グルメ、美食の街といっても過言ではない福岡市ですが、それだけでなく、海や山、そして歴史的建造物も多数あるので観光に来た方はどういったコースを観光しようか迷うこと必至です。ここでは道開きの神として信仰されている猿田彦神社(福岡)の御朱印や猿面について、また駐車場、限定オリジナルの御朱印帳についてもご案内です。
由緒
猿田彦神社を語る上で「庚申信仰」の説明は欠かせません。詳しく後述致しますが、平安初期頃に貴族の間で「庚申信仰」が始まり、やがてその信仰は庶民にも広まっていき、徳川時代には広く支持されていたと考えられます。
今回ご紹介する猿田彦神社は福岡県福岡市にある神社で、勧請年月は正確には分かっていません。ですが、参道入り口に建設されている鳥居の近くの石柱を見てみると、正徳三年(西暦1713年)正月二十一日再建の刻字が残されています。
再建の日時が正徳三年ということなので、それより前から神社の歴史が続いていたことが窺えます。
御祭神
猿田彦神社の御祭神は猿田彦大神。道案内の神として知られ、導きの神として信仰されています。また猿田彦神社といえば伊勢神宮の内宮の近くにも鎮座していることで知られています。以下は三重県伊勢市の猿田彦神社の現地レポートです。
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ご利益
猿田彦神社のご利益は災難避け、開運、交通安全など。
庚申信仰
庚申(こうしん)信仰と読みます。庚申は“カノエサル”という干支を現しています。昔は年や日などを干支で記していて、60日の周期で庚申が巡って参りました。
庚申の日の夜には、頭部・腹部・脚部に潜む「三尸」という虫が体の中から出てきて、人の早死にを願うなど悪さをするという言い伝えがありました。
このため、庚申の日の夜は眠らずに夜を明かすのが風習だったと言います。
こちらの猿田彦神社では、毎年初めの庚申の日に初庚申大祭を行っています。初庚申から始まり、二番庚申、三番庚申と続いていき、最後は一年を締めくくる終庚申で終わります。現代でも庚申の日に参拝をすることで、一年間安寧に過ごせると言われています。
猿にちなんで「災いが去る」と言われているようです。
鳥居
こちらが猿田彦神社の鳥居です。紀元二千五百六十六年、明治三十九年五月再建と刻まれています。
鳥居の両横には赤い手ぬぐいを巻いたお猿さんの像があります。狛犬ではなく狛猿といったところでしょうか。高めの位置にあるので、参拝に訪れた際は見落としてしまわないように気をつけてくださいね。
厳しい顔つきのお猿さんが神社を守ってくれています。
こちらの狛猿だけでなく、境内にはあちらこちらに小さなお猿さんの像があります。みんな赤い手ぬぐいを巻いたりしめ縄を身に纏ったりしています。
顔つきやポーズなどがそれぞれ異なり、結構リアルな造りとなっているので、初めて見た時はちょっとびっくりしてしまうかもしれません。お猿さんに縁のある神社ならではなので、是非一体ずつ見比べてみてください。
参道
参道はこのような形になっています。鳥居をくぐったところに石柱があります。
ひっそりとした小さめの神社ですが、庚申の日には早朝から参拝客が押しかけるそうです。一気に雰囲気が変わりそうですね。賑わっている時の境内も見てみたいです。
本殿
こちらが本殿です。拝殿から本殿まで一体となっている神明造りを基調とした小さめの造りとなっています。
この写真では拝殿の戸が閉まっていますが、普段は開いているようです。中には「猿田彦神社」という掛け軸があったり、日本酒がたくさんお供えされています。
ちなみに参拝方法は一般的な神社と同じように二礼・二拍手・一礼となっています。
猿面の返納
庚申祭の日の限定授与品として、博多人形の職人が一つひとつ手作りしたという猿のお面が千円で用意されています。玄関の外壁に掛けることで、災難を避け幸福をもたらすと言われています。
猿面は陶器で出来ていて、両耳の辺りに穴が空けられています。両方の穴に紐をしっかりと通して、玄関に飾っておきましょう。陶器ということは、落としたら割れてしまうので充分気をつけてくださいね。
右は大面(御神面)で御祭神である猿田彦の顔をかたどったお面です。縁起物として床の間などに飾ります。歳月を経ると赤く染まり荘厳さが増していきます。初穂料(値段)は3,000円です。
古くなった猿面の返納は上記の古面納所にお願い致します。庚申祭の時は鳥居右側です。
上の画像は私の猿面です。ちなみに玄関の外壁に飾るのが正しい飾り方なのですが、お家の構造によっては難しい方もいるかもしれません。「人が出入りする場所」に飾るのがポイントなので、玄関先や玄関近くの神棚などでも大丈夫です。
吊るすのが難しい場合、壁に立てかけている方もいらっしゃるようです。どのようにお飾りしても、外出する際には災難なく無事に戻ってこられるようお願いしてから家を出るといいでしょう。
帰宅した際の御礼も忘れずにします。こうして1年間御守り頂いた後は、次の新しい猿面を授与して頂くタイミングで返納しましょう。
猿田彦神社(福岡)で頒布されている御朱印帳の値段
福岡の猿田彦神社の授与品や御朱印は庚申祭の日にしか授与していただけませんのでご注意下さい。
※参拝は庚申祭の日でなくても可能です。私は二番庚申に行きました。
上記が庚申祭の日のみ頒布されている御朱印帳です。シックな落ち着いた色合いが魅力的です。
授与所や待ち時間
