恋人とお付き合いを継続していると、もしかして倦怠期かも?と思う瞬間はあるものですが、この時に別れるのか?それとも乗り越えることができ、更に深い絆で結ばれる関係になるのか?大切な時期であると思います。ここでは倦怠期について一般の女性にアンケートを実施しましたので前半部分はそちらをご紹介させていただき、後半で私の見解をお話しさせていただきます。
なおアンケートの内容は以下の三点をそれぞれご回答いただきました。
- ①付き合ってどれくらいの期間で倦怠期が来たのか?
- ②倦怠期と感じた理由
- ③どうやって乗り越えたのか?
会う回数を減らして改善
≪20代女性≫
学生時代、当時お付き合いしていた方で、付き合って半年で倦怠期が来てしまいました。倦怠期を感じてしまった理由としては、同じ学校・同じクラスで私自身にとって初めての彼氏ということで嬉しくて、大好きで、友人より彼氏優先にしてしまい、学校から帰ってからずっと一緒にいるというのが週に4回はありました。
そこで、お互いを知りすぎてしまった事で相手の嫌な所が明るみに出てしまったことが原因だったと思います。多少喧嘩や言い合いが増えて、お互いの価値観も徐々にずれはじめてしまいましたのであんまり一緒にいすぎるのも良くないと分かっていたので、彼に会う頻度も週2回ほどにしたところ、自分にも相手にも時間ができて自然と倦怠期というものがなくなりました。
付き合い始めの場所に行く
≪40代女性≫
私が学生時代に付き合っていた彼氏との間に倦怠期がきたのは、付き合って1年半くらい経過したときですね。その時はお互いに他の異性と知り合ったり遊んだりする機会も多く、私自身もなんとなく彼氏への愛情が薄れてきた気がするな…と感じていましたし、彼氏も私のこと本当に好きなのかな?なんか、付き合い始めのようなラブラブ感も無くなってきたなぁ…と感じ始めた時期でした。
私自身、なんで付き合っているのかもよくわからないから、一旦別れるというか距離を置いたほうがいいんじゃない?なんて思っていましたね。結局、彼氏と「今後どうする?」ということを話し合うことになり、付き合い始めのときに行った、夜景が見える公園に行きました。結局その話し合いで、なんとか今後も付き合っていこう、ということになりました。夜景のおかげといえば、そうかもしれませんね(笑)。
2年目にマンネリ化した
≪30代女性≫
大学生の時に付き合っていた彼と、2年ほどたった頃、倦怠期になりました。大好きで、いつも一緒にいたかったので、大学でも、休みも、そしてバイト先も同じでした。最初は楽しく過ごしていましたが、だんだん付き合いが長くなると、ちょっと一緒にいる時間が長すぎて、会ってもドキドキ感やときめきがなくなってしまいました。一緒にいすぎると、話す会話もそんなにないですし、常に彼の行動がわかるので、興味が湧かなくなってしまいました。
こんな状態は楽しくないと思い、でも彼のことは大事でしたので、倦怠期を乗り越えようと考えて、会う時間を減らしてみることにしました。学校でも挨拶程度、バイトも時間をずらしたりしました。その結果、やはり会わない時間が増えると、つい彼が今どうしているのか、気になっている自分がいました。早く会いたいな、という感情を久々に抱き、彼に対しての気持ちがまた強まり、倦怠期をすんなりと乗り越えました。
学生時代の思い出
≪40代女性≫
中2の終わり頃からお付き合いをしていました。同じ高校に入るため、二人して必死に受験勉強に取り組みました。おかげで同じ高校に通える事になりました。しかし、高校に入ると、新しい友達が多方面に増え、行動範囲が広がったりで、私は女友達とつるむ事の方が楽しくなってしまい、高1の夏休み頃から彼とはあまりデートをしなくなってしまいました。
彼は部活に入っていたので、結局すれ違いをいいことにあまりデートらしいことはしなくなりました。それでも、朝の通学だけは一緒だったので、別れる事はありませんでした。高3になり、彼が進路として某大学に進学したいと言う事を彼の口から聞きました。正直私には無理です。私が一人倦怠期の中、彼は着々と将来への設計を立てていたのです。
その事に気がついた私は、一回り大きくなっていた彼に、もう一度尽くそうと思いました。彼の一途な気持ちに感謝すると共に、不自由なく今日があるのは当時の彼、今の旦那のおかげです。
楽しかった共通の思い出を思い出す
≪20代女性≫
