毎日修学旅行や遠足、団体のツアーなどで多くの参拝者が訪れるのが奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の寺院の東大寺です。奈良県の観光の筆頭格といっても過言ではありません。ここでは大仏殿でいただける東大寺の御朱印や、他の堂で拝受の御朱印帳の初穂料や受付時間、御朱印をもらえる場所などを画像付きで徹底解説致します。また下記ページでは東大寺のお守りを紹介しております。
創建と大仏
東大寺の創建ですが、8世紀に若草山麓に前身である寺院が建てられていたと言われています。また東大寺といえば大仏ですが、この巨大な大仏の鋳造が始まったのは747年で、この辺りから「東大寺」と呼ばれるようになったようです。この事から大仏が建立されてから約1300年経過しているということで歴史を感じます。
鹿せんべい
東大寺といえば鹿が至る所で、くつろいでいますよね。また鹿せんべいの売店もたくさんあります。東大寺に行った際は鹿にせんべいをあげるのも楽しみの一つでありますね。
最短で御朱印をもらう方法(行き方・距離)
ここから東大寺の御朱印をご紹介させていただきますが、とにかく東大寺は広大な敷地ですので、効率よく回らないとかなり距離を歩かなければならず、大仏を見て、各御朱印をもらって…と効率よく巡回しても、3時間ほどかかります。
ですので私は何度も東大寺に行っているので現場の写真と併せてご案内させていただきますが、最も効率よく最短距離で御朱印を全てもらう為にどう回ればいいのか?上から順番通りにご紹介をしておりますので、このページで掲載されている順番に回って頂きましたら、ベストな時間で御朱印をいただけます。
ただし、前述しましたが大仏を見たり、南大門を見るなど普通にしていても3時間ほどを要しますので。行かれる際は十分お時間に余裕を持って行ってください。
東大寺の御朱印の場所や時間(戒壇堂)
ここからは東大寺でいただける御朱印について解説をしていきます。
場所 |
戒壇堂 |
志納金 |
600円 |
受付時間(夏季) |
4~10月:7:30~17:30 |
受付時間(冬季) |
11~3月:8:00~17:00 |
戒壇堂は堂内に入る拝観料が300円となっており、御朱印をお願いしたい時に拝観はどうされますか?と聞かれますが必須ではありませんので、御朱印だけをいただきたい方は御朱印のみとお伝え下さい。
指図堂の御朱印
指図堂の看板といいますか、標識といいます、ほとんど字が薄れて判読できないので、ここが指図堂なのか?と迷いましたが、この薄い字の標識が目印です。この近くに子安神社がありますので、子授けや安産祈願されるのも良いかもしれません。
大仏殿の場所や御朱印の時間
下記は『華厳』の御朱印です。大仏殿に入館する為には入館料を支払う必要があります。料金は600円です。
場所 |
大仏殿の中 |
志納金 |
300円 |
受付時間(夏季) |
4~10月:7:30~17:30 |
受付時間(冬季) |
11~3月:8:00~17:00 |
上記が大仏殿の中にある御朱印をいただける場所です。ここでは御朱印を書いている方が三人いらっしゃり、御朱印をもらう為に三列になって参詣者が並んでいますが、ここでいただける御朱印は1種類のみですので誤って、三つの窓口で御朱印をもらわないようにお気を付けください。
御朱印を書いている方が三人いるのは混雑を避ける為に三人で書いているだけです。大きな神社で御朱印をもらったことがある方ならご存知かと思いますが、一人ではとても御朱印の希望者をさばけないので複数人で対応しているということです。
俊乗堂の御朱印
俊乗堂の3種類の御朱印になります。
念仏堂の御朱印
念仏堂の御朱印は1種類です。
行基堂の御朱印
行基堂の御朱印は1種類です。
俊乗堂・念仏堂・行基堂の計5種類の御朱印は下記画像をご覧の通り俊乗堂の1ヶ所でもらえますので。
三昧堂(四月堂)の御朱印
場所 |
四月堂 |
志納金 |
300円 |
受付時間 |
8:00~16:00 |
三昧堂(四月堂)では御朱印は2種類いただけます。三昧堂(さんまいどう)と読みます。
法華堂(三月堂)の御朱印や受付時間
場所 |
法華堂(三月堂) |
志納金 |
300円 |
受付時間(夏季) |
4~10月:7:30~17:30 |
受付時間(冬季) |
11~3月:8:00~17:00 |
法華堂(三月堂)の御朱印は2種類になります。法華堂でお気をつけいただきたいのは御朱印のみいただくということは無理で、必ず拝観料を支払って拝観する必要があるということです。ですので御朱印の金額は各300円×2=600円ですが、別途拝観料を600円支払う必要がありますので計1,200円必ず必要ということです。
