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どんな仕事

食品冷凍技士の仕事は食品の低温加工、品質保全に携わり冷凍食品を製造します。また冷凍技術に関する資格は食品冷凍技士があります。ここでは食品冷凍技士の資格の内容についてお話をさせていただきます。

どんな資格？

食品冷凍技士とは食品の低温による加工、品質保全に携わる技術者を対象とした40年以上の歴史をもつ資格制度で単に処理加工のみではなく、食品冷凍技術の開発、応用に携わる研究者、製造工程や流通過程の品質管理、 検査に従事する優秀な技術者に、日本冷凍空調学会が個人会員を対象に認定する資格です。

受験資格

食品冷凍技士の受験資格は以下の通りです。

• 食品の低温による加工・管理・作業・輸送流通の業務に従事して通算３年以上の経験を有する者
• 食品に関する（食品に係る単位を取得して）大学、短大、高専を卒業し、上記1.の実務経験が通算１年以上ある者

試験内容

• 食品冷凍の総論と物理
• 食品冷凍の化学
• 食品冷凍の衛生学
• 冷凍設備と解凍設備

• 水産物の冷凍
• 農産物の冷凍
• 畜産物の冷凍
• 冷凍食品の品質管理

合格率・難易度

おおむね67%程度（社団法人　日本冷凍空調学会発表）

受験料

￥10,000（税込）※税率によって異なります。

技士登録料

￥7,000（税込）※税率によって異なります。

この食品冷凍技士は試験に合格すれば自動的に資格取得となるわけではなく登録が必要です。その登録には入会金1,500円、年会費9,600円、技士登録料￥7,000が必要です。※入会金、年会費等、税率によって金額は異なります。

食品冷凍技術者の仕事内容

私たちの生活に欠かせないもの、と言っても過言ではない冷凍食品。食品冷凍技術者は、その冷凍食品を製造する技術者です。
一般的には学歴や資格などは必要なく、冷凍加工食品製造会社勤務し、食品の加工、冷凍作業に従事します。

冷凍食品の製造は、取り扱う製品の種類によって、水産物のように下処理に時間がかかり、機械では行いにくい、加工方法(三枚おろし、切り身、剥き身など)も多いため、手で行うことが多い作業です。そのため、作業員も女性が多くを占め、パートやアルバイトによる労働力の割合が多いのも特徴です。

取得しておいた方が良い資格として、前述しましたように日本冷凍空調学会による試験に合格して認定される｢食品冷凍技士｣があります。

低温加工技術や冷凍食品の処理、品質管理など、幅広い専門的な知識を技術が必要なのはもちろんのこと、その背景にある食品学や食品化学の知識のしっかり持っていることも大切です。この資格に合格しても3年以内に登録手続きを行わなければ資格が失効してしまいますので注意が必要です。

有資格者は冷凍食品の処理加工に携わるだけではなく、技術開発をする研究者、普及指導するエンジニア、管理技術者、品質検査など、幅広い分野で活躍できます。資格を取得しておくと、昇格・昇進には有利となるでしょう。

平均年収や給料・収入

食品冷凍技術者の多くは冷凍技術を必要とするメーカー、特に食品メーカーに就職をすることになり大手の冷凍食品メーカーの場合の収入例は40歳で年収550万円～650万円。中小の場合は450万円～550万円ほどです。

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