脳の病を回復する言葉

なった人しかわからへん

頑張らないとが余計あかんかったんやと思う

この病気って理解なんですよね、周りの人の

『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』という本に出会ったことが大きな助けになりました。アファメーション（肯定的自己暗示）というのですが、やり方は簡単で、僕の場合は朝起きたときに「僕は自分が好き」「自分はイケてる」と唱えるだけ

心療内科で薬を処方してもらうのですが、心が弱っているので、医者への不信感とか疑心暗鬼が強かったです

僕は仕事が好きでした。ただ、仕事で無理するうちに自分のことを嫌いになってしまったんです。それがうつの原因じゃないかと

別に隠しておくようなことでもない気がしてきたので書くけど、自分は鬱を煩っていたことがあって、その間は最低な生活を送ることが多かった。そして今尚たまにあの時の気分を思い出すことがある

何もしたくない、どこにも行きたくないという状態にまでなったことがある。ずっと泣いていた

誰でもみんな、ぬかるんだくそみたいな時期を経験してる。うつは相手を選ばない、誰でもなり得る。そのことに気づくまでに時間がかかったけど、打ち明けるのを恐れないのが何より大事だ。特に自分たち男は、自分の中に押し込めようとしがちだ

感情を口に出せるようになったことが回復の鍵になった（元競泳選手で通算23個の金メダルを獲得）

死にたいなんてとんでもない考え方だと、うつ病の人を否定すると「わかってもらえない」という気持ちが強くなって辛くなります。「死にたいくらいつらいんだね」と共感し「死にたいと思うのは、うつ病だから大丈夫」と言ってもらえると安心します

うつ病で自殺願望がわくのは普通のこと

うつ病の人に「頑張って」と言ってはいけないというような話がありますが、私自身は「頑張って」と言われて嫌な気分になったことはありませんでした。頑張ってという言葉の中に「あなたが本当によくなるまで待っている」「応援している」という意味が含まれているのが分かれば、素直にありがたいと受け取れます

仕事一筋で止まることなく走り続けてきた私は、父から言われたこの言葉にはっとさせられました。うつ病になって、“仕事もできないし、私にはもう価値がない”と自信をなくしていましたが、仕事だけが人生ではないことに初めて気づくことができたんです

精神安定薬や抗うつ薬を飲むと、人格まで変わってしまうのではという思い込みがありました。そして医師には処方された薬を飲んでいないのに「飲みました」と嘘をつき、どんどん病状を悪化させてしまいました

うつ病は心が弱い人がなるという誤解をされている人もいますが、脳の病気なので、明るく元気な人でもかかります

私は落ち込むといった精神症状はまったくなく、身体にいろんな症状が出るタイプだったので、まさか自分がうつ病だとは思いもよりませんでした

脳SPECTによる症例データを元にしたエイメン式メソッドでは、あらゆる精神疾患をそれぞれいくつかのタイプに分類し、そのタイプに合った綿密なターゲット別の治療法を行います。（http://www.b-rain-clinic.com/depression/）

小さなことでもいい、無理をせず少しずつ何かを始めてみるのが、鬱には大切だと言う。「鬱の間ずっと寝ていると、不思議なことに仕事とか人間関係とか色んなことが見えてくるんだよね。それにさ、ずっと暗い部屋に閉じこもっていると、だんだんバカバカしくなってくるもんだよ

自分で夢をつくればいい。人間、生きてる限りきっといい人に会えるし、いいことがあるよ。今は、うつ病で辛いかもしれないけど鬱はね、時間がかかっても「ちゃんと治る病気」なんだよ。ゆっくり休んで、ちゃんと治療を受ければね

五木さんはうつを発症した際、ノートをつけ始めたそうです。最初は「嬉しかったこと」を綴るノート。次に始めたのが「悲しかったこと」を綴るノート。最終的に行き着いたのが「有難ったこと」ノート。この有難かったノートには些細な事柄でも「ありがたい」と感じた出来事を書いていくものだそうで、このノートを始めてから、鬱病から立ち直ることが出来るようになったそうです

薬はきちんとのみ続けると確実に効きます。うつ病は徐々になっていくものなので、薬も急激な効果があるというよりは、うつ病になるのにかかった分だけ回復にも時間がかかります。

自分にぴったり合う薬が見つけられれば本当に効果があると思います。「こんなもので何でこんな効果が？」って思うくらい。自分でも、思想的なものとか気の流れとか、薬以外にもいろいろ調べて試してはみたんですよ。でも私にはやっぱり薬が一番効きました