授与所です。待ち時間ですが12時半頃は入場制限があり、御朱印を頂くには2時間~3時間は覚悟された方が良いです。
上記は二番庚申の日のお昼の12時半頃の行列です。奥に見えるオレンシ゛の看板(西日本新聞)まて゛並んて゛ました。、普段は二番庚申て゛ももっと並んて゛るそうて゛す。
初穂料(値段)800円の特別御朱印
庚申祭の日のみ授与いただける特別御朱印は初穂料(値段)800円です。特別御朱印は大きなサイス゛になってます。
お守りの種類や返納
猿田彦神社(福岡)のお守りは学業成就、交通安全、厄除けのお守りが頒布されています。また御札も家内安全や火難除、開運招福、盗難除けなど。
古くなったお守りや御札が上記の古札納所に返納下さい。庚申祭て゛ない時は賽銭箱左側にあります。古面の返納と古札の返納は場所が異なりますのでお気を付け下さい。
おみくじ
おみくじがあったのでひいてみました。「吉」でした。腹立ちやすい心を抑えて利欲を捨て、驕りを戒めれば人望増して利益を得るとのことです。
猿飴
猿飴は黒糖味て゛癒されます。本殿右側て゛200円で販売されています。
ご神木
御神木。庚申祭の時は皆さん手を当ててらっしやいました。
お手洗い
混雑時でもトイレは境内にありますのでご安心下さい。社務所(授与所)奥て゛す。
参拝者用の駐車場はありません
猿田彦神社(福岡)には参拝者用の無料駐車場がありませんので周辺のコインパーキングに停めて頂く形になります。パーキングの数はかなり多いですが、どの駐車場も収容台数が少ないです。
名称 |
↑リハ゜ーク藤崎駅前↑ |
住所 |
福岡県福岡市早良区藤崎1-24-24 |
駐車料金 |
60分300円
24時間最大料金:1,200円 |
収容台数 |
1台 |
備考 |
猿田彦神社まで徒歩1分 |
名称 |
↑リハ゜ーク藤崎↑ |
住所 |
福岡県福岡市早良区高取2-17 |
駐車料金 |
60分300円
24時間最大料金:1,300円 |
収容台数 |
7台 |
備考 |
猿田彦神社まで徒歩2分 |
その他周辺の駐車場
名称 |
↑タイムスペース藤崎第二↑ |
住所 |
福岡県福岡市早良区藤崎1-2-2 |
駐車料金 |
8時~20時:60分200円
20時~8時:60分100円
20時~8時最大料金:500円 |
収容台数 |
7台 |
備考 |
猿田彦神社まで徒歩3分 |
名称 |
↑Dパーキング藤崎1丁目第5↑ |
住所 |
福岡県福岡市早良区藤崎1-2 |
駐車料金 |
8時~20時:80分200円
8時~20時最大料金:700円
20時~8時:60分100円
20時~8時最大料金:500円 |
収容台数 |
8台 |
備考 |
猿田彦神社まで徒歩3分 |
アクセス(最寄り駅)
猿田彦神社(福岡)のアクセス情報です。最寄り駅は藤崎駅(福岡市営地下鉄)で出口からすぐのところに猿田彦神社がありますので迷うことはありません。上記の歩道に人が行列している画像に地下鉄の出口が写っています。
名称 |
猿田彦神社 |
住所 |
福岡県福岡市早良区藤崎1-1-41 |
参拝時間 |
初庚申:5時半~19時
二番庚申:7時~18時
三番庚申:8時半~17時 |
お問い合わせ |
092-823-0089 |
備考 |
庚申祭の日の参拝時間は必ず上記の時間帯かどうかは不明です。この記事の執筆年が上記の時間帯でしたので掲載しております。 |
神社(Shrine)
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参拝日記
福岡に引っ越してから、玄関先にある猿面が気になっていました。猿田彦神社の庚申祭で授与できると教えて頂いたので二つ繋がりと、二番庚申に行ってきました。鳥居手前には左右狛犬のように狛猿?が並んでました。
お手水横、、猿田彦大明神の横にも2匹並んでいます。
案内をしていた警備員さんが先ほど参拝されてた人がどちらも雄雌1対と話していたのですがどちらが雄でどちらが雌なんでしょうね、、、と。待ってる間、かなり見比べてみたのですが、わからず、、帰ってからネットで色々調べてみましたがわからず、、、謎のままです。
ここの宮司さんは普段は紅葉神社にいらっしゃるので、今度秋にお詣りしたときにうかがってみようかなと思います。
鳥居をくぐると右がわに普段は賽銭箱左にある古面納所がありました。
今回は初めてなので通りすぎます。お詣り順があるわけではないですが、多くの方が社殿でお詣りし、福笹を受け、猿面か大面を受け、御朱印を受け、社殿裏の庚申塚を詣り、御神木を触り、(猿飴を買い) おみくじを引き、猿を詣り猿田彦大明神を詣り 神社を後にしていました。
ランチ
猿田彦神社の場所を今回初めて知ったので、何度か来たことのあった磯貝が真横で驚きました。磯貝は美味しい福岡のお魚か゛食へ゛れるのて゛お勧めて゛す。
今度猿面を受ける時には夕方ギリギリにきて、帰りに磯貝に寄ろうかなと思いながら今日は、お昼なので、いつもの大助うどんで、ごぼ天うどんを食べます。細切りのごぼうですがごぼう感が強くて大好きなうどんです。
家に帰って、猿面の飾り方を見てみると、玄関など出入り口の外壁かマンションなど集合住宅は玄関を開けた時に目が合う位置にかけるとのこと。玄関を何度か開けて、目が合う位置を考えてみましたが、何かの習慣があるわけではないので、色んなところを見てる自分に気づいたのでこれからは、まずは、猿面と目を合わせる!と決めました。