福岡県福岡市東区に所属する志賀島(しかのしま)は、美味しいご当地グルメや絶景スポット、温泉などレジャーを思う存分楽しめることでも有名です。島ではありますが陸続きになっているので、車で行けるのでアクセスもしやすいのが魅力。ここでは志賀海神社の御朱印や無料駐車場、沖津宮から御朱印帳までをご案内致します。
由緒
志賀海神社の創建は不明ですが、古くは勝馬浜で表津宮・仲津宮・沖津宮の3宮から成っていました。神功皇后の新羅出征の舵取りをしたといわれる阿曇磯良により、表津宮が遷座して現在の境内になりました。仲津宮・沖津宮は、摂社となっています。
ちなみに読み方は「しかうみじんじゃ」です。
御祭神
主祭神の3柱は、綿津見三神とよばれる、仲津綿津見神・底津綿津見神・表津綿津見神です。左殿に仲津綿津見神、中殿に底津綿津見神、右殿に表津綿津見神と1柱ずつ祀られています。また、それぞれの相殿には神功皇后、玉依姫命、応神天皇が祀られています。
ご利益
古来より海神の総本社・龍の都と称され、博多湾の総鎮守として崇め奉られてきた古賀海神社のご利益は、災厄祓除、病気平癒、子供守護、海上安全といわれています。また、金運のパワースポットとしても知られています。
一の鳥居
海ノ中道を通った先にある、町中にたたずむ一の鳥居です。石造りの鳥居には、志賀宮とかかれた神額が掲げられています。1670年に、福岡藩の3代目であった黒田光之によって、造営されたそうです。一礼して、鳥居をくぐりました。
参道と石段
参道の入口である石段の前には、御潮井と呼ばれる清め砂が置かれています。立て札にあるように体の左・右・左と砂をふり、体を清めてから、石段を登りました。
御潮井の反対側には、志賀海神社の説明がかかれています。社号標には、官幣小社志賀海社とありました。石段の中腹には、石造りの鳥居が建っています。
鹿角堂
志賀海神社の本殿の右側にあるお堂です。神功皇后が対馬で鹿狩りをされた際、鹿の角を奉納されたことにちなみ、祈願成就のお礼として、鹿の角を奉納するならわしができました。
現在、鹿の角は1万本以上奉納されているそうです。中には、海に流されたものを漁師が拾い上げた、ウキをつけた鹿の角も納められているそうです。鹿角堂の前には、角が生えたオスと角のないメスの2匹の鹿の像が置かれています。躍動的で、今にも動き出しそうなたたずまいです。
楼門
参道の石段を登った先に、楼門があります。1600年に、黒田長政により造営されたそうです。
楼門の前には、しめ縄で護られた太鼓橋があります。太鼓橋は渡ることができませんが、4月と11月の山誉祭では、神職が太鼓橋にあがり、両脇に籾をまく神事が行われます。楼門の屋根裏には、立派なしめ縄がかけられていました。
拝殿
志賀海神社とかかれた神額がある立派な建物です。手前には、御潮井が置かれています。作法にならって、左・右・左と砂をかけて体を清めてから参拝をしました。
拝殿の前には、凛々しい姿の狛犬が鎮座しています。拝殿も、楼門と同じく、黒田長政により造営されたものだそうです。
志賀海神社の御朱印帳や受付時間
志賀海神社で頒布されている限定御朱印帳になります。龍を模したデザインで斬新な感じが良いですね。ちなみに御朱印の受付時間は以下となります。
授与所
こちらが御朱印や御札を授与していただける授与所になります。
初穂料300円の拝受御朱印
拝受の御朱印になります。初穂料(値段)は300円です。お守り一覧、おみくじなどは以下ページに掲載しています。
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亀石
遥拝所の玉垣の内側にある、亀の姿をした2つの石です。立派な鳥居も建っています。
神功皇后が三韓へ出兵する際、打昇浜にある亀ヶ池と亀住池の近くで、航海の無事を祈願したそうです。
七日七夜の神楽を演奏すると、黄金の雌雄の亀に乗った志賀明神と勝馬明神が現れました。2柱は、神功皇后に干珠満珠の玉を授け、船路を守り導いたと伝えられています。黄金の雌雄の亀は、その後石になり、今の地に納められました。