手向山八幡宮の御朱印
場所 |
手向山八幡宮 |
志納金 |
300円 |
受付時間 |
8時~16時30分 |
手向山八幡宮の御朱印は1種類です。御朱印をいただける時間は季節によって多少変更するとおっしゃっていました。冬季の場合でも16時30分までは受付時間となっているので夏季の場合は17時頃まで可能のようです。
不動堂の御朱印
場所 |
手向山八幡宮 |
志納金 |
300円 |
受付時間 |
8時~16時30分 |
不動堂に行くには少し坂を登って行かないといけません。
東大寺の大仏殿の限定御朱印帳
こちらは大仏殿の中にある授与所で購入できるここだけの限定御朱印帳になります。大仏が描かれており、可愛いですね。値段は2,000円となっております。
手向山八幡宮
手向山八幡宮の授与所に展示されているオリジナルの御朱印帳になります。8種類販売されており、上段4種類が小さいサイズの御朱印帳で各1,000円、下段の4種類が大きいサイズの御朱印帳で各1,500円となります。
手向山八幡宮の御祭神
当社は794年(天平勝宝元年)に東大寺大仏殿建立の際、その守護神として、宇佐神宮(全国の八幡宮の総本社)の第一の御分霊をお祀りした八幡古社です。御祭神はご本殿に八幡大神、比咩大神、神功皇后・仲哀天皇、若宮には仁徳天皇をお祀りしております。
百人一首の『このたびは 幣もとりあえず手向山 紅葉のにしき 神のまにまに』という詩は菅原道真公が、この神社を詠んだものです。
東大寺のお堂の略記
神社や寺院で御朱印をいただいた際に、その神社仏閣の由緒やご神徳、御祭神とった略記をいただくことがありますが、ここからはその略記に記載されたものをご紹介させていただきます。直接御朱印とは関係ありませんので。
戒檀院戒檀堂
天平勝宝6年(754)二月、苦難、苦難を重ねること実に六度、十数年の歳月を費やし、唐から鑑真和上が来日されました。そして同年四月、我国ではじめて『三師七証』による整った形での受戒作法が行われました。東大寺大仏殿盧舎那佛像の前に戒檀が設けられ、聖武太上天皇をはじめ光明皇太后や孝謙天皇、更には沙弥四百四十人余りが戒を授かりました。
その後、この戒檀を移設し、常設の授戒場として東大寺戒檀院が造営され、筑紫国太宰府の観世音寺下野国薬師寺の戒檀とともに『天下の三戒檀』として重きをなしました。僧になる為には、これら三戒檀のいずれかで受戒する必要があったのです。
創建当時の戒檀院伽藍は、残念なことに火災により全て焼失してしまい、現存の戒檀院戒檀堂は江戸時代の享保十七年(1732)に再建されたものです。堂内の戒檀上中央には多宝塔(内部は釈迦如来像・・多宝如来像)が、四隅には四天王像(国宝)が安置されています。
四天王は持国天・増長天・広目天・多聞天で構成され、順に東南西北の四方を守護する護法神です。戒檀堂の四天王はもと金銅像であったと伝えられますが、現在安置されているのは奈良時代の塑像で、身にまとう甲冑は大陸の様式です。造像当初は、細心委曲を極めた色彩と文様で荘厳されていたことが知られ、現在もその一部を見ることができます。
華厳の教え
東大寺は華厳寺のお寺です。その根本的教えを説く『大方広仏華厳経』は、時間と空間を超えた仏を説いた教えであり、偉大で正しく、広大な仏の世界を菩薩の様々な実践の華によって飾られていることを説く経典です。
『華厳経』では、仏とはヴァイローチャナ仏の事を指し、その意味は遍く(あまねく)照らし出している無限の光明そのものであり、光明遍照と訳されます。『華厳経』の漢訳本には、旧訳の『六十華厳』と新訳の『八十華厳』と経の最後に位置する『入法界品』のみをあらわした『四十華厳』が伝わっています。
『ヴァイローチャナ』は、旧訳では『盧舎那仏』、新訳では『毘盧遮那仏』と音写しています。この大仏さまは、お釈迦さまが無限の修行をして悟りをひらき、人々を救うために蓮華蔵世界という『悟りの世界』の教主になられたお姿で、実に人間的な仏さまです。
密教では、同じ毘盧遮那仏が『大日如来』となり、真理そのものの人格化で宇宙の生命そのものと考えるのです。そのことが華厳と異なるところです。
東大寺の法華堂
法華堂は三月堂とも称される。天平時代に東大寺開山の良弁僧正が、この地に山房をかまえ、のちに金鐘寺羂索堂になっていたと言われている。この法華堂の外観は一棟のように見えるが、内部は本堂と札堂とに分かれている。現在の建物は、天平時代の奇棟作りの本堂と鎌倉時代の正治元年(1199)に重源によって建てられた礼堂である。
堂内の本尊不空羂索観音立像は乾漆造で、天平文化の粋を集め世界に誇る仏教美術の宝庫でもある。
