千葉市はこの記事の執筆段階では日本の市町村で12番目の人口を持つ都市で乗馬クラブがあったり、昭和の森フォレストビレッジ、美術館、科学館、千葉ポートタワーなど観光スポットも豊富です。ここでは千葉神社の御朱印や受付時間、さらに境内のパワースポットや御朱印帳についてご案内させていただきます。
由緒
平安時代末期、平良文は、戦があるたびに妙見様に祈願して勝利を収めておりました。この良文公を祖とする千葉氏は一族郎党の守護神として妙見様を各地にお祀りし信仰を捧げていました。そして千葉氏の守護神である北辰妙見尊星王(天之御中主大神)を祀る北斗山金剛授寺として1000年に中興開山し、1869年(明治2年)に千葉神社へと改称しました。
御祭神
千葉神社の御祭神は以下の三柱となります。北辰妙見尊星王は、北辰(ほくしん)の御神霊とされており、北辰とは北極星と北斗七星のことで通称「妙見様(みょうけんさま)」とも呼ばれています。この北辰妙見尊星王は方位や方角を支配する星の王で、その絶大なる霊力は人の運命や全ての方位・方角を守護する神様であると伝えられています。
- ≪主祭神≫
北辰妙見尊星王(天之御中主大神)
- ≪相殿≫
・経津主命
・日本武尊
鳥居
千葉神社の鳥居です。参道が石畳ですごく緑が豊かで空気が美味しいところです。
狛犬
千葉神社の狛犬です。大きな口を開けて、悪いものを吸い取ってくれそうな雰囲気でした。
福徳殿
福徳殿は北辰妙見尊星王のご分霊を奉斎し、道教、陰陽道、易学、九星気学、風水学と関わり深い妙見様の御神徳により、各方位、五行、十二支、人間の身体各部等の役割を気学の定位盤のごとく、八角形に配されました。ところで陰陽道といえば京都の安倍晴明神社が有名です。下記が現地レポートになりますので宜しければご参照下さい。
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パワースポット
神社にはそれぞれ境内で、ここには必ず立ち寄るべき!というパワースポットがありますが、この千葉神社は非常に必ず行くべきパワースポットがたくさんあります。ここからはそのスポットをご紹介致します。
まず一つ目は『亀石』です。
この亀石は『福授の亀石』と言われており、妙見様のお使いである玄武(亀)を形取り、その霊力が宿っております。この岩を撫でることにより福徳が授かるとされています。
尊星殿
千葉神社の尊星殿は以下4つに分かれており、星王である妙見様が掌握する日・月・星の神力などがそれぞれ個別に頂けます。
中央 |
福徳殿 |
東 |
日天楼 |
西 |
月天楼 |
上階 |
開運殿 |
日天楼の陽明柱や光輝柱
二つ目は『陽明柱や光輝柱などの柱』です。
目を閉じ心を鎮め陽明柱に触れ、『日天神の霊力』を頂ければ、自己の中に陽気、活性作用が起こり、精神上や生活上の加護が得られます。同じように光輝柱も同様にご加護が得られます。
力石
三つ目は『力石』です。
この力石は心身息災、ボケ封じの力です。江戸期に妙見様の霊力を授かった霊石とされています。手で触れることにより、己が精神や身体に光明が差し、新たな息吹が頂けます。現在認知症やボケの心配が全くない方も、予防の意味で触れておかれた方が良いかもしれません。
妙見延寿の井
最後は『妙見延寿の井』です。
古来より一願成就の霊泉として知られ、神水祐気(九星気学の秘伝)による吉方に当たっていることから、関東各地より『お水取り』に見える霊験あらたかな井戸です。
本殿参拝後、この井戸水を一口頂き、増幅延寿のご神徳をいただきましょう。
千葉神社で頒布の限定御朱印帳や受付時間
千葉神社で頒布されているオリジナルの御朱印帳になります。銀河、星をあしらっており、青色がすごく神秘的さを演出していますね。初穂料(値段)は1,500円です。御朱印については後ほどご案内致します。
本殿及び授与所
上下に二つの拝殿を有する我が国初の重層社殿です。1990年の「平成の大造営」により新たに竣工したそうです。何度か再建されたそうで昭和29年(1954年)再建の旧本殿は、境内西側に移築して天神様の祈祷殿として残っています。また授与所は画像右にあります。
拝受いただいた御朱印
千葉神社で拝受いただいた御朱印になります。参拝は18時まで可能ですが御朱印は17:00となっておりますのでお間違いないようお願い致します。
初詣期間のみの限定御朱印
