Manabi

どんな試験

IELTSは16歳以上の方を対象にした試験でIELTS（アイエルツ）と呼びます。海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでもTOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超えています。

比較

受験資格

16歳以上で受験にはパスポートの原本が必須です。また受験時に右手人指し指の指紋スキャン、顔写真撮影があります。

試験日

月2～4回程度

受験料金

25,380円

試験の種類

下記の二種類があります。

• アカデミック・モジュールとジェネラル

受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するものです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの大学や大学院ではアカデミック・モジュールでの試験結果が入学許可の判断の基準となっています。一般的に大学や大学院において英語で学びたい方や、英語圏での看護師や医師登録申請をする方は、このアカデミック・モジュールでの結果が必要です。

• トレーニング・モジュール

英語圏で学業以外の研修を考えている方や、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をされる方は、ジェネラル・トレーニング・モジュールを受験することが一般的です。

上記どちらもリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのテストを全て受験する必要があります。4つのテストの合計所要時間は約2時間45分です。

リスニングテスト

• ≪試験時間≫

約30分

• ≪問題数≫

全40問

• ≪試験パート≫

４つのセクションに分かれています。
■ セクション1
日常生活における２人の人物による会話（宿泊施設の予約など）です。
■ セクション2
日常生活におけるモノローグ（地域の施設に関する描写、食事の手配に関する説明など）です。
■ セクション3
教育の現場における複数（最大4名）の人物間（課題について話し合う大学の指導教官と生徒、研究計画について議論する学生など）の会話です。
■ セクション4
学術的なテーマに関するモノローグ（大学の講義など ）です。どのセクションも音声は一度しか聞くことができません。様々なネイティブスピーカーの声やアクセントが使用されます。

リーディングテスト

• ≪試験時間≫

約60分

• ≪問題数≫

全40問

• ≪試験パート≫

３つのセクションに分かれています。
「アカデミック・リーディング」
合計３つの長文が出題されます。文章は書籍、専門誌、雑誌、新聞などからの抜粋で、学術的なトピックに関して一般読者向けに書かれたものです。内容は大学や大学院に進学を予定している受験者もしくは就職を希望している受験者に適したものとなっています。文章は、描写文や事実を述べた文、色々な見解が書かれた文から物事を分析したものなど様々で、図形やグラフ、イラストなどが含まれる場合もあります。専門用語が使用されている場合は、簡単な注釈がつきます。

「ジェネラル・トレーニング ・リーディング」
■ セクション1
2～3つの短文が出題されます。短文は同じトピックを扱ったさらに短い6～8つの文（ホテルの広告など）で構成されることもあります。題材は英語圏での日常生活に関連したものです。
■ セクション2
仕事に関連した２つの短文（仕事への応募、企業方針、給与や労働条件、職場環境、人材育成と研修など ）が出題されます。
■ セクション3
一般的なトピックを扱った比較的長めで複雑な文章が出題されます。

※どのセクションも、文章は実際の掲示や広告、企業ハンドブック 、公的文書、本、雑誌、新聞などからの抜粋です。

ライティングテスト

• ≪試験時間≫

約60分

• ≪問題数≫

全2問

• ≪試験パート≫

「アカデミック・ライティング」
■ Task1
グラフや表、図形を分析し、自分の言葉で客観的に説明します。また、物事の過程や手順の説明を問われることもあります。
■ Task2
ある主張や問題についてエッセイを書きます。出題されるのは、大学や大学院に進学を予定している受験者もしくは就職を希望している受験者に適した一般的な題材です。

「ジェネラル・トレーニング ・リーディング」
■ Task1
与えられた状況に合わせて情報を求めたり立場を説明する手紙を書きます。内容は個人的なものである場合もあれば、よりフォーマルな文体を求められる場合もあります。
■ Task2
ある見解や議論、問題についてエッセーを書きます。アカデミック･ライティングのTask2ほど改まった文体は要求されません。

スピーキングテスト

• ≪試験時間≫

約11～14分

• ≪課題≫

試験官との１対１のインタビュー形式で行われ、３つのパートから構成されています。テストの内容は録音されます。

• ≪試験パート（3つのパートから構成）≫

「自己紹介と日常生活に関する質問（5分程度）」
試験官が自己紹介をした後、受験者の名前を尋ね、パスポートを使って本人確認をします。その後、試験官から家族、仕事、勉強、趣味などの一般的な トピックについて質問されます。
「スピーチ（3～4分程度）」
試験官からトピックと言及すべきポイントが書かれたカードが渡されます。受験者には１分間の準備時間とメモを取るための鉛筆と紙が与えられます。その後、最大２分間のスピーチを行いスピーチの後には、試験官から同じトピックについて1～2つ質問されます。
「ディスカッション（4分程度）」
試験官から上記スピーチのトピックについて、より掘り下げた質問がされます。受験者はトピックについてより深く自分の考えを述べることができます。

お問い合わせ

公益財団法人 日本英語検定協会 IELTS東京テストセンター
（土日祝日・年末年始を除く：10:00～17:00）
〒162-8055 東京都新宿区横寺町55
TEL：03-3266-6852
FAX：03-3266-6145
E-mail： jp500ielts@eiken.or.jp

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