付き合い始めはお互いに気分が盛り上がっていてとても楽しい時期ですが、しばらくすると慣れてきて倦怠期のような雰囲気になることがあります。お互いに思いやる気持ちが少し少なくなったり、予定を優先させなくなってきます。そういった時は、付き合いたてのデートで行った二人の思い出の場所にもう一度デートに行ったり、一緒に見た映画をレンタルして2人で見て過ごします。
楽しかった共通の思い出を再び思い出すことで、もう一度お互いの気持ちを確かめ合い、仲を深めることができます。行ったことがない場所でデートをすることはもちろん楽しいのですが、倦怠期には楽しかった時期の記憶を呼び起こすと効果があるように思います。そのあとは、また思いやりを持って接することができるようになります。
新鮮さやドキドキ感がない時
≪20代女性≫
私の場合、付き合って1年前後で倦怠期がやってくることが多いと思います。誰でもそうだと思いますが、相手と付き合えるか定かでないときの駆け引きはとてもドキドキして楽しいものですし、付き合ってから間もないころも、ある程度お互いに気を使っているので、その距離感が恋愛における最初のドキドキを作り出している要素のひとつだと思います。
付き合ってから1年を過ぎ、たとえば2回目の梅雨がきたときなど、初めてではない状況に出くわしたとき、新鮮味のなさに気づいてしまうのが倦怠期になる原因なのかなと思っています。そんなときは今まで出かけたことがないところを探してデートに行ったり、逆に付き合ってから初めて見た映画のような、そのときの緊張感を思い出せるアイテムを持ってきて乗り越えます。
乗り切えた体験談
≪20代女性≫
私は、学生の頃に付き合っていた時に、付き合ってから半年くらいで倦怠期を感じました。その理由は、学生だったので自由な時間が多くあり、毎日のように会い、いつも一緒にいることが当たり前になってしまいました。それから、一緒にいても楽しさやドキドキする感じが薄れていってしまい、何も感じなくなってしまいました。
乗り越えるために、まずお互いのプライベートの時間を大切にすることにしました。お互いの友人関係や趣味のことを尊重し、会いたくなったときに会うようにしました。すると毎日会っていたときよりも一緒にいれる時間を大切にしようという気持ちがうまれ、より楽しくすごせるようになって、倦怠期を乗り切ることができたのだと思います。
3年目に話し合い
≪30代女性≫
今の夫と付き合って3年目に倦怠期がきました。それまでは、必ず1日に1回は電話かメールをして3日に1回はなんとか時間を見つけて会っていました。倦怠期だと感じたのは、お互いに連絡をマメに取らなくなくなり、隙間時間に会おうとする努力をしなくなり1週間に1回しか会わなくなりました。
また、色々なところにデートしていたのが、会うときはどちらかの家に行き、特に何をするわけではなくお互いに本を読んだり、携帯を触ったりしていました。それでも、いつかは結婚をしたいと思っていたので、夫に話し合いをしようと言いました。
倦怠期だと感じていること、将来は結婚したいと考えていること、なんとか倦怠期を乗り越えたいことなど自分の気持ちを伝えました。その話し合いがあり、倦怠期を乗り越え無事結婚することができました。
合コンに行くも彼氏の必要性を改めて実感
≪30代女性≫
付き合って三年で倦怠期になりました。さすがに三年付き合っていると付き合っていること自体が当たり前になり、相手への尊敬の気持ちや、ときめきなど全くなくなってしまいました。そこでふと頭をよぎったのが別れようかな?という考えでした。でも彼に不満はありません。ただ飽きたからという理由で別れたくないし勿体ないです。
そんな時、人数合わせの為の合コンに呼ばれました。普段は彼がいるので断っていましたが今回は良いかなと思い参加しました。素敵な男性も何人かいて会話も楽しかったのですが、なんか違うと違和感を覚え、そして急に彼が恋しくなってしまい、すぐに彼の元に帰りました。合コンに行くことは内緒にしていたので彼はいつも通りに迎えてくれ、改めて彼の良さを実感しました。そこで私の倦怠期は終わりました。
彼氏にヤキモチも妬かなくなりました
≪30代女性≫
私が倦怠期を感じたのは付き合って3年くらいした時です。なぜ倦怠期と感じたかというと、あまり会いたいと思わなくなってきたからです。彼と会うよりも友達と会ったり自分の趣味を優先したりするようになりました。また、彼に対してヤキモチも妬かなくなりました。彼が女の子の話をしてもなんとも思わなくなり、休みの日に何をしているのかの予定も気にならなくなったのです。
