宮島は波穏やかな広島湾に浮かぶ小さな島ですが、観光客が多く訪れます。魅力的な温泉があり、中国山地から流れる肥沃な養分と早瀬で育った魚は、ふくよかで豊かな味わいと評判。また牡蠣、あなごが有名で小イワシ料理もこの地域ならではの人気名物です。ここでは厳島神社の御朱印や待ち時間、場所から御朱印帳までご案内です。
由緒
宮島にご鎮座地を探すにあたり、佐伯鞍職に勅命があたりました。高天原から連れてきた神鴉に先導され、島の浦々を巡りました。海が満ち干きする今の地を選んで、推古天皇元年に御社殿を建てました。その後、安芸守になった平清盛が寝殿造の様式を取り入れた御社殿に修殿しました。
御祭神
厳島神社の御祭神は、宗像大社を総本山として全国に祀られている宗像三女神の市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命の3柱です。
大鳥居
明治8年に建立された朱色の大鳥居です。海上に建つ高さ16.8mの両部大鳥居は、重要文化財にも指定されています。
本柱には、1本のクスノキが使われています。干潮時には、大鳥居のそばまで歩いていくことができます。この大きな鳥居が砂の上で自重して建っているだけで、倒れないことが不思議ですね。
狛犬
祓殿と高舞台の間には、迫力のある狛犬が置かれています。厳島神社の狛犬は、雌雄がはっきりわかる珍しい型の狛犬です。
狛犬の股間部分をみると、、性別が明確にわかるように作られています。もうひとつ、特徴的なのが、5つに分かれる尻尾です。1本の尻尾からえだわかれするように、5つの尻尾が生えています。
石鳥居
宮島表参道商店街を抜けたところにある、明治38年に建立された石造りの鳥居です。高さ9.7mの大きな鳥居には、周防大島の石材が使われています。大鳥居の前で一礼し、境内に入りました。
鹿
厳島神社がある宮島には多くの鹿が住み着いています。鹿に襲われたりする危険があるだけでなく、人間の持っている紙やビニールに興味を持ってしまい健康被害が出ることから、鹿への餌やりは禁じられています。野生動物は刺激しないように静かに見守りたいですね。
参道
船着場から厳島神社へ続く表参道には、宮島表参道商店街があり、多くのお土産屋さんや食べ歩きのお店が軒を連ねています。海を眺めながら、のんびり散策を楽しみました。
満潮や干潮など潮位
厳島神社は潮汐によって姿を変える美しい神社です。干潮のときは、大鳥居まで歩いてむかえます。満潮時は海に浮かんだような幻想的な厳島神社が眺められます。季節によって、満潮と干潮の時間は変わってくるので訪れる際は、事前に確認しておくといいでしょう。
昇殿受付
厳島神社の昇殿の初穂料は、大人300円、高校生200円、小中学生100円です。神社入口では、宝物殿との共通割引券も拝受いただけます。当日に限り、再入場が可能です。
参拝入口
厳島神社の入口は、東回廊にあります。昇殿の初穂料をお渡ししてから、手水舎で口と手を洗います。
手水舎
昇殿料受付の後方には、手水舎があります。手と口を清めてから、神聖な場所に足を踏み入れました。
厳島神社で頒布の御朱印帳や時間や値段
厳島神社で頒布されているオリジナルの御朱印帳です。初穂料(値段)は1,000円です。
大鳥居、桜があしらわれていて可愛いです。御朱印は下記でご案内しております。また御朱印受付時間は時期によって異なり、下記になります。
御朱印受付開始時間 |
8時30分~ |
御朱印受付終了時間 |
・1月1日~1月3日:午後6時30分
・1月4日~2月末日:午後5時30分
・3月1日~10月14日:午後6時00分
・10月15日~11月30日:午後5時30分
・12月1日~12月31日:午後5時00分
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混雑・待ち時間や授与所(場所)
御朱印をいただける場所ですが社殿内にある朱印受付でいただけます。
