合成樹脂製造技術者ってどんな仕事
合成樹脂製造技術者の仕事は高分子化合物からなる合成樹脂材料を加工・成形し、製品化するお仕事です。
なる為に必要な学歴
樹脂メーカー・プラスチックメーカーで就職するに際して特に学歴は問われませんが就職先によって大卒を応募要件としている場合があります。
なる為に必要な資格
樹脂メーカー・プラスチックメーカーへ就職する為に必ず取得しないといけない資格は存在しませんが国家資格である射出成形技能士(プラスチック成形技能士)の資格を保有しておくことは就職に有利となります。
射出成形技能士の資格については下記をご参照下さい。
射出成形技能士の資格の難易度≪受験資格や合格率は?≫
仕事内容
合成樹脂とは、人工的に製造された高分子化合物からなり、熱や圧力などで加工・成型できる物質を指します。プラスチックと呼ばれるものの大部分はこれです。熱に対する性質から、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂と、フェノール樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂とに大別されます。
合成樹脂製造技術者は、これらの合成樹脂材料を成形機に投入して、過熱溶解してから金型などで形を作って冷却して固め、製品にするという仕事を行っている技術者です。合成樹脂製造技術者になるための特別な資格や学歴は必要ありません。大学で工業を専攻した人の他にも、高校や専門学校で工業を学んだ人も数多く働いています。
主な就業先は、関東、近畿、中京地区などの大都市や工場地帯に多い企業です。常用雇用が一般的で、企業によっては変則勤務(早出、遅出、夜勤など)を行うこともあります。近年では、地球温暖化による異常気象の影響もあり、石油由来のカーボン材料とともに、この合成樹脂も社会からの削減の声が多く聞かれます。
また雇用に関しても、産業ロボットの導入により技術者のニーズはあまり増加していない傾向にあります。使用する合成樹脂の種類にもよりますが、将来的に見ると全体的に需要が伸び悩むことになりそうです。
平均年収や給料・収入
樹脂メーカーに就職した場合の平均年収ですが250万円~300万円程度。もちろんメーカーといっても会社の規模も様々ですから大手となれば勤務年数に応じて400万円、500万円とアップしていきます。ただ技術者の求人はあまり多くないのが現状です。営業職の求人はたくさんあるのですが製造現場で…ということになれば数少ない求人を勝ち取る必要があるでしょう。
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