その頃はお互いに連絡を取り合うこともありませんでした。倦怠期を乗り越えたのは、会わない期間のうちに私に気になる人ができたことです。気になる人によく見せたいと自分磨きをしているうちに付き合っていた彼が私に不信感を感じて嫉妬してくるようになったのです。優しさがなくなっていたのに私に別れられると焦ったのか、急に優しくなりました。その彼の態度を見て、私も彼への愛情が復活しました。
恋愛のマンネリ化の対策
≪40代女性≫
付きあって1年ぐらいから、倦怠期を感じました。倦怠期と感じた理由については、色々ありますが、
①特に一緒に行きたい所がなくなってきた
②食事をしていても、話題が無くなってきた
③性行為をしたいと思わなくなった
④疲れている時に、会うのが億劫になった
⑤手をつないだり、肌が触れ合うことを積極的にしなくなった
⑥他の人についつい目がいってしまう
⑦相手の嫌な部分ばかり目についてしまう
⑧会う時、お洒落をしなくなった など
大きく言えば、相手に刺激を感じなくなったということです。このマンネリ化を乗り越える為にしたことは、
①自分の資格取得の勉強をし、会う回数を減らして距離を置いた
②その変わり、会う時はちゃんとお洒落をし、デートを楽しむようにした
③派手で変わった下着を付けた
④相手の悪い所ではなく、良い所を探すようにした
⑤相手まかせにするのではなく、自分もデートスポットを探し、自分から提案した など
段々お互いの大切さが再認識できるようになりました。
話し合ってみるのも一つの方法
≪40代女性≫
倦怠期が来たと感じたのはお付き合いをして1年が経った時でした。相手とは特に喧嘩もなく、周りからも「理想のカップル」とか「仲がいいよね」など、たくさん褒められていたが、私の中では仕事に対する価値観が合わないと感じたり、毎週土曜の夜に会うというスケジュールが定番になってしまいルーチンワークのように思えたから倦怠期だと感じました。
仕事に対しての価値観については、お互いにとことん話をしました。今の仕事に対してのどのようなことに理念を感じていて、これからどうしたいのか。しっかり話を聞くことで相手に対しての違和感がなくなりました。そして、スケジュールの定番化に関しては、たまには私から相手の最寄りまで仕事帰りに行ってみたり、土曜の夜に関しては、行ったことのないお店に行くことで新鮮な気持ちになりました。
このように対策を考えて倦怠期を乗り越えました。何か違和感を感じたら、とことん話し合ってみるのも一つの方法ではないかと思います。
恋愛のマンネリを過敏に考えない
ここからは私のお話しをさせていただきます。恋愛関係が続いていくと、どうしても倦怠期と言われる状況に陥ってしまう事がありますが、この倦怠期はどうしても訪れるのか?またこの倦怠期はどのようにして乗り越えれば良いのか?
まず倦怠期は彼氏、彼女とお付き合いを続けていると、かなりの割合で訪れるものです。なぜ倦怠期になってしまうかというと、あらゆる倦怠期になる理由はこれだ!と一つの理由で説明できるほど単純ではありませんがどんなものにも上昇や停滞は必ずあるものです。
例えばお仕事でも部活でも、勉強でも、常に進歩して、常に向上していくわけではありません。また常に楽しく、常にやり甲斐を感じ、常に燃えているわけではありません。
何か目標を達成する為に努力は大切だと言われますが、努力ばかり、常に全力疾走していれば、息切れをしたり、休息しなければなりませんよね。
何が言いたいかと言うと、倦怠期を乗り越える上で大切な事は、倦怠期を必要以上に危険な状態や、これはマズイ!と過敏に反応したり、軌道を修正しようと焦らないことです。
何事も波があるのでその流れを無理に修正を図ろうとすればするほど空回りをして、余計に関係悪化を招いてしまう可能性が高いです。
ですから流れを変えようとするのではなく、流れに任せる、流れに乗る事を意識して下さい。
ハッキリした答えを出さないのも一つの有効な方法
流れに任せる、流れに乗ると聞いても抽象的でよく分からないと思います。
実際にお付き合いをしている状況で注意しなければならない事は、倦怠期かなと思う状況があっても、彼氏や彼女に向かって、今倦怠期だよねなどと言葉にしない事です。
倦怠期であると発するのは、悪い状態だよねと言ってるのと同じなので、わざわざ現在の状況に対して恋人に問題提起をしないで良いのです。
何事も問題提起をして共有して解決を図ろうとするタイプの方はこれをしてしまいがちですが、敢えて時間に任せる、白の状態か黒の状態かの答えを出さない事が最良の選択という場合もあるんです。
ですから、わざわざ恋人に倦怠期であると悪い状態を認識してもらう必要はありません。仮にお相手から倦怠期っぽいよね…、みたいな投げかけがあっても、ご自身もその投げかけに乗って、そうだよね、今倦怠期だよねと深刻モードにならない事。
