
離婚率は一向に低下しない日本ですが、夫婦と言っても様々な形があり円満なご夫婦もいらっしゃれば、自分のところは
仮面夫婦かもしれない、将来的には
離婚したいと思ってらっしゃる方もいるようです。
理想的な夫婦は?…、そう問われて皆様はなんとお答えになるでしょうか?結局こうでなければいけない…という絶対的な理想は存在しないと思います。なぜなら性格も十人十色で異なるのですから価値観も人それぞれ。
もっといえばその十人十色の性格が二人いて夫婦となるわけですから、とてもじゃないですが簡単に述べられるものではありません。
しかし細かく見ていけば人それぞれ異なる部分があるかもしれませんが、おおよその理想形は類似しているかと思います。
ここではそんな夫婦とはそもそもどういう関係性が良いのか?
上手くいかないご夫婦の特徴などをお話させていただきます。
価値観の違い(優劣上下)
まず夫婦というのは上から読んでも下から読んでも”ふうふ”です。
つまりどちらが上でもなければ下でもありません。どちらが優でもなければ劣でもありません。
一部の男性の中には自分がお仕事をしているからこうして生活ができているのだという方がいらっしゃいますが
主婦(主夫)の方の家事も立派なお仕事。ただ家事は誰かに雇用されてお給料をもらう仕事ではないというだけです。
こういうと家事という仕事より外で働く労働の方が大変だとおっしゃる方がいます。
逆もそうで家事は休みがあるわけじゃないのだから外で働くお仕事より大変だと主張される方もいらっしゃいます。
ここから分かるのは自分の方が…私の方が…という上下や優劣を自らが作っているということです。
どちらも大変でありどちらも素晴らしく、どちらもなくてはならないものです。
それを小さなことを持ち出して家庭内で主導権を握りたいからなのか?優位性を確保しておきたいからなのか?無理矢理にでもご自身を”優”に位置づける御託を並べます。
最も理想なのはどちらが上でも下でもないという感じです。しかしそれは納得できない、ということであれば上下をつけてもいいでしょう。
本来はどちらが上でも下でもいいのですが仮に旦那様の中で外で働く方が大変だと思われる方がいても、それはそれです。奥様を下に見たり否定するというのは別の問題です。
要は単に人間性の問題であり、これは立派なモラスハラスメントです。
モラハラについては下記をご参照下さいませ。
モラハラ夫の弱点や特徴は?≪離婚という対処がベスト?≫
言い換えれば自分よりも劣っている、あるいは立場が下だとご自身が判断した方に対して見下す、貶めるという接し方や見方の問題ということです。
逆も然りでわざわざ旦那様を否定する必要はなく自分はこんなにも大変で、こんなにもしてあげているのに…と
ご自身が与えていることしか見えておらず受け取っているものが見えていないわけです。
夫婦の当たり前の基準
さらにここから見えてくるのは当たり前の基準です。
家事をしてくれていること仕事をしてもらっていることを当たり前としか思っていない。
誰だって特別な感謝はいらないかもしれませんがやって当然と言われれば、いい気はしません。しかしそれをしてしまっている訳です。夫婦関係と言っても一つの人間関係であり、元は赤の他人。言ってはならないこともあれば最低限のルールがあります。職場であれば上司、同僚、部下に対してある程度の気遣いの意識が働きますが家庭となると、その気遣い意識が働かない。
気遣いをしなくて済む…。それが家庭の良さでもあるわけですが関係を悪化させるくらいなら一定の気遣いをするべきでしょう。
ではなぜ家庭では上手くいかないか?それは無法地帯という表現が適切かどうかわかりませんが客観的な第三者の視点でない関係、場所だからです。人間、他人から客観視されていると正さなければという意識が芽生えますがそういう視点がない為にご自分の好きにやれます。
例えば公衆の場で妻や夫に怒ることがあっても、こんな場所で夫婦喧嘩をしたら恥ずかしい、みっともないという意識が働きます。つまりはいい意味での自制ですよね。例え、妻や夫に少し言ったとしても声量や発する言葉を選ぶはずです。特に誰から叱られるわけでも教育されるわけでもないのが家庭です。
しかし家庭はくつろぐ場所、リラックスする場所だからそれでいいのですが、だからこそ何が大切になっているかというと、ご自身の性格や人格です。性格と人格の違いというのは心理学上も諸説ありますのであくまで完全な個人的解釈という前提でお話をさせていただくと性格というのは心の深い部分にある感覚の傾向のことです。
