どんな仕事?
社会で生活する人々皆の「事件」や「紛争」を解決へと導く法律の専門家で、基本的人権を守り、社会正義の実現を目指すことを主な仕事とします。
なる為に必要な学歴
弁護士になる為には司法試験を合格しなければなりません。その司法試験の受験資格は以下です。
- ①受験時において法科大学院の課程を修了している者
- ②司法試験予備試験に合格した者
司法試験の内容は合格率などは以下をご参照下さい。
高卒は弁護士になれない?
弁護士になる為に必ず合格しなければならない司法試験の受験資格を得るには上記②の司法試験予備試験に合格すれば受験資格を得られますがこの予備試験は高卒でも受験できるので高卒でも弁護士になるチャンスはあります。予備試験についての詳しい内容は下記をご参照下さい。
弁護士になる為の費用
弁護士になる為にどの程度の費用が必要か?これは何を基準に考えるかで必要な費用は異なります。
司法試験の受験資格である法科大学院の修了という部分を大学への入学から考えるとその学費だけで1000万円ほど必要で、法科大学院の修了後から算出をしても書籍、予備校、模試などを考えても100万円~200万円は必要です。
また法科大学院を修了していない方であれば、まず予備試験をパスする必要があるので法科大学院の学費は必要ありませんが予備試験対策だけでも100万円以上は必要でしょう。そして何より時間はコストですから何年も人生の時間を費やすコストというのも人それぞれの考えがありますが、その点についても熟慮する必要はあります。
最短で弁護士になるには?
最短で弁護士になるにはどれくらいの期間でなれるのか?司法試験をパスされる方の中には予備試験ルートで大学在学中に合格を果たす方もいらっしゃいます。
法科大学院の標準修業年限は3年、法科大学院から法律基本科目を修得済みと認定された場合は2年間です。そこから司法試験に合格するまでの期間は人それぞれです。
仕事内容
社会生活において、自分が意図していない所でも何らかのトラブルや法律上の問題が起こることがあります。一般人にとって、法律が絡んでくる内容は理解しにくく自身で解決していくことは困難です。そんな場合において、弁護士は法律の専門家としてトラブルの予防や回避の方法をアドバイスしたり、法的な手続きを担当して問題を解決に導く手伝いをします。
弁護士が担当する事件は2つあります。人と人や法人間での争いが対象の「民事事件」と、国家警察が介入する刑法上の犯罪が対象の「刑事事件」です。民事裁判ではまず依頼人の話を聞くことから始まり、依頼人が希望する対応策を相手方に伝え、時には依頼人の代理人として話し合い、問題解決に向けて動きます。
どうしても解決できない場合は「裁判」という方法を取ることもあります。民事裁判でも刑事裁判でも弁護士の役割は同じで、「依頼人の利益を守る」ということになります。事実関係を調べて整理し、依頼人が有利になるための証拠や書類を準備して裁判に臨みます。案件によって様々な業務をこなしていく力量が必要な仕事です。また近年では、司法制度改革が行われたことにより、弁護士自体の数は増加の一途を辿っています。
飽和状態にあることで、なかなか希望の事務所に就職できない状態も生まれています。今までは競争社会ではなかった弁護士業界も、スキルアップが必要になってきています。また、刑事事件では裁判員裁判制度が導入されたことから、一般人である裁判員に理解してもらうため、わかりやすく伝える能力も必要になってきています。活躍の場は多いながらも、弁護士に求められる内容が増えてきているというのが現状です。
平均年収や給料
弁護士は仕事の幅や種類が広く年収の高い方であれば5000万円以上、少ない方であれば200万円以下という場合もありますが平均額は1000万円程度。
ちなみに日本弁護士連合会が公表した弁護士の数は2015年現在で36,415人(内6,618人が女性)
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