誰でも何かあったときには落ち込むと思うのですが、私はこういうときに必要以上にものすごく考え込んでしまう。“あーだ、こーだ”といろいろ考えて自分の悪いところをどんどん掘り下げてますます傷つく。そしてさらに落ち込んでいく。悪循環だけど、そのループから逃れられない。
　　　　　　　　　　　　　　
でも人間誰でも、とことん落ちるとちょっと跳ね上がる時期があると思うんです。その瞬間に「これは変だ」って、ふと思いました。丸１ヶ月ほとんど何も食べずにお酒だけで誰とも会っていない

うつを克服したきっかけは当時7才の娘さんの一言だそうで、「ママはどうして笑わないの？」と聞かれたことだったそうです。音無美紀子さんは、子供を悲しませたくない一心で、それ以来嫌だった鏡を見て笑うように練習し始めるようになったそうです

（脳の）海馬とか扁桃体という部分ですね。これはストレスと深く関わっているんですけれども、例えば、うつ病の患者さんの脳では海馬の働きがかなり落ちていて、扁桃体の働きが高まり過ぎている、そういう事が知られている

（マインドフルネスは鬱には効果はあるが）現在うつが酷い状態には適してないとも言われている。今現在、うつの方が（マインドフルネス）を行う場合は受け持ちの先生とよく相談してというのが原則になります

うつ病患者が治療薬として抗うつ剤を服用すると、その副作用として便秘になりやすいのは、脳と腸の相関関係を物語っています

塩は天然のうつ病薬って言われてるくらいに抗うつ作用があるって言われてるんですよ

日本人はセロトニンが少ない

（うつの人に対して）旅行には行けたり遊びには行けたり、飲み会に行けたりとかね、ただの仕事嫌いじゃないかって言われたりもするけどケースバイケースでしょう

（鬱を三か月で治した方法は？）気力と薬

自分から命を絶とうとしない限りは、うつ病だったとしても命まで取られることはないわけですから開き直るのも有りかなと思います

セカンドオピニオンって私も大事だなって思うんですけど、特に精神的な病気の場合は、先生と合う合わないというのは非常にあると思うんです

今の薬って本当に効くんですよね

ニュース番組で今日は鬱の特集ですと、うつ病になる人はこういうものに当てはまりますよとかっていうのをフリップなんかを使って自分が説明したこともあるわけですね、その丸岡いずみが鬱になっていると。

みんなが思ってる、あのニュースキャスターの、ちゃんとニュースを読んでそういう事を伝えている丸岡いずみが鬱病になったという事が私自身が許せなかったんです

（処方された薬を捨ててたみたいですね？）そうですね。どうしてもうつ病に対して偏見があって私がなるはずがないってプライドがもうすごく傷ついたんですよ、うつ病って言われた時に。

うつ病=負け犬だって言う風に思ってしまって、それを受け入れることができなかったんですよね

（死は身近になるものなのか？）なりますね。例えば父親が置いてあるベルトを見ただけで、このベルトで首を絞めたらどんなに楽だろうって思ったり

キレイな花を見た場合に普通の心理状態だったら「あぁキレイな花だ」「キレイな緑の林だ」って思えるんですけど、この花が好きだった人は私が嫌いなAさんだった→Aさんの事を思い出す→Aさんを思い出して悶々とするっていう風に負のスパイラルで悪い事ばっかりをうつ病の時は考えちゃうんですよね

（療養中は）ガーデニングをやったり、あと菜園みたいな事をやったりして土と触れたり太陽を浴びたりしましたね

最初に心の風邪とか心の病って言う言葉が先行していたので、どうしてもそういう風（偏見）に考えがちだったんですけども、今の研究ではうつ病は脳の病気ということが分かり始めてきたようで、脳の病気って言われると、ストンとその事が落ちるんですけど、心の病とか心の風邪って言われてきた時期はやっぱりそういう風（誰にでも起こりうる病）に思えなかったんですよね

ホントに私も無知で誤解をしていたんですけど、心の弱い、暗い、ネチネチ物事を考えるような、そういう人間がうつ病になるんだっていう、そういう偏見を実は持っていたんですよね

昔から（私は）健康優良児って言われてて、頭痛薬さえ飲んだもののないような薬に頼らず生きてきた人間だったんですよね。自分でも自分がうつ病になるっていうことが信じられなかったんですよね