つまりこういう時にこういう態度に出てしまう頭ではこの性格はダメだと思っていて直したいとは思っているが、なかなか直せないということがありますが正に理性よりも強く、コントロールが難しい部分の傾向のことです。あくまで傾向です。完全に固定化され変動が起こらないものとは考えておりません。
また人格というのは「大学」という儒教の古典の中に格物致知(物に格りて知を致す)という一編があるように格(いたる)とも読めるわけで、格(いたる)というお名前をつけてらっしゃる方もいます。
この”人格”はどういうものかと言えば性格を先天的なものとするならば、その性格を背負って学生生活、社会生活の中で人としてどう磨いてきたか?どういう心や境地に至ったかというのが人格ではないかと個人的に考えております。
※あくまで人格というのは精神的な部分であって職業や学歴のことを申し上げているわけではありません。
つまり自分はこういう性格だから…と開き直るのは全く問題はない。しかしそれはあくまで誰にも迷惑をかけない自分お一人でのお話。
その性格が災いをもたらすなら、お相手云々の問題ではなくご自身も不幸を呼び寄せますよ。どういうわけだか落ち着かない人生、あれだこれだと浮き沈みの激しい人生になる危険性を孕んでいますよということです。
ですので災いをもたらしかえない性格であるという自覚がおありであれば人格形成という言葉があるように少しはご自分を見つめ直す必要があるのではないかと言う事です。
結婚前に理解しておくべき点
私の個人的な見解では結婚をする時点でそのご夫婦が上手くいくかどうかはそれなりの割合で決まっていると思っております。あくまでそれなりの割合です。例えばワガママに育ってイライラしやすい、短気、自分勝手…。こういう方が結婚されるとどうなるかというのは容易に想像がつきます。
ただ結婚はお相手との相性、関係性で上手くいくかどうかを判断するものなので一方だけを見て答えは出せないですが、やはり関係を構築する上で障害となりやすい性格はないに越したことはなく結婚生活が続いていくと関係性や夫婦の形が固定化されていくのでまだ形が固定化されていない段階で良きもの、それぞれが考える良き夫婦像とは何かを共有、構築していくことが望ましいです。
どうしても夫婦など深い関係になると良い意味でも悪い意味でも慣れが出てきて気を遣わないで済むので自分の”素”が出てきてしまいます。
その素が夫婦関係を良きものにするものであれば問題ありませんが、そうでない場合は意識的に言動などには気をつける必要があるかと思います。
夫婦の支え合いと補い合い
よく夫婦は支え合うものだ。よく言われることであり頭では分かっているけれど…という方もいらっしゃるかもしれません。
私は夫婦にとって大切なもの。それは補い合うことだと思います。
誰しも大きなことだけでなく小さな生活習慣にまで目を向けるときちんとできないこと、ちょっと面倒だと感じることの一つや二つあるものです。またお酒を飲み過ぎる、食べ過ぎる…。こういうことも適正値からズレていることもあるでしょう。つまり家族、夫婦といっても経済面、健康面、精神面など様々な分野が存在しお互いがそれぞれの分野で健全となるように補い合うのが夫婦であると考えています。
もちろん極端に不足しているものがあったり金銭面、不貞行為、DV、モラハラ…などとても補うというお話ができないご夫婦もいらっしゃいますがここではそういう極端な例は除外して述べています。
話を戻しますが、お二人で足らないものを補い合うのが理想ですが実際は罵り合ってあるご夫婦が多いのが実情です。
ご自分が快適でいられるよう相手を否定し、相手を変えようとする方が多いように思います。
もちろん相手側が変えるべきものもあり、最初から夫婦の形が完成されているわけではないのだからそういう要求をしていくことで徐々に良い夫婦関係が構築されていくわけですが、ここではその程度があまりにも酷い場合です。
それは本当にお相手に過度にストレスを与えてまで改善しなければならないのか?お相手に問題があるのではなく完璧主義なご自分に問題があるのではないですか?もっと柔軟にどうして考えられないのか?ということです。
お相手に改善を求めるとご自分は快適度が増すかも分かりませんが求められた側はストレスとなることが多く、そのストレスが直接的、間接的に夫婦関係にマイナスな影響を及ぼします。
ストレスは百害あって一利なしですから。
また夫婦関係が上手くいかない方の特徴として、口を開けば相手のことを批判する。
常に相手に矢印が向いており、ご自分に矢印を向けて考えることができない方です。
