ワインの専門家！難しい？取り方は？≪通信教育や簡単？≫

どんな仕事

ソムリエとはフランス語でsommelierとなり、レストランなどでワインを選ぶ手助けをするワインソムリエが一般に知られています。日本では、日本ソムリエ協会や全日本ソムリエ連盟が認定資格を行っていますが、フランスでは国家資格となっています。またソムリエはワインだけではなく野菜ソムリエなども年々認知度が上がってきており資格取得者も増えています。

このページではいくつかのソムリエの資格をご紹介させていただきます。

国家資格

ソムリエもいくつかありますが、いずれの場合でもソムリエの国家資格は、今の段階で日本にはありません。

野菜ソムリエ

野菜ソムリエの資格については下記をご参照下さいませ。

• 野菜ソムリエの資格費用≪独学や合格率や通信≫
  美味しさや魅力を理解し伝えることができるスペシャリストになる為の資格講座です。講座では青果物の品種を学び、流通の仕組みや食の歴史に触れ、青果物を取り巻く環境への理解、レベル…

ワインソムリエ

ソムリエと言えばワインソムリエが有名です。そのワインソムリエの中で最も知名度のある「一般社団法人日本ソムリエ協会（J.S.A）」の民間資格をご紹介させていただきます。

呼称資格認定試験

一般社団法人日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験には以下の5つのクラスがありますがマスターソムリエは推薦によってのみ認定される資格ですので一般の試験は行われません。

• マスターソムリエ
• シニアソムリエ
• シニアワインエキスパート
• ソムリエ
• ワインエキスパート

それぞれの受験資格

それぞれの受験資格は以下です。※いずれの資格も第一次試験日において年齢20 歳以上の方を対象　※詳しい受験資格は、開催年度の募集要項を参照なさってください。

• シニアソムリエ

•日本ソムリエ協会認定のJ.S.A.ソムリエおよびJ.S.A.ワインアドバイザー
•ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後３年目を迎える方
•以下の職務を通算10年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務

• シニアワインエキスパート

•当協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート
•ワインエキスパート資格認定後5 年目を迎える方
•年齢30歳以上の方

• ソムリエ

【一般】
以下の職務を通算3 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
【会員】
会員歴が2年以上あり、以下の職務を通算2年以上経験し、第一次試験日においても従事しているJ.S.A.正会員および賛助 会員所属者
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務

• ワインエキスパート

•ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識、テイスティング能力を有する方
•職種、経験は不問
•ソムリエ職種に就かれていて、受験に必要な経験年数に満たない方

日本ソムリエ協会の会員になるには？

会員になるには下記の費用を協会にお支払いただくと会員になることができます。

• 入会金：¥10,000
• 会費：年会費¥15,000(1月～12月)

試験内容や取得までの流れ

資格取得までの流れは以下となります。画像をクリックしていただきますと大きな画像をご覧いただけます。

日本ソムリエ協会の呼称資格の定義

• 「ソムリエ」

ソムリエとは飲食、ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関、酒類製造のいずれかの分類に属し、ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有するプロフェッショナルを言う。

• 「ワインエキスパート」

ワインエキスパートとはワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者を言う。 プロフェッショナルな資格ではないので職業は問わず、むしろ愛好家が主な対象となる

難易度や資格保有人数

• シニアソムリエ：22.0%
• シニアワインエキスパート：29.3%
• ソムリエ：40.9%
• ワインエキスパート：39.6%

• マスターソムリエの累計人数：56人
• シニアソムリエの累計人数：365人
• シニアワインエキスパートの累計人数：29.3%
• ソムリエの累計人数：21,437人
• ワインエキスパートの累計人数：12,332人

※累計人数は2015年時点です。

日本ソムリエ協会のワイン検定

日本ソムリエ協会では他にワイン検定があります。この検定はワインに興味をお持ちの方を対象の検定試験で、ワインに興味のある方向けのベーシックな内容です。ワインライフを楽しみたい方や、ワインに興味がある方のための入門的な位置付けで、20歳以上の方ならどなたでも受検できます。※シルバークラスはブロンズクラス合格者のみです。

