どんな仕事
木や石、金属など様々な素材を生かし、多様な技術を用いて、自分のセンスを表現して個性的な作品を作ります。
必要な学歴
彫刻家として活躍する為に必須の学歴というものはありません。
どんな大学や学部がおすすめ?
彫刻家になる為に進むべき大学はどれがベストか?一般的には芸術系、美術系大学、造形大学などデザイン系に進むのが良いでしょう。芸術大学の中には彫刻学科彫刻コースがある所が多いので最もダイレクトに彫刻を学ぶことができます。
資格
彫刻家としてお仕事をする際に有利に働く資格は特にありません。あえて一つ挙げるとするならば学芸員の資格かもしれません。学芸員の資格は簡単に言えば博物館や美術館で働く為に必要な資格です。やはり常に一流に触れることは感性を磨くことにもなるでしょう。ただ非常に狭き門ですので現実的でないかもしれませんが…。詳細は以下をご参照下さいませ。
学芸員の資格の取り方やメリットは?≪就職や必要性は?≫
仕事内容
彫刻家とは、芸術家・美術家の中でも木や石、金属などの素材を生かし、様々な技法を用いて、立体的な作品、造形物としての彫刻を作り、自分のセンスを表現していく専門家です。彫刻家が行う技法には、木や石のような硬い素材を削りだして彫刻するカーヴィング、粘土のような柔らかい素材を使って製作するモデリングなどがあります。取り扱う素材も、木、石、土、紙、石膏、金属、ガラスなど多種に渡り、1種類を使うだけではなく、複数種類を組み合わせて作品を作り上げることもあります。
彫刻家になるための資格などは必要ないですが、まずはデッサン力が必要となるので、自ら人物・動物・静物など様々なものを対象にデッサンをして力をつけておくと良いでしょう。実際に彫刻家として活動していくことは並大抵のことではないです。まず、彫刻するもの材料費が必要ですし、作品の規模によっては広いスペースがないと作品が製作できないといったこともあります。
自分の作品を販売して生計を立てられるようになるまでには、かなりの時間を要すと思っていた方が賢明です。実際のところ彫刻家は、美術の教師や講師などを兼業している人が多いと言います。彫刻の買い手は、自治体や企業などが多く、購入後は公園、庭園、路上、ビルの入り口など野外に置かれたり、屋内の目立つ場所にポイントとして置かれる場合も多くなっています。一定の空間内にオブジェを置き、空間的な美しさを表現する作品が多くなってきている傾向にあるのです。
美術展などで賞を受賞すると一気に名前が上がるので、製作依頼が増えますので、挑戦すると良いでしょう。自己表現が好きな人、単純に彫刻好きな人、根気と精神力を持つ人がこの職業に向いています。
給料や報酬の単価の相場
彫刻家の仕事一本で生計を立てている方はごく僅かで副業や趣味の領域で彫刻を楽しんでいる方もいらっしゃいますがどのようにすればプロの彫刻家として生計を立てられるまでになるのか?いくつかの方法をご紹介させていただきます。
- 自己発信… 自身で手掛けた作品をブログやSNS、動画等で自己発信を行い、それを見た方にアプローチする方法
- 応募… 彫刻展に応募を行い、そこから名前を広めていく方法
- 個展… 自分自身で個展を開きます。費用は必要ですが自身で捻出をしたり支援者がいれば支援者の力を借りてという方法
- 副業… まずは副業から始めて前述したような方法で彫刻家としての腕を磨き、名前を広めていく方法
彫刻家の収入は0円~数千万円まで青天井の世界ですから才能次第ですが、やはり一つの作品を完成させるまでに要する時間は作品にもよりますが、かなりの時間を要します。また絵画とは違い量産のようなことはできないので、やはり彫刻のみで多大な金銭を得るのは極めて困難です。ただ知名度が上げれば類似したお仕事、派生することも多いに考えられるのでそうなれば、その収入や場合によっては教育事業のような講師としての収入を得ることもできるでしょう。
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