ここでは姑との良い関係を構築する方法、またトラブルが少ない接し方、お孫さん対策など実際の既婚者の方にアンケートを実施しましたのでご参考になさってください。
付かず離れず
≪30代女性≫
お姑さんとの関係は付かず離れずが一番だと思います。性格にもよると思いますが、同居や近居だとお互いが気を使い疲れてしまうと思います。その代り誕生日や母の日などは毎年感謝の言葉を伝えています。子供(孫)の事はとてもかわいがってくれ、買い物に連れて行ってくれたり、義実家へ行くとお菓子を貰ったり遊んでくれたりするので子供は祖父母が大好きです。
ただやはり昔と今とでは子育ての仕方が若干違ったりするので、戸惑う事も多いです。まだ1~2歳の頃、「何でも食べさせないと」が口癖の祖父母は、気付くとチョコレートやアイスなどまだ与えていなかったお菓子を食べさせようとしていたこともあったので、その都度私や夫から「まだ早いから」と言うようにしていました。義両親に対して神経質になった時期もありましたが、子供(孫)を可愛がってくれているのには違いないので、今は義実家や子供と祖父母だけで出かけたときなどに関しては目をつぶるようにしています。
人生の先輩として付き合う
≪30代女性≫
姑と上手に付き合う方法といえるかわかりませんが、私の実践していることは相手を一人の女性として人生の先輩として立てるということを忘れずに振る舞うことです。もちろん、嫌な面もいくつかあります。しかし、誰にだって苦手な一面を持っているのは当然であり、それを飲み込んで相手と接することがうまくいく秘訣だと思っています。
また、あまりお互いに深く踏み込まず、生活スタイルへの干渉もしないことにしています。それと、問題が起きれば嫁として相談をすることを忘れずに行っています。結果だけ報告するのではなく、過程から自分の気持ちを織り交ぜつつ相談を行います。それと、夫には本心をしっかり伝えておくことも忘れずに行っています。姑の嫌な面や、言動など腹立たしく思うことはあるけれど、うまくやっているからそのことだけは理解しておいて欲しいと伝えるのです。
孫の対策としては、もちろんかわいくて仕方ないようです。我が家は同居していないため、たまにしか会えないのですが、会いに行った際には思う存分一緒の時間を過ごしてもらっています。教育についても何か言われたら今の世の中の一般的な考え方・方向性をはなし、子どもの性格など含めてこう思っているなど自分の考えを伝え、姑の考えもしっかり取り入れてどうすべきかは夫と相談してみますと話すようにしています。
あくまで姑の大事な息子である私の夫が我が家の主であり、最終決定者なので、夫に従いますという姿勢で対応しています。お互いがお互いをちゃんと尊重し合える存在であるうちは上手くいくのではないかと実体験から感じています。
姑の生活を支えてあげる
≪40代女性≫
無理をしない程度に、姑の生活を支えてあげることです。足腰が弱ってきたので、病院や買い物に連れて行ってあげたり、家事を手伝っています。お金に関しては、口を出すとにらみつけてくるので、適度に接しています。嫌な思いをすることが多いので、あまり行きたくありませんが、生活を支えてあげるためにお手伝いさんだと思って通っています。姑とは適度に離れ、適度に接することで付き合っています。
姑は、孫に対してあまり興味を持っていません。少ししゃべったり様子を聞く程度で満足します。孫が6人いるので、私の子供よりも自分の娘の子供の方がかわいく興味を持っているからです。私の子供たちはかわいがるというより、邪魔にしたり家に連れてくるなということが多いからです。
姑に期待しない
≪40代女性≫
私の攻略法なのかどうか分かりませんが姑に期待しないことです。人なんて変わるわけないし、逆に自分が変われと言われても無理だし嫌だし。それこそ会社の嫌な上司じゃないですけど、そこはもう割り切ってます。変に姑が変わって欲しいという淡い期待があるから、辛い感情とかイライラが消えないように感じます。ただ同居されている方は毎日のことなのでストレスがかかるかもしれませんが姑がいることのメリットを認識することでストレスも軽減されるのではないでしょうか。
注意点は姑との距離感
≪40代女性≫
お姑さんとの付き合いはある程度の距離感というものが、とても大事なように思えます。あまり自分の意見ばかり主張しすぎて離れすぎてもいけないですし、だからといってベッタリしすぎで言いなりになってしまってもいけないですし。特に子供関係の物事に関しては距離感には気を使います。お姑さんとしては孫が可愛くて、あれこれと手を焼いてきたり口出しをしてきたりするのでしょうが、それではこちらの親としての教育が成り立たなくなってしまいますからね。
なのでお姑さんから言われたことの全部を否定したりはしません。一部分だけ取り込みつつも、あとは自分の方針で物事を進めていくんです。あとは、何か子育て中に困った時にはお姑さんにも「私はこう思うのですが、お姑さんの時はどうでした?」なんて、ときどき相談なんかもしてみるんです。そうすると、そんな会話のやりとりから私の教育方針も分かってもらえるので、それに沿っての提案をしてくれたりするようになります。適度な距離で相談していくと仲良くいられますよ。
良い嫁を演じない
≪30代女性≫
姑との上手な付き合い方は、すばり、良い嫁を演じず甘えてしまうことです。私は、結婚した当初は、いつも家が片付いていて料理がうまく、優しくできる嫁を頑張って演じていました。姑と会うと、緊張でクタクタに疲れてしまい、姑との距離もなかなか縮まりませんでした。ただ、長男を出産し、姑と1ヶ月間同居をしていて、だらしない私の姿を全てさらけ出し、料理、洗濯、掃除など姑に甘えて全部してもらいました。
それ以来、姑と2人きりでいても全く緊張することなく、姑も私のことを娘のように思ってくれるようになりました。嫁に甘えられたり頼りにされて、嬉しくない姑はいないと思います。また、子供たちの前では姑に対しての愚痴は絶対言わず、常に姑のことを褒めています。子供たちにも、姑にたっぷり甘えていいということを教え、月に一度姑に子供たちを預けています。
姑と良い関係になれるのは一握りでは?
