外宮|画像付き)
祈祷を受けた際に下賜される授与品など神社にまつわるものがご自宅にあった際に1年経過した際に返納するかと思いますが、古札納所は存在するのか?内宮、外宮の…
- 伊勢神宮の神棚≪1000円の祈祷済み板葺神棚をご紹介!≫
駅に着いたら鳥居があり、異様な雰囲気ですが軒を連ねているお店は明るく活気のある印象で、わくわくしてきます。…
- 伊雑宮の御朱印やお守り≪無料駐車場&絶品うなぎ!≫
海辺の方角に進んだところにこのページでご紹介する神宮があります。白地にゴールドの文字で、凛としたウサギの刺繍も入っていて…
- 瀧原宮の御朱印の時間≪ゼロ磁場やハート石の場所は?≫
以下の神様をお祀りし。参拝者も多かったためちょっと勇気が出ず、お百度参りはあきらめました。後になって、やっぱり…
- 月読宮の順番やお守り≪バス停までの行き方や時刻表も!≫
朝早くに内宮へ向かったので人も少なかったです。宇治橋の幅の広さと、その長さにも驚いたのですが、何といっても五十鈴川の美しさ。欄干からでも川底が見える…
Ise Shrine|geku Shrine