どんな資格
射出成形技能士とはプラスチック成形技能士とも言います。この資格は国家資格である技能検定制度の一種でプラスチック成形に関する事を身につける事が可能です。
受験資格
- 特級… 1級合格後5年以上の実務経験
- 1級… 7年以上の実務経験または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験
- 2級… 実務経験2年以上、または3級合格者
- 3級… 不問
2級・3級は職業訓練歴や学歴により実務年数は異なります。
学科試験
■ 特級
- 作業管理
- 品質管理
- 原価管理
- 安全衛生管理および環境の保全
- 作業指導
- 設備管理
- プラスチック成形に関する現場技術
■ 1級・2級
- 成形材料一般
- 電気
- 品質管理
- 安全衛生
- 圧縮成形法(選択科目)
- 射出成形法(選択科目)
- インフレーション成形法(選択科目)
- ブロー成形法(選択科目)
■ 3級
- 成形材料一般
- プラスチック成形法一般
- 安全衛生
- 電気
- 射出成形法
実技試験
■ 圧縮成形作業
- 1級:持参した2種類の熱硬化性樹脂を用いて、圧縮成形及びトランスファ成形により円筒状の成形品を製作し、「成形収縮率計算票」及び「材料歩留り率計算票」を作成
- 2級:持参した2種類の熱硬化性樹脂を用いて、圧縮成形により円筒状の成形品を製作
■ 射出成形作業
- 1級:持参した2種類の熱可塑性樹脂を使用して、射出成形により箱状の成形品を製作し、「成形収縮率計票」及び「材料歩留り率計算票」を作成
- 2級:持参した2種類の熱可塑性樹脂を使用して、射出成形により箱状の成形品を製作
- 3級:指定された金型を成形機に取り付け、型締め調整等成形関連作業操作と支給された成形品1個について判別及び寸法測定
■ インフレーション成形作業
- 1級:持参した2種類のポリエチレン樹脂を使用して、厚さ及び折径の異なった合計3種類のフィルムを製造し、「成形寸法検査表」及び「材料ロス率計算表」を作成
- 2級:持参した1種類のポリエチレン樹脂を使用して、厚さ及び折径の異なった合計3種類のフィルムを製造し、「成形寸法検査表」を作成
■ ブロー成形作業
- 1級:持参した2種類の熱可塑性樹脂を用いて、ブロー成形によりボトルを製作し、成形品の内容量と成形収縮率計算票及び材料歩留り率計算票を作成
- 2級:持参した2種類の熱可塑性樹脂を用いて、ブロー成形によりボトルを製作
受験料
学科試験:3100円
実技試験:16500円
合格率
- 特級:18.5%
- 1級:38.9%
- 2級:27.2%
- 3級:50.0%
※平成23年度・厚生労働省発表
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