千葉神社では初詣期間中の限定御朱印を拝受していただけます。頒布期間は1月1日より2月3日までです。(毎年同じ期間かどうかは不明です)
初詣限定の御朱印は、半紙に押印したものに日付のみ筆書きしたものになり、通常の筆書き体の御朱印は、2月4日からになるそうです。お守り、おみくじについては下記ページでご案内しております。
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境内社
千葉神社の摂社には学問の神様・菅原道真公を御祭神とする御社があります。この御社は千葉県内最大の天神様のお社であり、千葉神社の旧社殿であったことから妙見様の御神力も同時にいただけるとされ、その神紋・月星に由来して「ツキ(月)を呼び、勝星を拾う」という縁起の良さから、年々参拝者、祈祷者が増加しているとのことです。
菅原道真公を御祭神とする神社の総本宮は京都にある北野天満宮です。そちらの現地レポートは以下でご紹介しております。
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絵馬
千葉神社では絵馬が何種類か用意され、心願成就や合格祈願などがあります。
アクセス
千葉神社のアクセス(交通案内)になります。最寄り駅のJR千葉駅から千葉神社までは距離が900mほど、徒歩で向かった場合は約15分程度を要します。下記のグーグルマップはJR千葉駅から千葉神社までの徒歩のルートです。
神社名 |
千葉神社 |
住所 |
千葉県千葉市中央区院内1-16-1 |
受付時間 |
9:00~17:00 |
お問い合わせ |
043-224-2211 |
- ≪最寄り駅≫
JR千葉駅(京成千葉駅)
- ≪市内循環バス「Cバス」ご利用の場合≫
千葉駅東口・駅前バスロータリー・16番乗り場
- ≪一般路線バスをご利用の場合≫
千葉駅東口・駅前バスロータリー・6番乗り場
- ≪車(最寄りIC)≫
穴川インターチェンジ
千葉神社の駐車場
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安房神社で頒布されている御朱印
安房神社で拝受できる御朱印になります。安房神社は同じ千葉に鎮座しており、日本三大金運神社として知られています。千葉の南部ですので比較的遠方かもしれませんが、非常に神気をいただけるパワースポットですので、金運アップや商売をされている方など、この機会に是非行ってみて下さい。千葉神社からは約95kmほど離れています。
安房神社
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信仰
千葉神社の妙見尊星王の特殊な信仰について。千葉神社の御祭神である北辰妙見尊星王は、その御神名の通り、天の中央を定位とする北信、すなわち、北極星と北斗七星の神霊であるとされております。
古来よりいずれの国においても、日月や星を仰いで宗教的な感情を抱かぬ民族はありません。
特に星の中でも北極星は最も神秘尊厳そのもので、方位、方角の要ともなりましたので、これを神格化して妙見様と称して参りました。
その霊験あらたかなご神徳は宇宙に広く行き渡り、星霊信仰のご本尊として、日・月・星の三光、すなわち全宇宙の諸星諸神を統治する神霊として信仰され、道教、陰陽道、易学、九星気学、風水学の根幹となる特殊な神として、あらゆる守護能力を発揮すると伝えられております。
従って、全国各地の善男善女が運気の好転や向上、維持、方災の回避や解除を願って、御祈祷を受けられておられます。善星皆来、悪星退散の御神力を願う『八方塞がり年』や星厄等悪い星巡りに当たる人々、日本古来の厄年に当たる人々が『厄除祓』を受けて行かれます。
また方位が生ずる建築や移転の際には、この妙見尊の御神力をいただく『八方除』祈祷を受けてから事にあたることが、昔より最良の方法と考えられております。
さらに、先の特殊性により、プロの易占家の人たちが、自身の開運と隆盛を願って昇殿されるばかりでなく、これら易占家の鑑定を受けた多くの人々がご加護を願い、三年間続けて祈祷を受けておられます。
このように千葉神社が妙見尊独特のご神徳に基づく『厄除開運』『祓八方除』の神社であり、その歴史性からこの信仰の全国の頂点に立つ神社であることから、妙見本宮、千葉大妙見と呼称されております。