東京都千代田区といえば国会議事堂や皇居があるところで人通りが多く有名ですが、ここから約800mほどと近い距離には英霊が祀られている靖国神社があるなど観光スポットも非常に多いことで知られています。ここではそのビルが立ち並ぶオフィス街に鎮座している人気スポットである縁結びで有名な東京大神宮をご案内させていただきます。
由緒
東京大神宮の創建は1880年で、伊勢神宮の遥拝殿として最初は日比谷に創建され、日比谷大神宮と呼ばれていましたが、1923年の関東大震災で焼失し、1928年に現在の飯田橋の地に再建・遷座され「飯田橋大神宮」と呼ばれるようになり、第二次世界大戦後には東京大神宮と称されるようになりました。
遥拝殿とは「遥か彼方から拝む為の建物」という意味で、簡単に申し上げれば伊勢神宮がある三重県伊勢市に行かなくても、現地で参拝した場合と同じようなご神徳を頂ける建物ということです。東京大神宮は一部で『東京のお伊勢さん』とも呼ばれているようです。
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鳥居・御祭神
東京大神宮の鳥居です。また御祭神は以下の二柱です。
・天照皇大神… 伊勢神宮の内宮の神(日本国民の総氏神)
・豊受大神… 伊勢神宮の外宮の神(農業、衣食住の守護神)
縁結び
東京大神宮は縁結びのご利益がある神社として非常に有名ですが、なぜ縁結びのご利益があると言われているかというと、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神の三柱は造化の三神と言います。
造化の三神とは日本最古の歴史書である『古事記』にも登場する〝むすび〟を司る三柱の神様を指すことから縁結びのご利益があるとして広く知られるようになりました。
またご神徳は縁結びだけではなく家内安全・商売繁昌・厄除開運・交通安全・学業成就といったご利益があると東京大神宮では公式に案内されています。
神前結婚式
東京大神宮では神前結婚式を行っていただけますが、一番最初に神前結婚式が行われたのは明治33年、当時の皇太子殿下(後の大正天皇)と九条節子さま(後の貞明皇后)の御結婚です。そしてその慶事を記念して、東京大神宮でも一般の人々に向けた神前結婚式が始まりました。
大正元年に発表された夏目漱石の有名な小説『行人』にも、日比谷大神宮(現在の東京大神宮)における結婚式の様子が描かれているそうです。また挙式のプランは人数、料理、お色直しなどによって異なりますが20万円台~200万円台まで様々なプランが用意されています。
拝殿
東京大神宮の拝殿です。拝殿の重厚感が良いです。こちらは二礼二拍手一礼です。
東京大神宮で頒布の限定御朱印帳や受付時間
上記が東京大神宮で頒布されております三種類の限定御朱印帳で初穂料(値段)が1,000円です。御朱印は後ほどご案内致します。なお以下が受付時間ですがお守りと御朱印では時間が異なりますのでお気をつけ下さい。
授与所(場所)
上の画像が御朱印の授与所になります。下の画像はお守りを購入できる場所です。
拝受していただいた御朱印
上記が東京大神宮で拝受していただいた御朱印です。初穂料(値段)が300円です。参拝記念のステッカー付で、この御朱印は令和元年の11月にいただきました。
また令和元年の5月1日、つまり令和の最初の日ですが、東京大神宮の予想以上にものすごく人が並んだようで、安全上の配慮から御朱印の授与は早めに終了となったようです。
飯富稲荷神社初午祭
飯富稲荷神社初午祭は3月の上旬に行われる祭りで、2月は、全国の稲荷神社で「初午祭」が行われます。これは京都の伏見稲荷神社の御祭神が、711年の2月の最初の午の日に、三ヶ峰の山上に降臨したことにちなみます。元々、稲荷は「稲成」ということで五穀豊穣の神でしたが、農業に限らず商工業などを守護する神様として幅広い信仰を集めるようになっていきました。
また芸能にゆかりが深い神社であることから、芸道精進の祈りが込められた歌舞伎俳優らによる絵馬も奉納されます。境内で見ることができます。下記の御朱印は飯富稲荷神社の御朱印です。
七夕祈願祭限定の御朱印はある?
東京大神宮で有名祭典行事として七夕祈願祭があります。こちらは七夕の7月7日に心願成就と除災招福を祈願してくださいます。
参列の予約は不要で先着順です。ただ受付して下さる時間内でも祈願の申込書がなくなり次第、終了となりますので、毎年かなりの行列ができます。また受付時に祭典初穂料として2,000円以上ご奉納ください。
祈願祭は一度に約100名祈願して下さり、数回に分けて行います。開始時間は毎年異なり令和元年の2019年は午後2時より始まりました。
また七夕祈願祭限定の御朱印は現段階ではありません。今後限定の御朱印が拝受されるようでしたら追記致します。
ただ下記の七夕期間限定の「幸せ星まもり」 (初穂料800円)と、「幸せ星短冊」 (初穂料300円)が授与されます。これは※6月1日から授与されるもので数に限りがありますので手にしたい方はお早めに東京大神宮にお越しください。
私も一度東京大神宮の七夕祈願祭に行って事があるのですが、その時は2時間ほど待ちましたね。並んでいるのはほとんど女性です。
ご神木
東京大神宮のご神木です。樹齢は100年以上とのことです。ご神木は拝殿右側の少し奥に見えます。やはり木々は生き物ですからそのパワーを感じますね。
絵馬掛所
東京大神宮の絵馬掛所です。奉納されている絵馬を見ると、やっぱり多くが縁結びに関することでしたね。皆さんの願いが叶うことを願っています。
恋愛成就の結び札の効果
先ほどの絵馬掛所の画像の下部に「結び札掛」がありますが、これはどういうものかと言いますと、すぐ上の画像の「結び札」と名づけた木札です。これは願い事が叶うようにという木札で中央から二つ分かつことができます。一片にご自身の名前を記して神社に納め、もう一片はお守りとしてお持ちになるものです。
こういうのって案外メジャーなお守りではないので軽視されがちですけど、私の知人がこれを購入したら三か月後に恋人でいたので効果あるのだと思います。
縁結び絵馬
東京大神宮の絵馬は複数種類があり、上記は縁結び絵馬で、初穂料(値段)は500円です。
左から「鈴蘭」の絵馬、中央の「叶結び」は願望成就の意味をもつ、縁起の良い紐結びの絵馬。そして右が「神話」で最古の結婚の姿を描いた絵馬です。
花祈願絵馬
月替わりの祈願絵馬です。こちらも初穂料(値段)は500円です。各月限定の絵馬のため、参拝された月以外の絵馬は授与してもらえず、数量限定です。
アクセス
東京大神宮のアクセス(交通案内)になります。
神社名 |
東京大神宮 |
住所 |
東京都千代田区富士見2-4-1 |
開門時間 |
・お守りの授与時間:8時~19時
・御朱印受付時間:9時~17時 |
お問い合わせ |
03-3262-3566 |
- ≪最寄り駅(飯田橋駅)≫
・JR中央・総武線
・東京メトロ有楽町線・南北線・東西線
・都営地下鉄大江戸線
・各線駅より徒歩約5分です
- ≪JR東京駅から≫
JR東京駅 → JR御茶ノ水駅 → JR飯田橋駅
JR東京駅からJR飯田橋駅まで乗車時間は8分です。
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