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由緒

長崎県は、戦国時代にイエズス会の教会領になりました。寛永2年に初代宮司青木賢清が諏訪・森崎・住吉の三社を西山郷円山に再興し、長崎県の産土神としたのが諏訪神社のはじまりとされています。

御祭神

諏訪神社には諏訪神社・森崎神社・住吉神社があります。諏訪神社の御祭神は、建御名方神と八坂刀売神、森崎神社の御祭神は、伊邪那岐神と伊邪那美神、住吉神社の御祭神は、表筒之男神、中筒之男神、底筒之男神の住吉三神です。

長野県の総本社

全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社は長野県の諏訪湖周辺に鎮座している諏訪大社になります。諏訪大社の現地レポートは以下をご参照下さい。

ご利益

諏訪神社は婚活や縁結びにご利益があり、パワースポットとしても有名です。そのほか、商売繁盛や金運アップ、災厄除けなどにもご利益があるとされています。

拝殿

石畳の道の先にある立派な拝殿です。明治2年に再建された社殿に増築する形で、昭和58年に建立されました。鎮守の森に囲まれて、厳かな雰囲気です。

手水舎

昭和16年に長崎市東浜町トラヤ本店橋本覺一によって奉納された手水舎です。銅板葺の屋根は、昭和59年に橋本信雄により、奉納されました。屋根裏には、手水の使い方を描いた看板がかけられています。初めて訪れたときでも、安心ですね。

鳥居

諏訪神社には、一の鳥居から五の鳥居まで5つの大きな鳥居が建てられています。参道にそって、鳥居が並ぶ様は荘厳です。市役所通りにある一の鳥居の前には、立派な燈籠と、諏訪神社とかかれた社号標がありました。

石段

一の鳥居から、五の鳥居まで120段の石段が続きます。五の鳥居をくぐった先にあるのは、長坂と呼ばれる73段の石段です。

石段上からの眺望

石段を上った先にある大門前からは、彦山方面の景色を一望できます。夜は、美しい夜景を楽しめます。月見の名所として多くの人が訪れるスポットです。

諏訪神社で頒布されている御朱印帳や時間

諏訪神社のオリジナルの御朱印帳は三種類あります。一番右の御朱印帳は大祭（くんち）にちなんだ数量限定の限定御朱印帳になり絵柄は毎年変わります。左の二つは初穂料（値段）1,500円、一番右が2,000円となっています。

御朱印は後ほどご紹介させていただきますが、受付時間は以下となります。

授与所

お守りや御朱印をいただける授与所になります。

おみくじ

おみくじは「吉」でした。運気はまず良しで願い事は邪魔はあるけれど叶うとのことでした。

初穂料（値段）500円の拝受の御朱印

拝受の御朱印で初穂料（値段）500円でした。鎮西とは九州本島の他か、壱岐(いき)、対馬、五島列島、甑(こしき)島などを含む九州地方の別称だそうです。

玉園稲荷神社の御朱印

境内末社の玉園稲荷神社の御朱印になります。諸願成就のご利益があり狐が押印されています。こちらも初穂料（値段）500円です。

お守りの返納や種類一覧

諏訪神社で古くなったお守りや御札を返納する方法ですが古札納所がありませんので授与所にて手渡しで返納して下さいとのことです。

諏訪神社では数多くお守りが頒布されています。まず一般的な錦守だったり、交通安全のお守り、桐箱入りの安産守、リラックマ、キティちゃんのお守りもあります。

金運や縁結び

金運、縁結びや昇竜カード守、学業成就のお守りから必勝応援御守という神様の篤いご加護がいただけるお守りも授与していただけます。

商売繁盛や海上安全、交通安全などの御札もありました。

絵馬

絵馬は諸願成就、健康や合格祈願などの絵馬を奉納できます。また他のお守りとして仕事守や足腰元気守、運気上昇のお守りなどもあります。

さざれ石

国歌君が代にも歌われているさざれ石です。小さな石が長い年月をかけて、固まってできた霊石です。拝殿前の境内に鎮座しています。

東照宮

諏訪神社の南西にある末社です。承応元年に、玄澄が松嶽山正光院安禅寺を建立し、徳川家の霊牌安置所として、崇敬を集めました。徳川家康公をはじめ、歴代の徳川将軍が、御祭神として祀られています。社殿の前には、阿形と吽形にの狛犬が鎮座していました。

