このページでは、私自身うつ病を改善させるにあたって、漢方も一時期飲んでいたんで、その辺りのことについてお話させていただきます。
心療内科でも処方してもらえる
私はうつ病になってから、いくつかの心療内科に診察に行きましたが、その過程で漢方について医師に相談したことがありますが、実際にうつ病を治すために漢方で治そうとしてらっしゃる方もいるようです。
やはり抗不安薬、抗うつ薬などを飲むことに抵抗があるような患者さんもいるようで、私も漢方で治したいと希望すれば抗不安薬、抗うつ薬ではなく、漢方を処方してくれるとおっしゃっていました。
漢方薬局の薬剤師に相談
ただ私の場合は心療内科では漢方を処方してもらったのではなく、漢方を取り扱っている専門店(薬局)に相談をして処方していただきました。別に心療内科を信頼していないとかではなく、心療内科では抗不安薬、抗うつ薬を処方してもらっていたので、漢方に変更してくださいと伝えると抗不安薬、抗うつ薬を処方してもらえなくなると思ったので漢方薬局に相談しました。
うつ病の漢方薬処方まで
その漢方薬局で、実際に漢方薬を処方されるわけですが、処方までの流れを簡単にお伝えしますと、まず徹底的な問診というか、今起こっている体の症状や喫煙量、飲酒量、過去の病歴など細かく問診され、それを元に、そこで常駐している薬剤師さんが何種類かの漢方を処方してくれるわけです。
問診や説明に約1時間くらい費やしましたかね。
黄連・芍薬・麦門冬湯・抑肝散
私が実際に漢方薬局で処方されたのは以下の4種類となります。
- 黄連
消炎、止血、精神不安などに効果があります。
- 芍薬
鎮痛・鎮痙(ちんつう・ちんけい)、収斂(しゅうれん)、緩和作用などに効果があります。
- 麦門冬湯
喉を潤し、咳を鎮める作用があります。
- 抑肝散
イライラや神経の高ぶりに効果的、精神神経症状、手足の震えにも。
処方され漢方は人それぞれ異なる
私が処方された漢方はあくまで、薬剤師さんが細かな問診をしていただいた結果、お決めになられたものですので、いわばオーダーメイドのような形になるので、私と同じ上記4種類を服用したからといって同様の効果を得られるわけではありませんのでご注意下さい。
有効期限と使用期限
上記4種類の漢方を処方され、以下の三回服用するよう指示されました。
なぜこのタイミングで服用するのか特に問わなかったので理由は分かりません。また有効期限は30日間、使用期限は90日と言われました。有効期限とは処方した漢方の効果が有効とされる期限で、万が一30日を経過した後に飲んでも良いが効果の保証はできないし、90日を過ぎた場合は飲んではならないと指示されました。
費用や料金や保険適用は?
私の場合は上記4種類、20日分を処方されて約14,000円でした。もちろん心療内科などで処方される漢方は保険適用されるので、もっと安い費用で済むと思います。
漢方薬の複数の処方
私が相談をした漢方の薬剤師さんに言われたことですが、漢方は黄連、芍薬、麦門冬湯、抑肝散と単独で服用する場合と、私のように4種類を混ぜて飲む場合とではそれぞれの効果が変わってくるとおっしゃっていました。
※あくまでその薬剤師さんの見解で、正式な見解は分かりかねます。
本当に漢方で鬱病は治る?効果は?
うつ病を改善させる為に漢方のみで対処されている方もいらっしゃると述べましたが、かなり軽度の方、一度抗うつ薬などで回復期まで回復をさせた後、漢方に切り替えて長期的に服用されているというケースが多いようです。
私の場合ですが、うつ病を発症してから心療内科を受診し、抗不安薬・抗うつ薬を処方されるも副作用が怖くて飲まず、自分は漢方で治療しようと思い立ち、漢方薬局で相談しました。
しかし漢方を処方されてから、定められた用法を守り服用していたのですが、日に日に鬱症状は悪化するばかり。これは漢方が効果なしというよりも、私の症状が軽度ではなく重度へと進行していったので、比較的、時間を要し、緩やかに効果が出るとされている漢方では対処できないという感じだったと個人的に思います。
ですので、実際のところは最初の漢方専門店で処方された20日分を飲み切る前に抗不安薬、抗うつ薬の薬物療法に移行したので、どれほどの効果があるかは何とも言えません。
ただ前述したように回復期になって漢方に切り替える場合もあるので、本当に完治したと思える状態から予防的な意味で漢方を飲むのが良いのかもしれませんね。
ナインティナインの岡村隆史さんと漢方
ナインティナインの岡村隆史さんは2010年に5ヶ月にも渡る療養生活の後に、お仕事に復帰されていますが、その原因となったのは、うつ病と言われています。その岡村さんがご自身の番組で漢方を飲んでいることを明かし、どの漢方を飲んでいるかというと『ツムラ酸棗仁湯(ツムラサンソウニントウ)』と言われています。
この酸棗仁湯の副作用として、食欲不振、胃部不快感、悪心、腹痛、下痢などが報告されています。
病院・漢方薬局・ドラッグストアの違いやメリット・デメリット
漢方薬といっても様々な種類があり、効果、効き目も当然異なります。
- 病院
保険適用の場合は費用が割安で済みます。ただ使用できる漢方薬が147種類のエキス製剤と1種類の軟膏、242品目の生薬に制限されます。
私はうつ病を患っている時に食事が喉を通らず、日に日に気力や体力を奪われ、ある内科に行ってビタミン注射をしてもらったことがあるのですが、その内科の医師が私がうつ病であると伝えると頼んでもいないのにツムラの漢方『半夏厚朴湯』を処方され、その時は抗うつ薬など薬物療法をしていたので、全く飲んでいないのですが保険適用されていました。一か月の漢方薬代は保険適用で大体3000円~4000円程度と思います。
- 漢方薬局
病院や漢方薬局<が取り扱っているもの以外の生薬(保険適用外)も多数取り扱っているので、その方に合ったオーダーメイド処方が可能です。また生薬の品質にこだわり、配合などの微調整もできます。ただ保険適用外なので薬代が高額になります。
また漢方薬の効果はじわじわ出てくると言われているので、数カ月など、それなりの期間飲み続けなければいけない可能性が高いのでは?と個人的に思います。
- ドラックストア
ドラックストアで買える漢方の市販薬は生薬の配合量が病院や漢方薬局で処方されるものに比べて少なく、効果も緩やかです。だからこそ副作用の心配も少ないと言えます。
漢方は副作用がないと勘違いしていませんか?
よく漢方薬は自然の生薬からのお薬なので副作用がないと勘違いされている方も少なくないようですが、副作用はあります。ただ西洋の薬物療法に比べれば、比較的少ないのかもしれません。※個人差があります。
例えばインフルエンザの治療薬であるタミフル。この原料は香辛料である『八角』以下画像。
この八角は漢方薬としても使用されており、過剰摂取は中毒症状を起こすと言われています。このように漢方薬といっても副作用がないわけではありませんのでご注意下さい。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!
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