ここでは結婚前の同棲のメリット、デメリット、また実際に同棲をされていた方にアンケートを実施致しましたのでお届けさせていただきます。
良い面悪い面
彼氏や彼女と同棲をするメリット、デメリットですが主に以下です。
≪メリット≫
≪デメリット≫
- 結婚と恋愛の区切り
- 新鮮さ
- 生活習慣や価値観の違い
一緒に住むメリット(結婚後の予想外)
ここからはメリット、デメリットについて深く掘り下げますが、まずメリットの一つ目、結婚後の予想外がないです。
これはどういう事かと言いますと、よくご相談にあるのですが結婚前に同棲をしなかった方は結婚をして配偶者との生活習慣などの違いに戸惑ったり、落胆してしまうケースがあります。ただどんな人と生活を始めようと違いはあるわけで、違いがない事が良いというよりも違いを如何に上手に消化していくか、理解してあげるかがポイントです。
貯蓄
同棲をすることでお二人の結婚に向けた貯蓄であったり金銭面の管理がしやすくなります。結婚前の同棲といってもそれぞれ実家暮らしという方もいれば、どちらか一方が実家暮らしという場合もあるかと思いますが、やはりお二人で一緒に住むことで露骨に無駄使いをしなければ貯蓄ができやすい環境であり、男性の中には貯蓄が下手な方もいるので堅実にお金は貯まっていくでしょう。
不信感の解消や安心感
メリットの三点目は不信感の解消や安心感です。不信感といっても日頃から彼氏や彼女のことを疑っているでしょうという事ではなく、同棲をしているわけですからお相手の行動も把握しやすいでしょう。それがお互いの更なる信頼感や安心感につながるかもしれません。
一緒に住むデメリット(結婚と恋愛の区切り)
ここからはデメリットですが、結婚を前提に同棲は始めたものの、いつまで経っても結婚に至らない、彼氏が結婚に踏み切らない…。そういうケースも多くはありませんがご相談を受けます。そのような事を防ぐ為に期限を設定するという方法も挙げられますが、期限を設定したところで仮にその期限になった時にあっさり恋人に「さようなら」ができるかと言えば、なかなかできるものではありません。
ただ漠然とした期限を設け、そしてなかなか結婚に至らないなとお感じになった時は女性から結婚を迫るというと、少し重いですが、何となく結婚に持っていくようにするのも有りかなと思います。
基本的に男性はお仕事や収入などご自分が考える安心な状態になるまでは、なかなか結婚を決断できません。なぜなら婚姻は責任が発生するからです。ですから決断しない事を責めるのではなく理解し協力する気持ちは忘れてはなりません。
新鮮さ
同棲を経た後に結婚をしても、新鮮さがない…。そういう方もいらっしゃいますが、これはある程度は仕方のないものかもしれません。人それぞれですが同棲をしていた賃貸から結婚を機にローンを組んで一戸建てに移り住む方もいれば、そのままの場所でお住まいになる方もいらっしゃいますが、一つの方法として仮に賃貸から賃貸でも良いですが環境を変えるのも一つの方法です。
また結婚をしたわけですから、新鮮さがないというところに着目せず、生涯のパートナーとなったわけですから得られたものを実感し、その中で楽しみを見出すことが重要です。
同棲を始めての生活習慣や価値観の違い
生活習慣や価値観の違いというのも前述の新鮮さに関連した事になりますが、育ってきた環境や出会ってきた人など人生経験も違うので、生活習慣、価値観はある程度は違うのは当然です。一緒でなければいけないという考えに凝り固まっている方ほど同棲を始めた時の落胆が大きいので、違いに過敏にならないようにしないといけません。
相手方の親への挨拶
同棲を始めるにあたって相手方の親へご挨拶をされる方もいらっしゃいますが結婚を前提としているわけですから、今後の事も見据えて安心感を持ってもらわなければなりません。
どのようにすべきかと言うのも相手方の親の年齢や性格によって対応方法も異なりますが、事前にしっかり恋人にどういうお人柄かリサーチしていく必要はありますね。
また不用意にあれこれ話さない方が良いです。そして誠実さや清潔感は必須です。
