どんな資格
観光英語検定は国際人として外国人と観光分野でのコミュニケーションと運用能力を認定する資格ですので、空港、交通、観光、ショッピング、ホテルなど実際の場面を想定した聞き、話し、読み、書く能力や、国内外・異文化の歴史や地理の知識が必要です。
受験資格
特に制限はありませんので誰でも受験可能です。
試験日
6月下旬 10月下旬
受験料金
- 3級… 3,600円
- 2級… 4,600円
- 1級…10,000円
各級の検定レベル
- ≪全級≫
海外におけるマナーや習慣の違いを認識し、旅行や観光に関連する専門用語、慣用表現、国際的な常識等のステージを想定した実用的な問題。
- ≪3級≫
約3,000語の語彙力、基本的な文法・構文(高校中等学年程度)
・海外グループ旅行の時、少数の同僚と一緒に英語を使って行動することが出来る。
・国内で外国人に道案内やパンフレット類を英語で説明出来る。
- ≪2級≫
・約5,000語の語彙力、適切な文法・構文(高校修了程度)
・海外旅行の際に単独で観光や買物等を英語で対処することが出来る。
・国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で紹介出来る。
- ≪1級≫
約8,000語の語彙力、正確な文法・構文(専修学校修了以上)
・海外での日本人客への接遇。
・国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で通訳ガイドが出来る。
・国内のホテル等で外国人に英語で充分な接遇が出来る。
・海外における風俗習慣や国際儀礼等の異文化を英語を介して理解、かつ紹介出来る。
試験内容
試験は級を問わず筆記とリスニング
- ≪3級≫
曜日、時刻、数字(単位含む)、英語の掲示やパンフレット、地名、世界と日本の観光名所、日本の祭りや年中行事また民芸品、あいさつ等、観光・旅行に必要となる初歩的な英語および英語による日常会話。
- ≪2級≫
予約関連業務、ホテル関連業務、出入国に関する手続き、機内放送等のアナウンス、食事、通貨、交通機関等、観光・ 旅行業に必要となる基本的な英語および英語による日常会話。
- ≪1級≫
以下の範囲での観光、旅行業に必要な実務英語。
【場所】
各種受付(旅行代理店、航空会社等)、空港、駅、ホテル、レストラン、税関、劇場等。
【状況】
苦情と謝罪、誤解と説明、要求と情報提供、予約および変更・キャンセル、電話応対、ガイド、病気、けが等。
【文書等】
手紙、申込書、ファクシミリ、チケット等。
【専門知識】
航空会社・旅行代理店・ホテル等で一般的に使用される略語や専門用語。
【その他】
世界の国々の文化や習慣、国際儀礼(プロトコール)。
合格率
※H28年6月26日実施
- ≪3級≫
受験者数:837人
合格人数:510人
合格率:60.9%
- ≪2級≫
受験者数:788人
合格人数:499人
合格率:63.3%
- ≪1級≫
受験者数:79人
合格人数:4人
合格率:5.1%
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