御朱印の混雑時間、待ち時間ですが今まで厳島神社には日曜に一回、平日に一回の計二回行きましたが日曜のお昼に行った際は50人くらい並んでおり、御朱印をいただくのに1時間以上かかりました。
平日に行ったのは9月頃で少し暑い日でしたが行列ができておらず、すぐにもらえました。平日と週末とでかなり差があると思います。またフェリー乗り場の駐車場も日曜の場合は朝9時頃に行っても近くの駐車場は満車になることが多いみたいです。
初穂料(値段)は300円で拝受の御朱印
拝受の御朱印になります。初穂料(値段)は300円ですが、御朱印をいただく為には入場料(昇殿料)300円が必要です。
フェリーの乗船時間
宮島フェリーの運賃は以下となります。自転車、バイク、四輪の表示運賃はあくまで車単体の運賃で、これに別途標準運賃が必要です。
四輪は下記のように長さによって運賃が異なります。障がい者手帳、または療育手帳をお持ちの方は半額など別途料金が適用されます。
乗船時間は、約10分です。
フェリーは朝の9時から18時迄は10分から15分間隔で運行しています。
始発は宮島口から宮島6:25分発・宮島から宮島口5:45分発。終発は宮島口から宮島 22:42分発・宮島から宮島口 22:14分発。どちらもJRフェリーです。
標準運賃(往復) |
大人:360円
小学生以下180円 |
自転車(往復) |
200円 |
バイク(往復) |
125cc以下:380円
125cc~750cc:580円
750cc以上:760円(片道) |
四輪(往復) |
3m未満:1,580円
3m~4m:2,420円
4m~5m:3,380円
5m~6m:4,420円
|
住所 |
広島県廿日市市宮島口1丁目11-5 |
受付時間 |
9:00~12:00/13:00~17:00 |
お問い合わせ |
0829-56-2045 |
参拝の所要時間
主要な観光スポット(厳島神社・千畳閣・五重塔・大願寺・大聖院など)をランチを食べてゆっくり観光しても往復3時間30分ほどあれば十分観光できます。フェリー乗り場周辺の駐車場、厳島神社のお守りについては以下ページでご案内しておりますので宜しければご参照下さい。
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コンビニ
宮島にコンビニはありません。食料品や宮島桟橋にキヨスクがありますが日用品は取り扱いしていないので、フェリーに乗る前の宮島口駅に近くにあるセブンイレブンで予めご購入下さい。
客神社
厳島神社にある境内摂社のひとつです。東回廊から入ると、最初に訪れる神社です。天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野櫞樟日命が祀られています。
鏡の池
厳島八景のひとつで、干潮時には丸い池が現れます。絶えず水が湧き出ている不思議な場所で、パワースポットとしても知られています。
右楽房
御本社の海側に突き出た平舞台と高舞台の左右にあるのが、楽房です。本殿から見て右手にあるのが右楽房になります。高舞台で右舞が行われる時は、右楽房が使われます。
右門客神社
右楽房の中にある神社です。中には、覆屋があり御祭神である櫛磐窓神が祀られています。
高舞台
祓殿の前にある舞台です。日本三舞台のひとつに数えられています。コンサートやイベントなども開催されています。
祓殿
拝殿の手前にある開放的な建物です。高舞台の反対側にあります。祓殿から見る、高舞台と大鳥居のコントラストの美しさに目を奪われました。
祈祷受付
社務所では、毎日ご祈祷の受付を行っています。ご祈祷料は3,000円からです。個人の予約は受け付けていないので、当日社務所に出向くようにしましょう。
大国神社
厳島神社の境内摂社です。大国主命が御祭神として奉られています。
本殿
推古天皇元年に創建された、1400年以上の歴史がある建物です。宗像三女神の3柱が祀られています。平成8年には、世界文化遺産にも認定されました。
