金沢市は多くの観光スポットがあることから、近年観光者数が増加傾向あります。やはり四季を通じてさまざまな自然美が堪能できる兼六園をはじめ、歴史ある建物が続くレトロな雰囲気を楽しめる『ひがし茶屋街』など散策にもってこいの場所も数多くあります。ここでは金沢市の尾山神社の御朱印や受付時間、御朱印帳からご利益までご案内致します。
由緒
1599年に前田利家公が亡くなった後、利長は利家を仰ぎ神として祀ろうとしましたが、徳川幕府の許可なくして勝手に断行するはできず神社創建に踏み切ることができませんでした。そこで利長は守護神としていた物部八幡宮、榊葉神明宮を遷座する名目で社殿を建立し、利家の神霊を合祀。
そして廃藩置県後、旧加賀藩士等は祭祀を継続し、利家公の功績を不朽に伝えんと明治6年旧金谷御殿の跡地である現在の社地に社殿を新築しました。創建は1873年です。
御祭神
主祭神は加賀藩の藩祖である前田利家です。戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、戦国大名で豊臣政権の五大老の一人。
鳥居
始めて見た時にこれは神社なのか?教会なのかと一瞬迷ってしまう神社です。この斬新な佇まいが記憶に残りますね。また夜はステンドグラスがライトアップされてとてもきれいです。国重文指定の神門がみどころです。
参道
尾山神社の参道です。神道とは少し異なる洋風の雰囲気が独特ですね。
石段・神門
尾山神社の石段と神門です。1875年に擬洋風建築という洋風を真似て作られました。この神門は三層構成で、第三層は四面五彩のギヤマン張りで神灯が点灯され、その光は遥か遠くの日本海を航行する船からも見えたようです。また避雷針が最頂部に設置されており、日本最古だそうです。
ご利益
尾山神社のご利益ですが、御祭神が前田利家という戦国大名であったことから出世運、勝負運のご利益が授かる神社として知られています。
前田利家像
前田利家の像です。織田信長公に仕え青年時代は赤母衣衆として従軍しました。槍の名手だったため、「槍の又左」の異名をもって敵軍に怖れられました。
東神門
旧金沢城の二の丸の唐門で、1870年以来旧卯辰山招魂社前にあったものを、1963年に尾山神社に移築しました。金沢城は何度も火災に遭い、ほとんどが焼失しましたが、この門が幸い難を逃れたのは唐門の二匹の竜が水を呼んだためと言い伝えられています。
手水舎
尾山神社の手水舎です。参拝前に清めます。
尾山神社で頒布の限定御朱印帳や受付時間やサイズ
尾山神社で頒布されている限定の御朱印帳になります。また御朱印帳袋も頒布されています。御朱印帳には和漢洋の三洋式を混用した神門があしらわれており、オリジナルな御朱印帳です。初穂料(値段)が1,500円~2,500円となっています。
一番右の2,500円の御朱印帳は小さいサイズです。そして1,500円の神門が刺繍されている青(紺色)の御朱印帳のサイズは約16cm×11cmです。
また御朱印の受付時間ですが以下の時間帯に拝受していただけるということです。御朱印は後ほどご紹介させていただきます。
授与所
上記が尾山神社の御朱印の授与所になります。
月替わりの御朱印
授与所で拝受いただいた尾山神社の御朱印です。初穂料(値段)300円です。令和元年にいただいたので奉祝の副印が押されています。また右下の副印は月替わりで変わります。私は11月に拝受いただいたので霜月の副印が押されています。12ヶ月制覇するのも良いかもしれないですね。
令和になった際や初詣など期間限定の御朱印は現段階では拝受されていないようです。今後もそういった御朱印が拝受された際は追記致します。
またこれは毎年必ずというわけでないかもしれませんがある年の初詣は混雑緩和の為、御朱印帳に記帳はしていただけず、紙に書いた書置きでの授与だったようです。
拝殿
尾山神社の拝殿です。中央天井は格天井作りで各間毎に岩絵具による極彩色のうどんげの花が美しく描かれています。欄間は約八寸厚の欅の一枚板に見事な梅花紋を透彫にし、極彩色の華麗な彫刻で、旧金谷御殿から移築したものです。
パワースポット『さし石』
こちらの石は尾山神社のパワースポットと言われており、一般に番持ち石と言われ、古くより若者らがこの石を担いで力と技を競ったそうです。特にここ加賀においては草相撲と並んで盛んに力比べが行われたようです。
これにちなんで、この石に触ると健康になると言われ、古くより多くの人が、この石を触り幸福への第一歩である健康を祈ったということです。
神苑
古代舞楽の楽器を模した地泉廻遊式の名園です。現在は、当時の水路が断絶したので、井戸を堀り地下水を池に流しています。
絵馬
尾山神社で頒布されている絵馬です。種類もいくつかあり初穂料(値段)500円で奉納できます。叶えたい願い、切実な悩みがある方は絵馬も良いかもしれませんね。
金谷神社
金谷神社には主前田利長をはじめ三代から十七代までの藩主、当主と正室(夫人)をお祀りしています。
アクセス
尾山神社のアクセス(交通案内)になります。最寄り駅の金沢駅から尾山神社までは距離が約2kmで車の場合は5分程度です。徒歩の場合は約25分程度要します。下記のグーグルマップは金沢駅から尾山神社までの徒歩のルートです。
神社名 |
尾山神社 |
住所 |
石川県金沢市尾山町11-1 |
受付時間 |
8時30分~18時 |
お問い合わせ |
076-231-7210 |
尾山神社で頒布されているお守りの一覧やおみくじ、無料駐車場や周辺コインパーキングは下記ページで全てご説明しております。
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参拝メモ
平日の晴れた日に地元である金沢市内の尾山神社に行ってきました。こちらの神社には境内にある兼六園菊桜が5月のゴールデンウィークのときに満開になるので、その時期によく訪れます。花びらが300枚以上ある鮮やかなピンクの桜の花は見応え充分です。
平日とはいえ、観光客らしき方々や地元の人がちらほら。石段の上に堂々とかまえる「神門」は和漢洋の三洋式を混用した風変わりなつくりになっており、特に三層目にあるギヤマン張り(ステンドグラス)が入るように皆さん写真を撮影していました。
参拝を済ませて境内を歩くと様々な利家公やお松の方の像や、様々な石碑があり散策にちょうどよい広さです。お腹がすいたので、境内から歩いて1分のところにある昔ながらの中華料理のお店「平和軒」に行き、優しい味のワンタン麺をいただきました。お腹も心も満たされて気持ちの良い一日です。