
お付き合いを始めてから
結婚までの期間は人それぞれで、決してどちらにしなければいけないものでもなければ、こちらが正解、この選択は誤りというものはありません。やはり
恋愛であったり
仕事を取り巻く環境などによっても変わってきますが、ここでは皆様にこういうケースもある、こういう考え方もあるということでご説明させていただきます。
まずお付き合いの期間が短い場合のメリットはどういうものがあるのかですが、やはりまだ期間が短いだけにお相手の事を知り尽くしていないケースが多く、また今の恋人と同棲していないカップルがほとんどなので、新鮮な気持ちや結婚したという実感の中で、いわゆる”ラブラブな新婚生活”を送ることができる部分がメリットで、授かり婚でない場合は結婚後もお二人で、色々なところにデートに行かれるご夫婦が多いようです。
この”新鮮さ”という部分においては、長いお付き合いを経た上でご結婚された方は感じることが難しい部分で、恋愛の延長線上の婚姻となる場合が多いので、お付き合いの期間が長い場合のデメリット部分といえるかもしれません。もちろん長いお付き合い後の方が結婚は上手くいかないということではなく、新鮮さという部分にスポットを当てると、こういう傾向があるということです。
その他の点としましては、先ほど述べましたようにお付き合いの期間が短い場合は お相手の事を知り尽くしていない面があるので同じ屋根の下で結婚生活を送っていると新たな発見があります。
それは、お相手の性格や、生活の中での癖、習慣、生活リズム…。 この新たな発見が新鮮さをもたらしてくれる反面、お相手の悪癖や生活の中での不一致部分に気づき、関係が悪化したり不穏な空気が流れる場合があり極端な例になるとやっぱりこの人は違う…無理…というケースもあります。
これはお付き合いの期間が短い結婚のデメリット部分です。
逆にお付き合いの期間が長い方は、こういった事はあまりないのでメリットとして捉えることができるかもしれません。 しかしそれは同棲など、生活を共にした時間を経て結婚に至ったケースで仮にお付き合いの期間が長くても、お互いのご実家やマンション等で同棲や半同棲をしてこなかったカップルは同様に結婚生活後、良い面悪い面と新たな気づきが色々と出てくるかと思います。
つまりお付き合いの期間が短い場合は長い場合に比べて、良くも悪くも変化の幅が大きいということです。
期間が短い場合は当然まだ知り合ってからの期間が浅く、お相手の知らない部分も多いわけで、知らないからこその喜びもあれば、いきなり結婚前に打ち明けてもらっていなかった事をカミングアウトされるかもしれませんし、共に生活していく中で、だらしなさ・いい加減さが露呈するかもしれません。
結局、この新たな発見や変化をどう捉えるのかという部分に尽きるのであり、あまりそれを過大に捉えてしまうと結婚生活に対して冷めが生じたり、難しいという考えが出てきてしまいます。
またその変化やお相手の新たな部分に対して否定的に捉えるか、誰しも一致していない部分があるのは当然で、それを踏まえてどう折り合いをつけてやっていくかという捉え方一つで180度方向が転換されます。
人は良くも悪くも変わっていくものですから、自分の価値観の違いがあっても、それはあくまで現時点でそうであるというだけですから、今を変えれば未来は変わることも忘れてはいけないポイントです。
安定した幸せな結婚生活
やはり人が望むものは幸せでありますが、だからといって幸せを感じたり不安や憤りを感じたりとスリルのある幸せは望んでいらっしゃらないと思います。というよりもそういうジェットコースターのような人生はそもそも幸せでないのかもしれませんが、やはり安定というところが大切かと思いますが結婚生活は非常に長い年月、年数なわけでして、その間に何も問題が起こらないわけがありません。
それは旦那様のお仕事の転勤、単身赴任、失業、転職、栄転、左遷…。 またお金の問題、病気、子育て、お子様の教育や躾…。 それ以外にも義父、義母、親族間の問題、浮気、異性問題…。
挙げればキリがありませんし、もちろんネガティブなことだけなく、それと同等もしくはそれ以上の喜びがあるのも事実です。
結婚をすることと素晴らしい結婚生活を維持することとはまた違うものであるという認識を持つことが大切かと思いますが、良い結婚生活を維持させる為に最も重要なところは建設的な関係が築いていけるお相手かどうかの見極めです。
前述しましたように結婚生活は良いことだけでなく、時に大きな問題に直面することがあります。
その時に怒りや不満をぶつけ合い、単に罵倒し合う二人であれば 結婚までの期間が短かろうが長かろうが結果は同じです。
そういう関係ではなく、きちんと向き合い、話し合い、理解し合いという建設的な部分ができる関係かどうかをやはり結婚前に知っておくことが重要です。 極端にいえば完全に自分に非があるにも関わらず、謝罪できない認めない、開き直る…。
こういう方というのはお相手が誰かという問題ではなく、どなたと結婚をしても同じなのであり、こういうケースがよくあるのですがお相手がAさんかBさんかという問題ではなく、そもそも良好な人間関係を築く上で、あまりにも内面的に欠けている部分が大きいという方は、お相手に矢印を向けるのではなく、ご自身に矢印を向け省みる必要があろうかと思います。
小さな事でも大きな喧嘩に発展させてしまう関係もあれば、大きな事でも小さくまとめ、意味のある喧嘩だった、気づきはあった…と今後に繋げる関係もあります。
この関係性の見極めを誤り軽視してしまうと結婚後に小さなことにもイライラしたり、お相手の幼稚さ、不誠実さに憤慨し結婚しても良かったのか?と思ってしまうことさえあります。
幸せな結婚生活を維持するというのは精神的な部分だけで到底、語れるものではありません。
やはり経済面なども深く関わってきますが二人がお互いを認め合い、信頼し合いできるご夫婦であれば、その問題がどういう種類であるかに関わらず必ず乗り越えられるでしょうし、もっといえばその困難ささえも夫婦のより深い結びつきをもたらしてる絶好の機会となりますが、逆の場合は精神的に不安定になったり未来への不安しかイメージできず、日々ストレスやイライラが絶えず喜び楽しみが見出せないままの生活になっていくでしょう。
結婚はイチかバチかでやるものではなく幸せは偶然もたらされるものではなく幸せは作っていけるものです。
建設的…まさにご自身が建てるものなのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。