こちらでご紹介する神宮は外宮の別宮の中では唯一の宮域外にある神社です。週末であってもあまり参拝者で賑わうことがないので、静かに神と向き合うことができ、その静寂さの中にある神気を感じることができるでしょう。このページでは月夜見宮の御朱印や受付時間、ご利益、無料駐車場、場所やお守りに至るまで月夜見宮を掘り下げたいと思います。
御祭神・鳥居
月夜見宮の御祭神は月夜見尊です。天照大御神の弟神で内宮の別宮である月読宮と同じです。月夜見宮は、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を一つの社殿に合わせてお祀りしています。樹齢数百年の楠を始め、多くの木々に囲まれた神域は御魂に届く神気を感じずにはいられません。また明治時代に外宮別宮の「つきよみのみや」と表記するようになりました。
月夜見宮は古くは高河原と呼ばれ、農耕の神を祀る神社だったようです。また画像は月夜見宮の鳥居です。
社号標
月夜見宮は『つきよみのみや』と読みます。画像は社号標です。月夜見宮は敷地は大きくありませんが、樹木に覆われて清々しいです。
高河原神社
御祭神は宮川の高河原といわれた土地の開拓の神様。月夜見宮の宮域内で同宮右後ろ(東北)に鎮座されています。この高河原神社には賽銭箱があります。
手水舎
月夜見宮の手水舎です。たくさんの木々に囲まれた夏でも清涼な気があり神聖な場所だと感じさせてくれます。
月夜見宮の御朱印や受付時間や料金(値段)
伊勢神宮の月夜見宮で頂ける御朱印です。初穂料(料金)は300円です。御朱印は宿衛屋(授与所)でいただけます。限定の御朱印帳はありません。
月夜見宮の御朱印の受付時間は季節によって異なりますのでご注意下さい。
ご神木
月夜見宮のご神木です。木は生き物なのでその存在感や生命力をひしひしと感じることができエネルギーチャージできました。
授与所
授与所(宿衛屋)ですね。こちらで月夜見宮の御朱印や頒布されているお守りをいただけます。
社殿
伊勢の末社、摂社も洗練されており、とてもスマート。凛とした神聖さは遥か昔の記憶を呼び戻しますね。
お守りのご利益
月夜見宮のお守りです。画像のあり黄色のお守りが『袋入御守』でご利益は『健康』『招福』です。初穂料1,000円です。
画像の白丸のお守りで、こちらもご利益は『健康』『招福』です。初穂料500円です。
古殿地
古殿地とは、遷宮以前の社殿が建っていた旧土地のことです。
アクセスや場所
伊勢神宮の外宮から月夜見宮へのアクセスですが下記のグーグルマップにあるように距離は約400で徒歩の場合ですと5分~10分を要します。月夜見宮に行くには外宮の駐車場に車を置き、神路通りを通って歩きで約10分のところにあります。
名称 |
月夜見宮 |
住所 |
三重県伊勢市宮後1-3-19 |
お問い合わせ |
0596-24-1111(神宮司庁) |
- ≪電車≫
JR・近鉄「伊勢市駅」より徒歩5分
- ≪車≫
伊勢ICから車で15分
無料駐車場
月夜見宮の参拝者用の無料駐車場は1台のみですので近くのコインパーキングをご紹介させていただきます。
徒歩150mの駐車場
月夜見宮から150mほどのところにある『三交の駐ing 伊勢市駅前第2』という駐車場です。
住所 |
三重県伊勢市宮後一丁目208 |
駐車料金 |
全日30分100円円
(平日) 入庫後24時間最大 600円
(土日祝) 入庫後24時間最大 800円 |
駐車可能台数 |
30台 |
備考 |
– |
伊勢銀座しんみち商店街振興組合駐車場
伊勢銀座しんみち商店街振興組合駐車場です。月夜見宮から400mほど距離があります。
住所 |
三重県伊勢市一之木2丁目2-21 |
営業時間 |
10:00〜22:00 |
定休日 |
毎週:月・日・定期休日有 |
全日 |
30分100円
|
駐車可能台数 |
100台 |
備考 |
– |
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参拝日記
月夜見宮は外宮にある豊受大神宮の別宮という扱いです。比較的都会的な場所に位置しています。月夜見宮は謎が多く、記紀神話でもほとんど語られていません。家族構成や出生については記されていますが、逸話が少ないのです。それなのにこうも大きな御宮を持っているというのは、生まれた家のおかげなんだろうかと不思議に思うことがあります。
もちろん統治しているものは『月』という大変天文学的で、宇宙に関わるほどの大きな存在ですから崇められるのは当然でしょう。しかし物語の少なさと言うのは、人気を左右するのも確かです。『昼と夜があるのは姉と月夜見がケンカしたから』という話が代表的で、あとはこまごまとした物があるほどです。
確かここは月讀宮と違い、月夜見尊と月夜見荒魂を一つにして祀っています。境内は静かで、敷地の外はすぐに大きい道路だというのに信じられないほどの静けさです。それだけ御宮の後ろの『鎮守の森』が深いのでしょう。
天照大御神、須佐之男命と月夜見の尊は3兄弟ですが、本人だけは非常に静かな性格です。やはり神様の性格そのものが、『その神社の在り方』を顕しているのだなと、感じます。
Ise Shrine|Tsukiyominomiya Shrine