介護職の給料は安い？

介護職の実情をニュース等で聞いてもあまり良い事が聞こえて来ない介護業界。キツイ・汚い・危険の3Kが揃った職業とも揶揄され、給料の安さによって介護職員は疲弊し、離職率は高まり、慢性的な人手不足という負のスパイラルに陥っているとも言われています。

厚生労働省の発表では平均が２２万円ほどで平均年収は200万円台の後半から330万円前後とされている介護職の給料ですが、実際のところはどうなのでしょうか？

これはあくまで私の経験ですが基本給１３万円～１５万円、中途採用なら就職する前の経験によって基本給は変動します。そこに夜勤、資格所持などの手当が加算されますが、当然手取りは税金を差し引いた分となります。

25歳～35歳で手取り金額は17万～25万といったところでしょうか。

平均年収

20万ともなるとまず夜勤は必須となります。また、所持している資格によっても差が出ます。介護支援専門員（ケアマネージャー）では、月給が25万円前後であり、ボーナスを含め平均年収は400万円前後。ホームヘルパーの場合は、月給が20万円前後、年収は280万円前後といったところです。

パート勤務の場合は地域によって最低賃金が異なりますが時給800円～850円前後が一般的ではないでしょうか。もっとも勤務する場所によっては1000円以上で設定しているところもあります。点数の関係上、都心部はそれ以外の地域よりも若干高めのところが多いといえるでしょう。

さらに、正社員と非常勤では給与に差があるにも関わらず、非常勤、パートといえども正社員とほぼ同等の仕事を任されるケースが多々ありますし、仕事内容によっては責任や負担の割に時給が安いという話も良く聞きます。

明確な理由があるならともかく給料が安いからという理由だけで転職を繰り返すと結局、昇給や基本給が低い為に賞与の機会を逃してしまい、いつまでも低所得のまま苦しい生活を強いられる…となりかねないので気をつけましょう。もっともご利用者様にとってはパートだろうが正社員だろうが『介護職員は介護職員』。その自覚は常にもっておく必要はあるのでしょう。

これからは給与アップする？

国は介護業界の人材不足を解決する為に制度を見直したり、賃金アップの施策を講じているので過酷な労働や低賃金についてもこれ以上悪くなることはないかと思いますし職業の安定性から言えば、かなり上位の職にあることは間違いありません。

賃金が安いと言えど職を失う心配がないのも安心材料ではありますが、それだけで仕事を続けられるわけもないでしょうから、その辺はご自身がどうお考えになるかでしょう。

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