やはりご自分の価値観であれが良いこれが良いと言っても、それをお相手の親はどのように受け取るか分かりませんし、真面目さこそが最も与えるべき印象でしょう。
実際に同棲された方の口コミ体験談
さて、ここから実際に結婚を前提として同棲を経験された方の声をお届け致します。
付き合い始めて6ヶ月で同棲を始めました
≪40代女性≫
私と夫は付き合い始めて6ヶ月くらいしてから同棲を始めました。理由はお互いがそれぞれ賃貸料金を払っているのはバカらしいという理由がメインでした。その当時は、ほとんど彼は自分の家に帰ることがありませんでしたから。少しでもコスト削減できたらという思いがお互いの中にあったのは確かでしょう。
結婚を前提として同棲生活に入ったのは当然ですが、もちろん破局しないようにお互いが注意しなければならない点はあったと思います。ひとつは、相手の時間や自由を拘束しないようにすることです。あくまでも同棲であり、結婚しているわけではないので、相手が「いつどこで何をしているか」「誰と何時までいるか」などという細かいことは聞かないのが鉄則です。ですので、あくまでも一緒の空間に戻ってくる同居人というような感覚をもって相手を締め付けない生活をするのが大切だと思います。つまり、相手のプライベートに入りすぎないことが破局を防ぐためには重要かと思います。
同棲後、実際にプロポーズに至るまでは早かったですね。確か3か月もしないうちに結婚話が進み、その後1年内には結婚しました。
1年で一緒に住み始めました
≪30代男性≫
私は交際してから約1年で彼女と同棲をしました。当初は結婚の予定はなく、単に彼女と一緒に生活をできたら楽しいだろうという考えでした。同棲を始めると彼女の嫌な部分が見えてきました。例えば服を散らかして部屋を片付けなかったり、いつも同じ料理ばかりを作ったりすることでした。逆に私もいちいち口うるさく注意をしたり、怒鳴ったりすることは彼女にとっても嫌だったと思います。しかし相手のことが大好きで思いやる気持ちがあればまったく問題になりません。欠点は欠点として受け止め、それを含めて好きにならなければ同棲は続けられないでしょう。
私は同棲をし始めてから2年後に結婚をしました。プロポーズというよりは自然な流れで結婚しようと伝えました。お互いに必要としている存在であれば時期やタイミングは関係ないと思います。もちろん彼女は快諾してくれました。それから半年後に家族親戚のみで結婚式を挙げ、結婚式の1年後に娘を授かりました。
お互いの両親に挨拶
≪30代女性≫
今の夫とは、付き合って4年目に同棲をスタートさせました。お互い一人暮らしをしていたマンションが更新の時期でお金も勿体無いというのと、結婚前には必ず同棲をしてお互いの生活のリズムや癖などを知りたかったので、同棲することにしました。
結婚ももちろん考えていたので、きちんとお互いの両親に挨拶に行きました。また、破局しないために、同棲するルールも決め、お互いに始めはうまくいかないこともあるということを心に留めながら、同棲をスタートさせました。
同棲を始めたばかりの頃は喧嘩をたくさんしましたが、同棲ルールを事前に決めていたので、きちんと話し合いができ、だんだん喧嘩することも減っていきました。同棲をして半年後には、夫からサプライズでプロポーズしてくれ、無事結婚することができました。
束縛しすぎない
≪30代女性≫
主人と私は結婚前同棲を経験しました。同棲をスタートさせたのはお付き合いを始めてから半年後のこと。ちょうど私の賃貸アパートの更新のタイミングに合わせて、私がアパートを引き払って当時主人が住んでいた賃貸マンションに同棲を始めました。結婚を前提として同棲をする上で破局しないために注意すべき点は、お互いのことを尊重し合うことです。
生活習慣も性格も違う二人が一緒に住むわけですから相違点が気になることもあるかと思いますが、それもお互い理解し妥協し合いつつ受け入れる姿勢が大切。また相手を信頼し束縛しすぎないことも大切です。結局私たちは同棲スタートさせて1年後に結婚しました。プロポーズは特になく、結果できちゃった婚でしたが、1年の間に両親への挨拶を済ませたり、結婚資金の準備をしたりと着々と進めた上での計画的なできちゃった婚で結婚しました。