東大寺の三昧堂(重要文化財)
三昧堂は俗に四月堂と呼ばれ、かつては普賢菩薩像を本尊としたため、普賢堂とも呼ばれた。平安後期の記録『東大寺要録』によれば、治安元年(1021)に仁仙人法師と助慶上人が創建し、傍らに僧坊を造って法華三昧行を修したという。
なお現在のお堂は延宝九年(1681)の再建で、当初は普賢菩薩が本尊であったと考えられるが、天和二年(1682)からは阿弥陀如来が本尊となり、明治三十六年から千手観音菩薩が本尊となっていた。この千手観音菩薩像の造仏は平安時代であるが、元の安置場所は不明で、所在記録の初見は念仏堂修理のため法華堂礼堂に移された元禄十一年(1698)である。
平成二十五年秋から東大寺ミュージアム本尊として安置することになり、新たに十一面観音菩薩像(平安時代)を四月本尊としてお迎えすることになった。
この十一面観音菩薩像は天理市にあった廃寺桃尾山の旧仏で、明治二年(1868)に東大寺に移され二月堂に祀られていたが、修二会行事準備の度に破損の危険があるので、終戦後は収蔵庫で保管されていた。附属の光背や台座は後補。
天河大弁財天社の御朱印
天河大弁財天社は奈良県の天川村にある神社ですが、この神社は何と言っても神様に呼ばれた者しか参拝できないと言われているスピリチュアルの世界では非常に知られている神社です。またこの神社は長渕剛さんや堂本剛さんなど有名なアーティストもたくさん参拝されていることで知られており、不思議体験も続出しているスポットです。
東大寺から天河大弁財天社までは車で1時間30分ほど所要時間がかかるので決して近くありませんが、きっと神様から呼ばれていれば参拝に行かれるはずです。下記ページではその天河大弁財天社の詳しい情報、御朱印帳、お守りなどの情報を掲載しております。
関連記事
■ 天河神社の御朱印帳やお守りの通販≪無料駐車場|不思議体験≫
京都の建仁寺
京都の建仁寺は建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立されました。元号を寺号とし、山号を東山(とうざん)と称します。雲龍図は安土桃山時代頃に活躍した絵師の海北友松が手掛けた水墨画で、実際に見ると圧巻の迫力です。建仁寺の御朱印などについては以下でご案内しております。
関連記事
■ 建仁寺の御朱印や時間≪ご利益や御朱印帳≫
■ 建仁寺の駐車場(安い)≪お守りの種類一覧≫
神社
- 平安神宮の御朱印の時間や全種類≪限定の御朱印帳も!≫
国指定の重要文化財です。古代の役所の建造物の中で最も重要な建物で、天皇が政務を執られ、朝賀・即位などの重要な儀式が行われました。朝賀とは毎年元日の朝に天皇が大極殿において皇太子以下の…
- 豊国神社の京都の御朱印時間≪無料駐車場や御朱印帳も!≫
歴史を遡っていくと信じられないくらいの自体に陥ることができます。また最高に素晴らしい瞬間に出会うことも可能ですのでこちらの神社の拝殿に向かって祈って下さい。そうすることで未来…
- 亀田八幡宮の御朱印や時間≪お守りや御朱印帳と駐車場!≫
それまであった社殿は現在でも増築されて残されているが、何度も改築をするなど神社ももちろん姿や形を変えて老朽化の対策を行っているようですね。市内で最も古い建造物である。…
- 小網神社の御朱印や時間≪ご利益や限定の御朱印帳も≫
千代田区や港区とともに都心3区と位置づけられており中央に位置します。この地域の神社には様々な神社が鎮座されておりますが、その中でも有名な神社として名前が…
- 八重垣神社の御朱印や時間≪ 無料駐車場や御朱印帳も!≫
有名なのは縁結びのスポット であることは皆さんご存知かと思いますが、決して観光スポットは出雲大社だけではありません。ここでは行きたくなるような観光の名所などを一気に…
- 龍潭寺の御朱印や無料駐車場≪お守りや御朱印帳まで≫
全国有数の漁場であるこちらの地域は神社仏閣、寺院だけではありません。そんな浜松市の紅葉スポットの御朱印や無料駐車場、お守りなどをこのページでご案内させていただきます…
参詣メモ
東大寺に参詣に行き、やはりこの壮大な敷地に圧倒されました。近くに住んでいたら、良い散歩スポットだなぁと思いながら巡っていましたが、あと一点驚いたのは修学旅行の学生さんの多い事。小学生から中学生くらいのお子さんだと思いますが、とにかく多かったですね。
私は神社仏閣によく参拝に行きますが、敷地面積の広い神社仏閣は観光スポットとして、良い時間を過ごすことができるので本当にリフレッシュできますね。またこの日は結婚された新婚さんでしょうか、撮影をされていました。また行く機会があったら、もう一度行ってみたい寺院ですね。
Todaiji Temple