通関士になるには≪仕事内容や給料は？≫

1 どんな仕事
2 仕事内容
3 平均年収や給料
4 関連の資格検定・職業
5 この職業・お仕事の良い面悪い面など口コミを募集中！

どんな仕事

物を輸出、輸入するときに必要な税関での手続きを輸出入者に代わって行うのが主な仕事です。この通関士ですが国家試験の通関士試験に合格することで活躍できます。資格の合格率や試験科目など具体的な内容については以下をご参照下さいませ。

通関士の難易度≪合格率や就職先や独学≫
通関士試験を独学で突破する方も意外に多くいらっしゃいます。また独学で合格された方のほとんどは一回目で合格されており、二回目以降で合格された方はごく少数です。通関士…

仕事内容

通関士の仕事は、輸出入者に代わって輸出入時に必要な税関での手続きを行うことです。日本の経済は多くが輸入に頼っています。肉や魚介類、果物などの食品はもちろん、石油、鉄鋼、木材などの資源も例外ではありません。また輸出においては、日本では原材料と加工品して製品化し海外各国へ送っています。この輸出入の際には、貨物の品名、数、価格などを税関を通して申告し許可を取ることが義務付けられていますが、その通関書類などの諸手続きは大変複雑で時間もかかります。

通関士は、これら複雑な通関手続きを輸出入業者に代わって行っているのです。税関に対して不服申し立てをしたり、正しい手続きを取っているという主張を、輸出入者に代わり行うことが認められている職業です。
通常の主な業務は、通関に関しての書類の作成や審査、審査後の記名捺印です。通関士と税関の業務のやり取りは、現在、通関情報処理機構(NACCS)で管理されていて、書類作成や審査もほぼすべてパソコン上で行われるデスクワークが主となっています。税関に対して申告の説明を行ったり、税関検査に立ち会うこともあります。

麻薬や違法な物の密輸を防止する役割も果たしている大切な仕事です。主な就業場所は、運送会社、海運会社、倉庫会社、貿易会社などが多いのですが、最近ではメーカーや旅行業などへも活躍の場が広がっています。
日本は現在、海外各国との貿易が盛んですので、通関士の存在は不可欠です。これからも貿易は発展していくことが予想され、貿易量の増加と共に通関業者の数も増加が見込まれます。通関士の需要は今後も高まりを見せていくでしょう。

平均年収や給料

通関士の平均年収や給料ですが、ここでは実際の求人をご紹介させていただきます。なお掲載の求人は全て東京都内の求人となります。

インテリア系上場企業

業務内容：物流企画・貿易実務。貿易全般に関わる計画の立案や実行。他にも通関業者や税関からの情報収集も担当。
年収：500万円～1,000万円

倉庫・物流系企業

業務内容：輸出入通関に関わる業務全般（税関申告書類の作成、・NACCSでの申告手続き・税関対応「書類提出、検査等の立会い、折衝」）
年収：400万〜600万 ※経験に応じて

海運会社

業務内容：食品の輸入通関に関する事務全般（申告書類の作成、書類確認・税関対応・内容点検・国内手配）
年収：400万円～700万円

石油会社

業務内容：石油の船への積み込み等に伴う､監視業務・船舶の着桟･離桟サポート業務
月収：23万円～

商社

業務内容：通関書類のチェック・税関申告・検査の立会い・書類持ち込み
月収：24万円～

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Manabi