いつ結婚するか時期を明確に
≪30代女性≫
4年の交際期間を経て、そろそろ結婚しようかとお互い意識し始め、まずは同棲しようという話になりました。お互いそれまで実家暮らしで、一人暮らしを経験したことがなかったため、戸惑うことが多かったです。私もそうだったのですが、お互い自分の実家ではこうだった、という家事のやり方や料理の仕方を知らず知らず相手に押し付けるところがあり、しょっちゅう言い争いになりました。
しかし、いずれは結婚するのだから、という思いがお互いにあったため、どうしても譲れないこと以外は大らかに許しあうことも必要だと思い、余り相手にうるさく言わなくなりました。いつ入籍するかということを具体的に話し合わないまま同棲を始めましたが、同棲期間が長くなるにつれ、「婚姻届けを出すタイミングがわからない・・・」と思い始めました。
若かったせいもあるかもしれませんが、結婚なんて紙切れ一枚のことだし、お互いがお互いを人生のパートナーとして認め、相手の人生に責任を持つことを確認しあっているので、わざわざ入籍を急がなくてもいいかなと思ったのです。
しかしやはりけじめは必要かと思いなおし、ある時ついに婚姻届けを出しましたが、同棲開始から半年ほども時間がたっていたかもしれません。
婚姻届けを出すと、やはり一気に相手や相手の人生に対する責任感が増し、入籍してよかったと思いました。あのままずるずるしていたらどうなっていたかわかりませんが、万一の破局を避けるためには、必ずいつ婚姻届けを出すのかを明確にした方が良いと思います。ちなみにプロポーズは、同棲を始める前にお互いがお互いに言い合う形で済ませました。
1年で妊娠が発覚
≪30代女性≫
付き合い始めて10ヶ月ごろに同棲を始めました。本当は付き合って1年が経つ頃に同棲を始めるつもりでしたが、待ちきれずに早めに決めました。同棲をすると、お互いのすべてが分かるようになります。生活リズムや家事の癖、金銭的なことまでわかるので、自分の許せない部分も妥協することが大事です。そのとき、相手のことを受け入れることが破局しないポイントだと思います。
自分の許せない部分でも、相手からしたらそれが普通で悪いことをしているわけではないからです。同棲を始めて2ヶ月頃、付き合い始めて1年が経つ頃に妊娠が発覚しました。その後結婚を決め、正式にプロポーズもしてもらいました。同棲をしていた家で結婚後も暮らしていますが、将来的には引っ越す予定です。
努力が必要
≪30代女性≫
旦那とは付き合い始めて半年ほどで同棲を始めました。同棲をする際には、破局しないために馴れ合いにならないように全てを見せないということが大事です。一緒に生活をするのでどうしても生活感は出てしまいますが、裸のままウロウロしない、一緒にお風呂に入らない、だらしない姿を見せないなど努力が必要だと思います。
また、相手の事を深く詮索しないというのも大事です。当たり前ですが、携帯電話は見ない、相手が友達と遊びに行くのも自由にさせることも気をつけました。とにかく、同棲をしたら彼のお母さん的な存在にならないことです。口うるさく、恥じらいをなくすのではなく女性らしさを忘れないことだと思います。私は同棲を始めてから2年ほどでプロポーズされました。
お相手を見極める
≪40代男性≫
付き合いを始めて3年で同棲しました。私はひとり暮らし、彼女(妻)は実家暮らしだったので、結婚を前提として同棲するということで彼女の両親にも納得してもらいました。
彼女は実家暮らしのため、食事の用意、掃除、洗濯は全て母親がやっていました。結婚する上でこれらの事がきちんとできるかどうかを見極めることが、結婚生活を維持できるかどうかになってくると思います。同棲で一緒にいる時間が長くなるし、朝起きる時間や夜寝る時間の生活パターンも違うので、お互いわがままを言わずに相手の立場に立って我慢することが破局しないコツだと思います。同棲後、1年で彼女から「このまま同棲を続けるのも結婚するのも同じだからもう結婚しよう」とプロポーズされました。