入門編の検定

このワイン検定にはブロンズクラス、シルバークラスがあります。

• ≪ブロンズクラス≫

入門編としてご家庭でワインを楽しく飲んでいただける知識を習得します。ブロンズクラスには認定カードと利酒に使うタスト・ヴァンをかたどった認定バッジ。

• ≪シルバークラス≫

ブロンズクラス認定者を対象に、レストランでソムリエに相談したり、ワインショップでワインアドバイザーからアドバイスをもらいながら、好みのワインを選んでいくための知識を習得します。シルバークラスには認定カードと利酒に使うタスト・ヴァンをかたどった認定バッジとシルバークラスの呼称が記載された名刺。

• 受験料（ブロンズクラス）：11,000円（テキスト代、認定料含む）
• 受験料（シルバークラス）：15,000円（テキスト代、認定料含む）

他の資格

ソムリエの資格はワインや野菜だけではありません。ここからは他のソムリエの資格をご案内させていただきます。

• ≪焼酎ソムリエ≫

厳密には「焼酎唎酒師」の資格になり、焼酎の知識はもちろんテイスティング力が身につきます。

• ≪日本酒ソムリエ≫

み手の好みやご要望を察知し、日本酒とその楽しみ方を提供出来る専門家を認定する資格です。

• ≪だしソムリエ≫

料理の基本となる「だし」に関する検定。

• ≪コーヒーソムリエ≫

日本安全食料料理協会の資格で以前はコーヒーアドバイザーという名称でした。コーヒー豆、コーヒーの産地や種類、美味しい生豆の見分け方、焙煎についてなど、コーヒーを選び、楽しむための知識を身につけることができます。

• ≪テキーラソムリエ≫

テキーラ・マエストロはテキーラの基本を学ぶ全4回のクラスで実際に多くのテキーラを試飲しながら学んでいきます。

• ≪オリーブオイルソムリエ≫

基礎知識や楽しみ方を学ぶ入門編から知識のみならず高度なティスティング技術を養成するマスターコースまで。

• ≪ハーブソムリエ≫

ハーブの知識、応用方法、禁忌、マナーを身に付け、楽しさや正しい使い方を広めたり健やかな生活を送るサポートを目的としています。

• ≪温泉ソムリエ≫

温泉ソムリエは、温泉ソムリエ協会主催の「温泉ソムリエ認定セミナー（通常半日の受講で認定可）」または「温泉ソムリエ認定ツアー（通常１泊２日）」のいずれかにご参加いただくことで、認定されます。

仕事内容

ワインソムリエの仕事は、レストランやホテルなどでお客様が選ぶワインの手助けをするのが仕事です。要望に応じたワイン選び、料理の選択などのほかに、丁寧な言葉遣い、立ち振る舞いなども求められる接客業としての能力も求められます。ソムリエは、ワインに関するほぼ全ての一連の作業が仕事になりますので、ワインの入荷や保管、品質管理、グラスの管理なども行います。

また、お客様の要望をすばやく見極め、最適なワインを適切なタイミングで提供しなければなりません。そのためお客様との会話が大変重要であり、接客のプロとしてのスキルも求められるのです。ワインは、葡萄の種類、産地、生産された年、場所によっても味わいが異なる奥の深い飲み物です。

ソムリエを求めるお客様はそれなりの方ばかりですので、ある程度の知識がなければ名乗ることすら難しいことでしょう。ソムリエが活躍している場所は、多くの場合ホテルやフランス料理店やイタリア料理店です。規模の小さいレストランでは、シェフやウェイターが兼任することもあります。女性のソムリエは、ソムリエールと呼ばれています。それだけ女性にも人気の高い職業ということです。ソムリエ、ソムリエールは、快適な飲食の場を提供することが一番の仕事です。

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