能舞台
西回廊の先にある舞台です。海上に舞台が造営されているのは、珍しいですよね。
反橋
西回廊へ渡る全長24mの太鼓橋です。擬宝珠には、刻名が残されています。
宝物館
平家より奉納された貴重な美術品や工芸品などが保管展示されています。建物は、コンクリートに漆が塗られた珍しい造りです。
大元神社
厳島神社の境外摂社です。保食神、佐伯鞍職、国之常立神、大山祇神の4柱が祀られています。
清盛神社
厳島神社の境外摂社です。平清盛が祀られています。毎年3月20日には、清盛祭りが行われます。
金刀比羅神社
佐伯鞍職と大物主神を御祭神としてお祀りしている神社です。香川県の金刀比羅宮を本宮としています。船の航海安全のために建立されました。
粟島神社
御祭神少彦名命をお祀りする境外摂社です。大聖院の前にある滝小路の先に、ひっそりと佇んでいます。お賽銭を喜捨する際は、ガラス戸を開けて御祈願します。
瀧宮神社
大聖院のそばを流れる白糸川のそばの登山道を上がった先にある境外摂社です。湍津姫命が祀られています。
四宮神社
紅葉山公園内にある厳島神社の境外摂社です。加具土神が祀られています。周辺の摂社を合祀したと考えられることから、四宮神社には、3つの鳥居があります。
三翁神社
厳島神社の裏手にある境外摂社です。平清盛が日枝神社から勧進したのがはじまりとされています。大綿津見神、安徳天皇、二位尼、佐伯鞍職、所翁、岩木翁、大国主命、猿田彦神、御子内侍、竹林内侍、徳寿内侍の11柱が祀られています。
荒胡子神社
厳島神社と五重塔の間にある境外摂社です。賽銭箱の手前には、木の柵がかけられ中までは進めません。外から中の様子を伺いました。
千畳閣
通称、千畳閣と呼ばれているのが、豊国神社です。豊臣秀吉が千部経の転読供養のために天正15年に建立を命じました。秀吉が死んだため、未完成で残されています。明治時代に豊臣秀吉と加藤清正が祀られ、豊国神社となりました。桃山時代の豪華絢爛な建築を取り入れた建物で、軒の瓦には金箔がはられています。
五重塔
応永14年に建てられた高さ27.6mの塔です。和洋と唐様の模様を融合させた荘厳な建物です。脇には、千畳閣
が建てられています。内部には、唐文様で龍が描かれています。高台にあり、厳島神社の美しい景色を眺められます。
幸神社
厳島神社の境外摂社で、猿田彦神を御祭神として祀る神社です。かつては、疫病を司る牛頭天王が祀られていました。社殿の奥には、子孫繁栄や災いを防ぐために祀られた陰陽石が置かれています。これは、道祖神の御神体といわれています。
今伊勢神社
要害山の上にある厳島神社の境外摂社です。長い石段の先に本殿と拝殿があります。天照大神、春日大神、八幡大神、素戔嗚尊、猿田彦神、興津彦命、興津姫命の7柱が祀られています。宮島の町屋通りにあり、歴史を感じながら参拝をしました。
御笠浜
厳島神社と大鳥居がある浜辺です。海を背景に大鳥居が眺められる有名なフォトスポットです。夕方には、夕日と鳥居の美しいコントラストを楽しめます。
アクセス
厳島神社のアクセス情報です。
名称 |
厳島神社 |
住所 |
広島県廿日市市宮島町1-1 |
受付時間 |
9時~16時 |
お問い合わせ |
0829-44-2020 |
- ≪電車≫
JR西日本:宮島口駅
広島電鉄:広電宮島口
- ≪船舶≫
宮島口桟橋から フェリーで宮島桟橋へ(約10分)
広島護国神社の御朱印
広島護国神社は広島市に鎮座しており、祭神は第二次世界大戦までの広島県西部(旧安芸国)出身の戦死者などです。宮島口駅から距離は23km、車で向かった場合は30kmほど時間を要します。広島カープが必勝祈願に来る神社としても知られています。下記では御朱印やオリジナルの御朱印など現地の情報をお届けしております。
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