御潮井
志賀海神社は禊祓の神様であるため、参拝の前に御潮井で体を清める必要があります。参道の入口と拝殿の前に、御潮井の清め砂が置かれています。
体の左・右・左に砂をかけ、穢れを清めます。社務所の近くには、持ち帰り用の御潮井が置かれています。初穂料は、お気持ちだそうです。置いてある紙袋に御潮井をいただきました。
印鑰社
参道にはいってすぐ、左手にある境内社です。戦前、鷹ノ巣航空隊にあった奉安殿の移築とともに、不忽来社、船玉社、愛宕社の3社が合肥され、印鑰社となりました。
御祭神は、久那土神、天磐楠船神、迦具土神です。志賀海神社を参拝する前に、印鑰社で先に禊祓を済ませるならわしだそうです。
石造宝篋印塔
福岡県指定有形文化財に登録されている全高334.5mの石の塔です。花崗岩が積まれた宝篋印塔は、1347年に造立されました。
木々がおいしげる中、石が積まれた基礎の上に、凛とした姿でたたずんでいました。石造宝篋印塔は、もともとは過去・現在・未来の幸せを願う仏典を納めたものだそうです。
山の神
楼門の手前には、山の神とかかれた額をかがけたほこらがあります。大山津見の神が祀られています。
空のお財布を奉納するとお金が戻るという言い伝えがあり、鳥居の先に、お財布を入れる箱が置かれています。立て札には、参拝の仕方が書かれていました。
大山津見の神は醜い神様のため、醜い顔のオコゼやアラカブを供えると、顔立ちの悪さを喜び、願いを叶えてくれるそうです。ユニークな神様ですよね。山の神のそばには、御神木があります。手前の木の枝が奥の木に絡まるように生えています。しっかりと結びついて縁起が良さそうですよね。
磯崎社
志賀海神社の末社です。大きな岩にしめ縄がかけられていました。磯崎社には、大巳貴神と少彦名神が御祭神として祀られています。婦人病をはじめとする病気平癒にご利益があるそうです。
沖津宮
志賀島の最北端の小島にある境外社です。島の頂上にお社が鎮座しています。表津綿津見神・天御中主神が御祭神として祀られています。
干潮の時は、浅瀬を歩いて参拝に向かうことができます。 干潮を狙って行きましたが潮が満ちていたので、海越しに眺めました。遠くからでも、鳥居のたたずまいに凛々しさを感じました。
海人を統率した有力氏族、阿曇氏の発祥の地と考えられ、万葉集に「ちはやぶる 鐘の岬を過ぎぬとも われは忘れじ志賀の皇神」と歌われており、その島の先端にある陸けい島に沖津宮が鎮座しておりパワースポットとなっています。
志賀島休暇村
志賀島にある温泉露天風呂つきのビーチリゾートホテルです。ランチでは志賀島名物「海鮮丼」や定食など気軽に魚介類が楽しめるレストランや会議室・宴会場など多目的に利用されています。
また目の前には白い砂浜が広がり、海水浴やサーフィンなどのアクティビティが楽しめます。
山道を登って志賀海神社を参拝した後に、ゆっくり温泉につかるのも気持ちよさそうですね。
金印公園
国宝にも指定されている金印「漢委奴國王」が、大石の下から見つかったとされる場所です。志賀島の農民、勘兵衛がみつけたこの金印は57年後漢の光武帝が倭国の使者に与えたものだそうです。頂上の広場には、金印のレプリカが置かれています。
無料駐車場
志賀海神社には参拝者用の駐車場(無料)があります。仕切りがなく何台停められるか不明ですが結構な台数を停められると思います。
周辺にコインパーキングはありません。また近くにそれぞれの食堂の駐車場が何箇所かあります。
アクセス(最寄り駅)
志賀海神社の最寄り駅はJR香椎線の西戸崎駅です、西戸崎駅前より西鉄バス勝馬行乗車 約10分、志賀島下車で神社まで徒歩10分です。下記のグーグルマップは西戸崎駅から車のルートです。
名称 |
志賀海神社 |
住所 |
福岡県福岡市東区志賀島877 |
受付時間 |
9時~17時 |
お問い合わせ |
092-603-6501 |
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