≪20代女性≫
うちは将来同居や家に泊まりに来たいなど考えられない発言をされた時はきっぱり断ってます。姑とは近くて良い関係になれるなんて一握りの関係だと思います。なので、近すぎず少し遠めな関係を維持してます。姑とはいえ旦那のお母さんなので子育てを経験してきてる方なのでアドバイスなどを求めるととても喜びます。ですが、アドバイスを聞き過ぎると頼られてる!と、思って図々しくなってきます。
なのでそのバランスをしっかりとるためにアドバイスを受けても今と昔の子育ての違いをしっかり話し自分の育児方針と合ってない時はそれは嫌だ。と、きっぱり言うことです。同居されてれば尚更言いたいことはいうべきだと思います。でも、嫌いオーラを出してれば姑だっていい気はしません。たまには歩み寄りも必要です。
いい嫁になろうと思わないで自然体が良好な関係のコツ
≪40代女性≫
結婚して26年経ちました。姑との関係については悩みましたがようやく付き合うコツがわかって来た気がします。まずはある程度の距離間が逆によい関係が出来るという事です。嫁と姑の関係はどちらかが死ぬまで続きます。自分の経験から一度損ねた関係は修復するのにはかなりの時間と労力が必要です。ですから近づき過ぎると相手の事を思ってした事でも変に空回りしてお互いに気まずくなった事もありました。
だから逆に相手は他人だくらいに思っていたくらいがちょうど良いかもしれません。また嫌みや説教は聞き流し、孫を甘やかしたり溺愛しても勝手にやってこれもほんの一時期と割り切り、直ぐに気持ちを切り替えることが出来ると自分が楽になります。くどいですが一生続きます。いい嫁になろうと決して思わないで自然体でいることが必要でまた相手を思いやることも大切だけど我慢するだけでは限界があります。相手を理解することが大切ですね
姑と上手に付き合うには聞き上手になる
≪40代女性≫
姑と上手に付き合うには、基本的には聞き上手になることかなと思います。やはり何でも逆らうと「可愛くない嫁だ」と思われてしまいますからね。ただ、聞き上手と言いなりは違います。子供の教育方針など、これだけは譲れない!ということはきちんと主張することが大事です。あと、姑と言えばやたら孫に会いたがる、孫に干渉する…という悩みがあると思いますが、この点に関しては、いくら姑が苦手でもある程度は孫に会わせてあげるというのが良いでしょう。
また、お子さん(姑にとっては孫)には姑の悪口を言ってはいけません。
きちんとお子さんを育てていれば、お子さんが成長するにつれて(姑に何か問題があれば)「おばあちゃんはちょっと…」と自分から距離を置いていくでしょうしね。それに、孫を可愛がってもらったほうが、色々と買ってもらえたりと良いこともありますよ(笑)。
補佐的に姑には接しています
≪30代女性≫
姑はどちらかと言うと面倒見が良くてアクティブな人です。孫は溺愛してくれています。娘が主人の家系の顔なので特に可愛がってくれています。まだ仕事はしているので月に4回程(日曜日)会おうとラインをくれます。私を気遣って孫の面倒を見てくれるので毎回断らずに主人の実家に行きます。
その時には主人はおらず私と子供だけで行きます。姑は孫と会った3時間程度はせっせと公園に連れ出してくれたり、屋上で野菜を見せてくれたり遊びの相手をしてくれます。3時間過ぎる頃には疲れて少し孫から離れたがります。その時には私が子どもの面倒をみます。その後少し休憩をすれば復活するので、又遊んでくれます。私は姑が疲れた時に子供の面倒を見る様にスタンバっています。
今はまだ姑は体力もあるので孫を一心に見てくれるので、彼女のペースに合わせます。呼ばれたら行く、疲れたら代わると言う感じで補佐的に接しています。それは姑の自尊心ややってあげたいという気持ちを大事にしながら付き合っています。