食べた分のトリプトファンの2%がセロトニンになる

（5月病への対処法は？）時期的な問題があってですね。日照時間というのが変わっていくんですね。昼の時間がどんどん長くなっていきます。そうすると日照時間が多くなるので、セロトニンの分泌率が変わっていくんですね。気温も変わっていきます、睡眠のリズムも変わっていきます、新しい環境のストレスもそれに加わって脳内の物質のバランスが崩れていくんですね。

それによってセロトニンの分泌も落ちると共に、なぜかノルアドレナリンという物質が分泌が落ちたりします。

（ノルアドレナリンとは）困難な事があった時に戦おうって気持ちにさせてくれる物質のことですね。

（セロトニン・ノルアドレナリン）両方とも（この時期の）分泌は乱れますね。


こういう変化っていうのは、何でこんな学校に入っちゃったんだろうというお気持ち以前に、生理的な変化としてあるので、生理的に不安な気持ちが生じているのに、その原因を何かに求めて探しちゃうってことを脳は勝手にするんです。

体の変化でしかないのに無理矢理理由を探すんですね。だから5月病っていうのは爪とか髪が伸びるようなもので生理的な変化なのでコントロールするのはとても難しいです。なのであんまり今不安だなってことで不安の原因を他に探して無理矢理結びつけない方がいいですね。


私今不安だぁって思っているくらいが丁度いいです

お風呂に入るとセロトニンが増えますということも調査で分かってまして、シャワーで簡単に済ませる方も多いかもしれませんが、なるべく温かいお湯に浸かるということにトライしていただきたい

食べるということも（鬱の改善には）とても大事でして、セロトニンはトリプトファンというアミノ酸から合成されますけども、このトリプトファンが欠乏してくるとセロトニンの合成力が激減してしまうんですね。

特に女性に減りやすいので、例えば牛乳とかチーズとかヨーグルトとか乳製品ですね、ナッツ、赤みの肉、赤みの魚、あと豆類ですね。ピーナッツもいいですね。あとはですね、ビタミンB2と一緒に摂取すると合成がよりスムーズになりますので、レバーとかうなぎとかウニ、卵など

うつの時は漢方薬を飲んでて、今も飲んでる

うつ状態の人は確かに辛いんだけれども、今の自分の方がより深く人生を考えられてる満足感があったり、苦しさの裏にある満足感のようなものがあってそこも治りにくくさせてる原因でもあるんです

冬になると日照時間が少なくなるとセロトニンの合成が少なくなってしまうんです。（セロトニンは）安心感を与えてくれる物質

外科的な手術（DBS・脳深部刺激）を精神医学に用いることに反対の意見もありました。このような治療法にある種の偏見があるからです

私達の祖先がかつて行っていた暮らしを現在の生活に取り入れることは難しい事ではありません※TLC（生活改善療法）の推奨者

仕事を休んでいた時期は一睡もできなくなってしまった。最悪の時は自分のサインも書けなくなった

（鬱病になり）もう復帰無理やと思ってこの世界辞めようと思って、段々時間経っていく内にもう一回やってみたいと思って通用せんかったら辞めたらいいわと思って、やってみたら何かできたかなと。

（それ以来）スベッても俺だけのせいじゃない。今まではスベッたら自分のせいや何で面白いこと言われへんかったんやろ（と全て自分が背負っていた）

うつ病だけのうつ病と双極性障害（躁鬱病）との鑑別が非常に重要視されているんですけど、うつ病治療をしても良くならない人の場合に双極の可能性がある

TMS（経頭蓋磁気刺激）といった治療法が導入されることになりまして、治療の選択肢が増える

記憶を操作することによって、うつ病の症状を示すマウスを治した

季節性感情障害（SAD）が酷くなると鬱病になることも。治療には光（セロトニン）が有効ですが、耳に光を当てる、iPodみたいなイヤホンのついている先っぽが明るくなっているものを装着して一日に8分～12分装着する。これでSADが緩和される可能性がある

薬は使わなければ使わないに越したことはありません。自然食品の中にも精神性に効用を持つものは数多くあります。薬用ハーブなどはそのいい例です

本当の鬱（メランコリー型鬱病）と適応障害に伴う鬱状態では対応の仕方も違うのだが、そのあたり は専門家でさえも、いっしょくたにして話をしたりする

冬にうつ病とかの治療を始めるというのが一番効果があるって色んな論文で発表されています