長崎公園の噴水

諏訪神社に隣接する長崎公園にある噴水です。長崎公園は、長崎で1番古い公園ですが、その中にある噴水は、日本最古の装飾噴水とされています。木々に囲まれた噴水には、光が差し込み、水がキラキラと光って幻想的です。水盤からは、勢いよく水が吹き出ていました。

大門

73段の長坂をのぼった先にある門です。左右には、随神が置かれ、神社を護っています。軒下には、立派なしめ縄がかけられています。

男石(陰陽石)

諏訪神社の一の鳥居付近に埋め込まれている石です。江戸時代から伝わる霊験あらたかな陰陽石です。女性は、男石を踏んでから、拝殿前で両性合体石を踏むと、良縁に恵まれるといわれています。

女石(陰陽石)

四の鳥居付近に埋め込まれている石です。形状から、女石とよばれています。一の鳥居付近にある男石同様、踏むと良縁に恵まれるといわれています。男性は、女石を踏んでから拝殿前の両性合体石を踏みます。

大黒様

拝殿の左側には、大黒様と恵比寿様が鎮座しています。恵比寿・大黒縁結び「恋占い」の祈願が人気です。まず、男性が大黒様に、女性が恵比寿様に志を入れます。次に、恋する人を願いながら目をつぶって、男性は恵比寿様の方に、女性は大黒様の方に歩いていきます。見事たどり着ければ、恋が成就するとのことです。是非挑戦してみたいですよね。

太鼓楼

平成4年に、平成の御大典記念として施工されました。中には、胴回りが4.25mもある大きな太鼓が置かれています。この太鼓は、朝と夕方に音を響かせ、氏子の穢れをはらっているそうです。

諏訪荘

大正9年に、永見寛二が建てた、大正時代を代表する日本建築です。無節の日本栂材で作られた建物には、釘が一切使われていません。昭和3年から昭和59年までは、和式旅館として、皇太子さまをはじめ、内外の著名人に多く利用されてきました。旅館廃業後に、諏訪神社に移築奉納されました。

神馬

長崎にある平和祈念像の作者としても知られる北村西望の神馬像です。もともと、諏訪神社には神馬像が鎮座していたものの、太平洋戦争で供出され、姿を消してしまったそうです。昭和天皇即位60年の記念に奉納されました。今にも走り出しそうな躍動感ですね。

まよい子志らせ石

鳥居脇にある、鉄柵に囲まれた石柱です。「まよひ子志らせ石」とかかれた柱は、明治12年に建立されました。

参拝客でにぎわう雑踏の中で、迷子が続出したため、石柱が建てられました。子とはぐれた親は、左側には子の特徴を書き、迷子を見つけた人は、右側にその子の特徴を書いたそうです。電話もない時代の親と子を結ぶ案内板だったんですね。

高浜虚子句碑

諏訪神社斎館前にある高浜虚子の句碑です。「年を経て 廣がるのみの 夏木哉」と書かれています。

参拝者用の無料駐車場

諏訪神社では参拝者用の駐車場（無料）があります。収容台数は普通車で約20台ほどです。

立体駐車場もあり、こちらは約40台ほど停められると思います。こちらも無料駐車場です。

アクセス（最寄り駅）

諏訪神社のアクセス情報です。最寄り駅は路面電車の「諏訪神社」電停で下車していただき、地下道を通ると諏訪神社の参道へ出ます。

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