どんな資格
ネットワークの管理・設計について高い専門性の技術や知識を認定する資格です。情報通信ネットワークシステムを企画、設計・開発、構築、運用、保守に至るまでの業務を管理・分析できるスキルを必要とします。ネットワーク設計技術者や管理責任者など指導する立場の人を対象とした資格でもあります。
受験資格
どなたでも受験可能です。
試験日
10月
試験地
全国主要都市
試験内容
試験は午前に①②、午後に③④が行われます。
①②では能力が期待する技術水準に達しているかの知識が求められます。
③④では技能を間う問題が出題されます。
①四肢択一の多肢選択式(50分、30問)
②四肢択一の多肢選択式(40分、25問)
『コンピュータシステム』
コンピユータ構成要素、システム監査
『技術要素』
ネットワーク、セキュリティ
『開発技術』
システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術
≪③記述式(90分、3問中2問解答)≫
≪④論述式(120分、2問中1問解答)≫
・ネットワークシステムの企画・要求定義・開発に関すること
ネットワークシステムの要求分析、論理設計、物理設計、信頼性設計、性能設計、セキュリティ設計、アドレス設計、運用設計、インプリメンテーション
・ネットワークシステムの運用・保守に関すること
ネットワークシステムの運用・保守、セキュリティ管理・体制
・ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること
ネットワークシステムの構成技術、要素技術、待ち行列理論、 トラフィック技術、セキュリティ技術、ネットワーク関連法規および理論
・ネットワークサービス活用に関すること
市場で実現している、または実現しつつある各種ネットワークサービスの利用技術、評価技術
合格率・難易度
ネットワークスペシャリスト試験(NW) [ Network Specialist Examination ]
平成27年の受験者数:18,990名
平成27年の合格率… 14.6%
おすすめ参考書
- ネットワークスペシャリスト 合格テキスト (著:TAC情報処理講座)
- ポケットスタディ ネットワークスペシャリスト (著:村山直紀)
- ネスぺの剣 (著:左門 至峰)
独学
ネットワークスペシャリストは独学で取得されているもいらっしゃるようで応用情報技術者を独学で取得されていれば問題なしという声が多いです。またやはり実務の経験がどれほどあるかでも独学の可否は変わってくるかと思います。
午前の対策は主に暗記、また新技術動向などを知っておくことが必須です。午後の対策は記述が難関ですが、だからこそ計算問題を確実にとれるかどうかで決まると言っても過言ではありません。記述に関しては記述に特化した問題集や参考書を購入されることが望ましいですが、中には出版時期が古いものもあり、今の情勢に即していないものもあるので注意が必要です。ただ記述の考え方や組み立て方を身につけるにはこういった特化した参考書で学ぶことが最短です。
資格取得後の仕事
転職や就職の際に有利になるのはシステム開発企業、ネットワーク構築を行う情報インフラ企業などです。IT系企業や一般企業のシステム部門などからも需要が高い資格です。業種を問わず現代の企業では、社内LANやサーバとのネットワークを構築しての業務を実施しているところも少なくありません。そのため今後ネットワークスペシャリストのシステム構築や保守への能力が需要高くなることも見込まれます。
年収・給料は?
実際の求人ですが大手外資系での顧客向けネットワーク検証の仕事の場合は年収800万円~です。仕事内容は実機もしくはシミュレータ環境を用いたネットワークシステム検証、デザインバリデーションや障害動作確認、ストレステスト、マイグレーションテスト等です。
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