もちろんDVや借金、不貞行為など犯してはならないことをすれば話は変わりますがお相手のここがダメ、あそこがダメ…。ここが改善されればもっと良い夫婦関係になる…。
どういう部分について不満があるかは、ケースバイケースなので単なる批判ではなく、理にかなったものの場合もありますがここではどういうことに対して…という不満の対象のお話ではなく、その対象をもう少し気にしないようにするご自分の確立、柔らかく受け取る工夫、見ないようにする時間の使い方、干渉の程度や人によっては明確に踏み入るラインを決めておくのも得策かもしれません。
要はどこで揉めてどうして大きくなるかというと感情が先行するからです。物事の解決というのは感情で解決されるのではなく方法論です。全てそうではないですがこの解決を図る時にお相手にばかり投げていないで
ご自分が工夫をしたり、ご自分の対処法を変えれば事を荒立てずに済むというケースが意外に多いのです。
また”当たり前”という言葉がありますが”当たり前”というものは存在せず”当たり前”という無形の”観念”を自らが作り出しているに過ぎません。
人間の持つ心理の一つに返報性の原理というものがあります。
人から何らかの施しを受けた際にお返しをしなければならないという感情、心理のことですが受け取っているものを強く認識、実感されることです。
その心こそが感謝を生み与えることの喜びを知り、心の富を手にするのです。
夫婦の詭弁と論破
夫婦など親密な関係、自宅という閉鎖された空間にいると要求がエスカレートしていくことに気付くことが少なく、また大人になると自らがお相手に対し誤っていても自己を擁護しその行為が正当なものであると主張することがあります。
そういう詭弁に騙されないことが重要なのですが、どうしても論理的思考力や多角的視点を持っている方が論破してしまう傾向にありますが論破=正しい答えと思ってらっしゃる方が多いのですが、必ずしもそうではないのです。
まず論破というのは相手の理論を異なる理論によって打ち破るです。そして夫婦の話し合いの時に自分はこういうところで決着をつけたいと着地点があるはずです。
結局その着地点が客観的に見て妥当かどうかが大事なのであって、こういう夫婦問題に限って言えばですがお金に関する問題は数字として算出できるのでどちらの主張が合理的かは出しやすいですがそうでないものの多くはご自分が都合の良い結論に導く為の論破というものが存在します。
だからといって事あるごとに第三者に入ってもらって、客観的な観点で仲裁してもらうわけにもいかないというところから結局、お相手を無視した自らにとって都合の良い状況を作り出そうと思ってしまうと話の内容がどういうものであれ亀裂が生じます。
ですから補い合うという意識が大切で「あなたはここがダメ」「こういう所がなっていない」「これは○○という風に解釈ができるのだから自分が正しい…」
こういう発言は何の為に言っているのかということを理解する必要があります。あまりにもだらしない恥ずかしいというものであれば言うべきことではありますがもっと関係を良くしたいのにも関わらずこういう発言をするのは真逆のことです。だからといって褒めましょうと言っているわけではありません。
叱咤激励も時には必要で厳しく接することで人が伸びていく場合もあります。愚痴ばかりを並べる夫に一喝するのも奮起させる為に必要でしょう。要は優しさや厳しさ自体に善も悪もなく、それを出す場面を間違えればマイナスになるだけということです。常に優しく成長を阻む優しさは決して良い優しさではなく厳しさも出す場面によっては素晴らしい行動になるわけです。誰しも大人になれば人から指図されたくないものですがお相手から何に対して指図するかも大切ですが言い方がもっと重要です。
人をバカにしたようなイライラな感情を込めて言うのと「悪いけどこれお願いね」というのとでは受け取る側の感情には雲泥の差が生まれます。もちろん最初からイライラな言い方をしていたわけではなく何度言っても改善されない、聞く耳を持ってもらえない…。そういう場合は言われる方が問題なのは当然です。
どちらに非があるかはケースバイケースですが特にイライラした感情を込めて言う必要のない場面で相手にぶつけるのはイライラをぶつけたいだけ、言いたいだけ。消化できない感情を都合の良い相手が目の前にいるから言ってしまうだけです。
