細胞検査士の年収≪合格率や大学や就職先の給料≫

1 どんな資格？
2 受験資格
3 大学や大学院
4 試験日・会場
5 試験内容
6 合格率・難易度
7 就職
8 給料や年収
9 関連の職業ページ
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どんな資格？

細胞が良性か悪性かの見分けや、良性細胞の中に存在する少数の悪性細胞を発見するなど細胞病理検査を専門とする臨床検査技師としての技能を認定する資格です。

受験資格

①臨床検査技師または衛生検査技師の資格取得後、試験日までに主として細胞診実務に1年以上従事した者

②臨床検査技師または衛生検査技師の資格を有し、日本臨床細胞学会認定の細胞診技術者養成機関を卒業した者

③4年制大学で日本臨床細胞学会が認定した細胞検査士養成課程修了者で大学卒業見込みの者

大学や大学院

細胞検査士資格認定試験が受験できるのは臨床検査技師と衛生検査技師で、臨床検査技師資格は養成コースのある大学、短期大学、専門学校を卒業して国家試験に合格する必要があります。例えば大学の一部をご紹介すると杏林大学（保健学部臨床検査技術学科）、群馬大学（医学部保健学科）、山口大学（医学部保健学科）など。

試験日・会場

一次試験は毎年10月末頃、東京と大阪の２会場で実施。一次試験合格者について二次試験は12月の初～中旬に東京で実施。二次試験に合格すると細胞検査士資格が授与されます。※二次試験の不合格者は翌年の一次試験は免除され、もう一度二次試験を受けることができます。

試験内容

■ 一次試験(筆記）

筆記試験：総論、技術、婦人科、呼吸器、消化器、体腔液（計120問）
細胞画像試験：カラープリントされた細胞画像を見て設問に答える（約60問）

■ ニ次試験(実技）

・同定試験：細胞診標本に示してある細胞を見て、組織型などを推定する試験。
・標本作製実技試験：塗沫、固定などの、標本作製技術のレベルを問う試験。
・スクリーニング試験：婦人科材料、喀痰、尿、体腔液などの細胞診標本を一定時間内に鏡検して、その標本中の異型細胞、悪性細胞を篩別（ふるい出すあるいは選び出す）し、病変推定する試験。

合格率・難易度

合格率… 32%

※上記数値は第36回～40回の平均合格率です。

就職

資格取得後は、大学病院、一般病院、がん専門病院、検診センター、検査センターなどがあげられます。他にも大学・研究機関、製薬会社などでも活躍が期待できます。

給料や年収

実際の求人を掲載させていただきます。

■ 外科病理研究所（勤務地：関東）

勤務形態：常勤
基本給：240,000～260,000円
賞与：年2回
手当等：職種手当、通勤手当、扶養手当等

■ 病院の検査科（勤務地：関東）

勤務形態：非常勤
基本給（時給）：1,800円
賞与：なし

■ 医療センター（勤務地：関西）

勤務形態：非常勤
基本給（時給）：1,290円
手当等：交通費

■ 大学附属病院（勤務地：関東）

勤務形態：常勤
基本給：280,000円～
賞与：年2回
手当等：当直手当、危険手当、通勤手当ほか

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細胞から疾患を考える興味深い仕事。今後、診断には遺伝子検査がさらに組み込まれると予想され、仕事は減少傾向か？。なくてはならない仕事だが、遺伝子分野も視野に検討されたい。

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Manabi