タロットのリーディングのコツや方法は？

占いたいことを決める

①占いたいことをなるべく1点に絞る。他人を占う場合ならお相手とやり取りして悩みの核心を把握して1点に絞る。複数の案件、たとえば「恋愛と転職を同時に占う」事は一つのスプレッドではできません。恋愛と転職を占う場合は、2つ以上のスプレッドが必要です。お客様を占うような場合に、あれもこれも占って欲しいとおっしゃる方がいます。そういう場合は、一番知りたいことを一つに絞ってもらえるようにお願いしてみましょう。

今や近未来を占うのがタロット占術

②タロット占術で鑑定できるのは、せいぜい3か月先の心理状態のみです。

タロットは今この瞬間の相手の気持ちを読むのには適した占術ですが3か月以上先の予想を出す占術ではありません。そういう先の占い結果が欲しい場合は別の占いを当たったほうが良いでしょう。

長期的な運勢の流れを占うのなら、タロット以外の占いを当たってみたほうがよいかもしれません。「今から転職活動をして1年後は希望する業界に入れるだろうか？」という質問はタロットでは部分的にしか占うことができません。

残酷な一面があるタロット占い

③他人を占う場合は特に相手の気持ちを傷つけないこと。頼まれて他人のことを占う場合もあるでしょうが、タロットは時に残酷な結果を返してくる占いです。

占術に本質的に残酷な一面がある為ですが、真実味があるからこそ深く傷つくという面もあるでしょう。

どのような結果が出ても相手の気持ちを傷つけたり、落ち込ませたりするような伝え方は避けたほうが無難でしょう。しかし正直に回答を出すと占い師に八つ当たりする女性も多いので注意が必要です。

ながら占いはダメ

④真面目に行う。占い師は精神統一や気合いが必要です。特にテレビを見ながらとか、〇〇を食べながらとか、“ながら”占うことはオススメできません。軽い気持ちでカードを引いて直感的に読むことも良いのですが、自分のことを占う場合のみです。他人を占うときは相手の気持ちに立って、環境を整えてから真剣に占ったほうが良いでしょう。

アロマや耳栓の活用

⑤集中力を高めるように努力をする。（占い師によってはアロマを焚いたり、耳栓をして外部の音を全部シャットアウトして集中力を高める工夫をしているようです。一人きりになれるリラックスして取り組める場所で占いをするほうがよいでしょう。

集中して占うために必要ならタロットクロスなどを利用するのもよいでしょう。

タロットの教科書や解説書を熟読する

⑥1冊ではなく日頃からタロットの教科書をよく読む。何冊も保有しておき鑑定ごとにこまめに参照にすること。本によってタロット占いは書いてあることがかなり違います。慣れてくると色々な本を読んで、参照にできる部分はどんどん自分で盗んで、自分の知識を向上させていく必要があるでしょう。

ウェイト版だけではなく、マルセイユ版の知識も持っていると、もっとカードを「深く」読むことができます。

やはり大アルカナを理解できていないのに小アルカナを用いても混乱するだけです。またスプレッドも一度に全てを浅く習得しても、なかなか上達しません。ヘキサグラム法やホースシュー法などであれば枚数をあまり必要としないので背景を読み取れるものを使って何度も練習を重ねる方が近道です。

言葉の意味の幅を知る

⑦どんな相談でもそうですが白か黒か良いか悪いかなどで判断できるものではありません。例えば「崩壊」と出ても、どういう意味を持つかは相談の内容によっても異なりますし、お客様それぞれの状況によっても解釈が異なります。

仮に「恋愛」「仕事」の二つがあり「崩壊」と出た場合はどう解釈するか？

その結びつけの練習をすることも有効です。タロットにはカードそれぞれのキーワードがありますから、そのキーワードを全てピックアップして「そのキーワード」と「悩み」を結びつけるなど練習してみて下さい。

事前にリサーチ

⑧他人を占う場合は、相手の「年代」「性別」「独身・既婚・子ども」「相手が気になるお相手とどうなりたいのか？」…といった点について事前に情報を得てから鑑定をするとリーディングの精度が高くなりやすい。（相談相手とのコミュニケーションは非常に大切です。それによってリーディングの精度はいくらでも変化します。相手の求めている情報はなにか？知るためにいろいろ会話をしましょう。コールドリーディングは悪くありません。占い師が邪悪な感情を持ったら悪なのです。

自分の信じたいことだけを信じる

⑨同じ質問について何度も占わないこと。これをできない女性が多いのですが、同じ問題について何度も何度も占って貴重な時間を無駄にするのはやめましょう。“自占できないから”といって、占い師のはしごをする女性も多いですが、占い師によって鑑定結果が違ったりすると、自分の信じたいことだけを信じるようになる方が多く、厳しい結果をきちんと伝えた占い師の誠実さが無意味になってしまいます。信じる占いは一つだけにしたほうが良いでしょう。

同じ質問を占う場合は２～3か月間は空ける

⑪同じ質問を占う場合は２～3か月間は空けること。⑨と関係しますが、恋愛相談など一度占ってから、また同じ質問を占う場合は最低でも２～3か月は空けたほうがよいと言われています。タロットで鑑定できるのはせいぜい２～3か月先までですので、あまり頻繁に同じ質問とか、「同じ相手の気持ちと今後」について占うと、何を信じたらいいのか分からなくなってきてしまうでしょう。占いはあくまで大人の女性のためのエンターテイメントであり、そういう「分別」を持って占いを楽しみましょう。

対策を考える

⑪他人を占う場合は、「対策」をしっかり考える。他人を占ってあげる場合には、良い結果であれ悪い結果であれ正直に伝えたほうが良いのですが、「対策」についてしっかり親身になって考えることが重要です。

悪い結果を聞かされると誰でも動揺します。ですから自分に相談をしてくれた方が不安にならなくても済むように、きちんと“こうすれば最悪の結果にならなくて済む”という案を出すべきです。

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