私もうつ病を患い、心療内科、精神科の医師から睡眠導入剤を処方されていて、毎晩服用していました。
生活リズムと過眠
うつ病を患い、心療内科や精神科に通っている方の多くは睡眠導入剤を処方されていると思います。またかかりつけの医師から生活リズム、睡眠リズムを守るようにと言われた経験がある方も多いと思います。
私はまず心療内科を受診して、その後症状が悪化した為に精神科に入院、退院後はその入院していた精神科でかかっていました。
やはりどちらの医師も生活リズムを一定にする事は、うつ病の改善には大切だと言っていました。実際、入院していた頃は、食事の時間も一定ですし、お薬の服用について、看護師さんが毎回お薬を病室まで持ってきてくれて、きちんと飲んでいるか確かめられていました。朝食後・昼食後・夕食後・睡眠前の計4回。
寝過ぎるとうつ症状が悪化する?
では、仮にお昼まで寝てしまった場合、あるいは通常の睡眠時間を超えて10時間寝てしまったり、日によっては半日寝てしまったり…。私自身、症状が酷い時は過眠など当たり前でした。どうしても寝てしまうという理由以外に起きていたくないという気持ちがあったからです。
目を覚ましている時はうつ症状を感じながら時間の経過を待たないといけませんし、起きていたらあれこれ考えて、どんどん深みにハマっていく…。そんな状態が一時期あったので、とにかく起きていたくなかった。だから昼過ぎまで寝たり、夕方に寝たりしていました。
ただお昼まで寝てしまうと、夜に眠れなくなり生活リズムが狂う、睡眠リズムが狂うとの懸念がありますが、本来であれば生活リズムは一定の方が良いのは間違いないと思います。しかしうつで苦しい時に生活リズムを守れという方が無理です。
もちろんどれくらい辛い症状なのかは人それぞれなので、守れる方は守った方が良いでしょう。しかし私自身の経験として、別に過眠が続いたからといって、睡眠導入剤を飲めば、夜は眠れましたし、日によってはなかなか寝付けない、寝てもすぐ起きる中途覚醒などもありました。
また生活リズムが一定でないと、うつ症状がどんどん悪化する回復が遅れる…といったことはありませんでした。
もちろん個人差があるかと思いますので、生活リズムが一定でないのが原因で何らかの悪化を招いているとすれば、そこは改善すべきことかと思います。
ただ無理に守ろうとか医師の言う通りにしようとか、規則、ルール…。こんなものを守ろうとすることは自分に負荷をかけかねませんので、症状が辛い時は自分を縛らず、逆に素直に自分を解放させてあげた方が良いのではないかと経験して思います。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!