こういう怒りやイライラをお相手にぶつけたり、お相手の力によって消化しようとするのではなく上手に”自己消化”できる方こそが良い夫婦関係を維持する秘訣です。下記ではストレスを発散するストレスマネジメント、また怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントについて触れています。ご興味のある方はご覧いただければと思います。
もちろん夫婦だから職場の愚痴を聞いて欲しいということもあります。子育て、ご近所さん、ママ友さんとの色々…。どういう結論を導き出して欲しいわけではなくただ聞いて欲しいという感情は誰にでもあるはずです。
もちろん程度はありますが聞いてあげるべきであり、それが補い合うということです。
年齢が増してくれば仕事の責任も重くなり共働きでパート勤めをされていらっしゃる主婦の方であれば家事、育児、仕事としなくてはならないことが山ほどあり考えなくちゃならないことがたくさんあります。
補い合うことがどうして重要かと言いますと人はイライラすると小さなことでも、かんに障ります。逆に余裕がある時や楽しいことを考えている時には少し何かあってもスルーできます。同じ事柄にも関わらず心理状況によって受け取り方、感じ方が変わるということです。
ですから補い合うことで余裕を作っていくことが大切なのです。
妻と夫の協力と干渉
また補い合う為に忘れてはならないことは先ほども述べましたが指図されている、命令されているかと受け取るか足らないところを補ってくれていると捉えるかの違いです。
お二人で一つのいいものを作ろうとなると、それは協力でありそれぞれが独立した一人の存在と捉えるなら干渉になるでしょう。
ですからそういった普段あまり意識されていないかと思いますが性格や人格が夫婦生活の深い部分で関係しているのであり直す直さない、改める改めないというのは当然それぞれがお決めになれば良いことです。
またママ友さん同士のランチや会社の飲みの席で配偶者を否定することでその場が
盛り上がったりすることもあるでしょう。それを我慢し溜め込み家庭に持ち帰ってイライラするくらいなら思い切り出した方がいいでしょう。
夫婦の精神衛生上それがプラスになるのであればこういう場や時間は必要なものだと思います。しかし根本に立ち返ればそういう否定をする人と結婚をしたあなたってどうなの?少し角度を変えればそれは自分自身を否定しているのでは?という見方もできます。
ですから単なる発散や話のネタと完全否定とを混同されないようにして下さい。
ここまで色々と述べさせていただきましたがもちろん二つに一つ、白か黒などと完全に割り切れるほど単純なものではないのが夫婦関係ですが大きなことから小さなことまであらゆる場面のあらゆるケースに対応したお話をさせていただこうとすると本を一冊書いても当然述べられるわけではないのですでにご存知のことや、ご自身のケースに合わない部分もあろうかと思います。
また夫婦生活の中で常に有り難味や建設的なことを意識するというのも難しい部分があり、そういう部分を忘れてしまうご夫婦の倦怠期というものも存在します。
こうでなければいけないという厳格な考え方は人を追い込みます。どうしても白か黒かをハッキリしたくなる性格の場合は人間関係で苦労しがちです。夫婦という濃い関係は白と黒の間にある感情がどれほど育まれているかが大切です。離婚をするのも今回はお相手に非があったケース、偶然相性が悪かったというケースもあれば誰と一緒になっても、それでは同じ…というケースもあります。
夫婦関係というのはお相手で決まるものだと思ってらっしゃるかもしれませんがそうではありません。
割合は人それぞれで異なるかと思いますが幸せな夫婦関係を築く為のお相手とご自分との割合は50/50の方もいるでしょうし、80/20や70/30という方もいらっしゃると思います。どれが正しく、どれが誤りかは個々で異なりますがどういう割合にせよお相手で決まる部分とご自身で決まる部分があるということです。
また結婚相手は必ずしも理想のタイプがご自分に合うタイプであるとは限りません。
それはお仕事でもそうです。ご自分がやりたいお仕事と得意なお仕事とは異なる場合があります。すでに結婚をしているから今さら言われても…となるかもしれませんが単に結婚相手というお話ではなく傾向、パターン
ご自分の”型”を知ることは大切ですので少し触れさせていただきました。
今回はある程度どういうものが理想なのか?何が足らないのか?という風に物事の判断基準を探るため、皆様ご夫婦の形をご確認いただく為に一つの考えとして提示させていただきました。
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