私自身の体験を踏まえて、うつ病に関する様々な情報を提供しておりますが、今回はうつ病の急性期の過ごし方や期間、注意すべき点についてお話させていただきます。
急性期とは?
そもそも急性期というのは、どの時期を指すか?ですが、簡単にいうと「病気になりはじめた時期」のことで、気分の落ち込み、不安、イライラ、絶望感、不眠、食欲の低下など鬱症状が最も酷い時で、最も辛い時です。私自身も本当にこの時期は辛かったです。
この急性期での注意点
この急性期に注意すべき点は、しっかりと服薬と休養をすることですね。私はこの急性期での過ごし方や判断を誤り、どんどん自分を追い込んでしまい、精神科に入院するmでに症状を悪化させてしまいました。
うつ病は信頼できる心療内科や精神科の医師を見つけることが重要
うつ病になって心療内科や精神科に行き、うつ病であると診断された場合、当然、抗うつ薬や抗不安薬を処方されます。人によっては抗不安薬、人によっては抗うつ薬や抗不安薬に加えて睡眠導入剤など、どのお薬をどれくらい処方されるかは個人差がありますが、いきなり多くのお薬を処方しないのが一般的です。
それは多剤大量処方にならない為でもありますし、抗うつ薬は二種類、三種類を一度に処方しても、どれが効果があるか分からないので、段階的に増やしていくのが一般的です。
ただ抗うつ薬を一度に二種類処方されることがあるかと思いますが、そういう医師は信頼できないと短絡的に判断できるものではなく、段階的に抗うつ薬を試すということは、当然一種類ずつ増やしていくことになり、抗うつ薬は効果が出てくるまでに、ある程度の期間を要します。
ですから一種類ずつ増やした場合は、それだけ辛い急性期の期間が長引く場合もあるので、一度に二種類を処方して、自殺を予防しようとする観点で処方する、あるいは一日でも早く楽にさせてあげたいとの思いから二種類を一度に処方する場合もあります。
また本当に軽度の患者さんであれば、いきなり複数種類の処方は少ないと思いますが、初診の問診などで、医師はその人の症状の度合いを探り、判断をするはずですから、その時に包み隠さず本当の事を伝えることが重要です。
私の場合は症状が出て、心療内科へ駆け込んだのですが、初診の時間がわずか3分程度の診察で、抗うつ薬+抗不安薬+睡眠導入剤の三つで、計5種類のお薬を処方されました。
初診にも関わらず、まともに自分の症状を聞いてくれもせず、あっさりとお薬を処方され、不信感を持ったので病院を変えました。また違うメンタルクリニックにも行きましたが、その医師は頼りない。こちらが色々と質問をしても、あたふたして冷静沈着に対応してくれず、色々はぐらかされたり…。
そういうメンタルクリニックもあり、当然こちらも一度行っただけでした。
うつ病はそれなりの期間、通院しなければなりませんし、再発した場合は長引く可能性もあります。ですから信頼できる医師を見つけることは非常に大切だと思います。
また先ほど、抗うつ薬の複数種類の処方について述べましたが、仮にいきなり二種類処方されても、それだけでこの医師は怪しいだとか、儲け主義だとか、勝手にご自分の憶測で判断しないで、きちんと医師に理由を聞いてみることも忘れてはなりません。
ご自身の疑問をぶつけて、それにしっかり向き合ってくれる…。そういう医師の姿勢が信頼につながるので、何でも医師に相談しましょう。
急性期は病院に行くことも一筋縄ではいきません。症状が辛い時は、とても外に出られる状況ではないので本当は信頼できる医師を早い段階で見つけた方がいいですが、早く見つけたいからといって、無茶をしても症状を悪化しかねません。
ですから、ご自分の症状や体調とよく相談をして、心療内科などの予約を行ってください。
最初は抗うつ薬や抗不安薬を飲むのが怖い
これをご覧いただいている方の中に、今回うつ病になり、現在急性期で苦しんでいるという方もいらっしゃるかと思います。その方の中には、抗不安薬や抗うつ薬を飲むのが怖い、副作用が怖いという方もいらっしゃるはずです。
正に私がそうでした。心療内科でお薬を処方され、ネットで色々調べていると副作用の情報を見つけてしまい、本当に飲んで大丈夫なんだろうか?と心配になりました。
ただ心療内科でお薬を処方された手前、その医師に飲めませんと言うわけにもいかず、また言ったとしても飲みましょうと言われるだけ。そうやって色々考えてしまい、お薬を服用しないまま、数日と時間が経過していきます。
そうすると何が起こったかと言いますと症状はどんどん悪化していきました。もうそれはこの世の地獄で本当に死にたくなる心境ってこういう心境を言うんだと身を以って体験しました。
ここで忠告です。
うつ病と診断されてお薬を処方されたのでしたら、きちんと服用してください。
うつ病になったかどうかも分からないくらいの、極めて軽度の場合はサプリや生活習慣の改善で悪化は食い止められるか分かりません。ただ一般的なうつ病になった場合は、気合や根性ではもちろん改善しませんし、症状は悪化していくばかりになって、私のように精神科に入院しなくてはならなくなります。
私が急性期で判断を誤り、症状をさらに悪化させたのはお薬を一切服用しなかったからです。この最大のミスが本当の私を地獄の底に突き落としたのです。
誰だって副作用は怖いです。お薬の依存性、離脱症状が怖いです。でもその副作用や依存性、離脱症状は個人差があります。
私の場合は精神科に入院するまでに至った患者だったので、それなりの種類のお薬を服薬してきましたが、副作用と感じたものもありましたが、一般的に言われる副作用の全てが私を襲ったわけではありません。
ネットで調べると、お薬の副作用は必ず明記されていますが、副作用が起こる確率が低いものも中には含まれているんですね。また依存症や離脱症状も個人差がありますが、私の場合はそんあに症状が出ませんでした。
医師もおっしゃっていましたが、数カ月お薬を飲んだ程度で、重大な依存性や耐性がつくことは少ないとおっしゃっていました。ですから、お薬は危険だと過度に恐れてしまって飲めなくなってなっているあなた。
私も最初はそうでした。でも飲まないと確実に悪化します。自然治癒で治るものではありません。また良くなるか悪くなるかの二択で、ずっと現状維持というのも考えにくいし、治さないといつまでも元の生活は送れません。
なので飲む勇気を持ってください。
急性期の期間ってどれくらい?
急性の期間ですが、個人差がありますが、一般的に一か月未満でしょう。最近では効果が出るまでに短い期間で済む、抗うつ薬も処方されるようになりましたので、昔に比べて急性期は短くなっています。
ですから一般的に急性期は抗うつ薬が効いてくるまでの期間になりますが、精神的なものと身体的な疾患など、複雑に絡んだものであれば、少し長引くかもしれませんが、一か月もあれば、症状は落ち着いてくるでしょう。
またその医師がどのような処方の仕方をするかで急性期も変わってくると思います。例えば一種類ずつ、じっくり観察しながらという医師もいるでしょうし、少し古い目の抗うつ薬を使うなどした場合は一か月ではないかもしれません。
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