恋愛感情は深刻になればなるほど冷めやすかったり疑問を抱きがちになってしまいます。ですから、お相手から投げかけられても、そうかな?と流す事が大切です。
ただアンケートの回答の中に話し合いをすることで倦怠期から脱却できたという体験談もありますが、しっかり向き合いしっかり話し合いをして良い結果をもたらすのは、今お付き合いをしている彼氏、彼女と例え薄らであっても、この先で結婚をするかもという意識が双方にあること、あるいは何となく倦怠期だなとお互いが感じていても決してどちらも別れようと思っていない時には有効になる場合があります。
例えばお仕事をしている中で何らかの問題が発生したとしましょう。その時にその問題解決に取り組もうとするのは、その人達が会社を良くしよう、これからもこの会社で働き続けようという意思があるからこそ、真剣に問題解決の為の議論を重ねたり、取り組むのであって、もう今月で退職しますという人は、その問題解決を図ろうと真剣に向き合うわけがありません。
ですから倦怠期だから話し合うべき、話し合わないべきと単純化できませんが、続ける意思があってのみ話し合いの場や時間を設けましょう。
マンネリになる理由や原因
次に倦怠期がもたらす理由、あるいは改善する方法として、他の環境があります。人は恋愛だけをして生きているわけではありません。学生さんなら学業や部活、社会人の方ならお仕事をされているわけですが、恋愛感情は必ず他の要因が影響を与えます。
例えば学生さんなら受験が近くなってくると、プレッシャーや不安感が増したり、社会人の方も、日々のお仕事で重い責任や重圧がかかれば、恋愛意欲を失ったりしてしまいます。こういう他の要因によって倦怠期になるケースもあるわけですが、他の何らかの要因によって倦怠期になったとの認識があれば、その原因を作った要因にこそ配慮してあげる必要があります。
よくあるケースでお仕事が大変な時でも忙しい時でも常に私を優先して欲しいと、お相手への配慮がないなど、待つ事が苦手、理解してあげる事が苦手な方も少なからずいらっしゃいます。
また恋愛はタイミングが大切と言いますが、彼氏や彼女のどちらかが大変な状況であれば、どちらかが支えてあげられるわけですが、どちらも大変な状況になる場合もあり、こういう時は喧嘩が絶えなかったり、すれ違いを生んでしまいます。
このように倦怠期になる理由や倦怠期の状態の時に何が起こって、どういう状況かは個々に違いますが、大切なことは、こういう時こそ、一緒にいるべき相手かどうかが問われるのです。
分かりやすく言うと恋人が風邪を引いて高熱な状態の時に、どう振る舞ってくれるのか、どれくらい心配してくれ、気遣ってくれるのか?風邪を引いた側は無意識的にどれくらい看病してくれるかなどを見ています。
これと同じように倦怠期だと、決してお互いが口に出さなくても、お付き合いをしていれば阿吽の呼吸で分かりますが、その時に喧嘩を吹っかけてきたり、態度が過度に冷たくなったりするなど、そういう時にその人の本性とまで言うべきかどうかは微妙ですが、深い部分が表出するわけです。
ですから倦怠期はトキメキや新鮮さが失われている状況かもしれません。
しかし倦怠期だからこそ、気づけるもの、新しい良い物を生み出したり、発見できるものもあります。
マイナスの中に関係を深めるプラス要素がある
倦怠期の最大の問題は倦怠期はマイナスな状態であると、表面的な見方しかできていないところです。恋人と喧嘩をしても、その喧嘩をしている時はお互いがカッとなっているかもしれませんが、冷静になった後に、やっぱりこの人は信頼できる人だとか、この人は大人だなと思われるのか?それとも最低な人、危険な人、幼稚な人と思われるのか?
恋愛の先にある一生のパートナーになるかならないかは、こういった良くない状況での立ち振る舞い次第であり、良い印象を与え続ける事こそが、恋人にこれからも必要な人と思ってもらう唯一の方法です。
それに倦怠期も何も関係ありません。倦怠期だからこそ得られるもの、再認識できるものもきっとあります。
当たり前など存在しません。つまらないお話しや自分が言いたい事を聞いてくれるだけでも、有り難い存在です。大切なものを失って孤独にならないと気づかない。それは絶対に避けなければなりません。
下記は夫婦関係の倦怠期についてご意見を伺ったページです。恋愛と結婚は異なるものですが何らかの参考になるかもしれません。
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