このページでは抗うつ薬と過食、太るなどの副作用について体験談としてお話させていただきます。
うつ病は太る要素が様々
うつ病になると太る、肥満体形になってしまうなど、私自身うつ病で苦しい時期を過ごしていた時に、色々な方のうつ病のブログやTwitterなどを拝見させていただいていましたが、皆さん太った、過食気味で悩んでいるといった方が結構多かった記憶があります。
そもそも抗うつ薬などお薬のお話をする前に、うつ病になると太ったり、食べ過ぎたりする要素って結構多くあるような気がしています。
その理由の一つ目が『外出せず自宅でじっとしている』『毎日ゴロゴロ、暇』といった生活に陥りやすいからです。うつ病を患っている方の中には休職して療養している方、軽度の方であれば一度も休職せずに、服薬をしながら会社勤めしてらっしゃるかと思いますが休職している方は、さきほど述べたように一日中、自宅にいることも多く、ついついお口が寂しくなってお菓子など間食をしてしまう方も少なくないと思います。
その過食や暴飲暴食習慣が食べ過ぎを誘発してしまい、食べ過ぎが続くとそれが習慣化されてしまって、以前は食べ過ぎだった量が当たり前になってしまって、どんどん太っていってしまう方もいるようで、確か私自身、うつ病の時に訪問したブログの中に20kg以上も太ったという方がいました。
私はうつ病で15キロ以上太りました
私自身も15キロ以上太りましたね。これは鬱病の影響もありますが、どんどん年齢を重ねていくと、痩せにくくなってくる加齢も影響していたと思います。
また過食や太ってしまう理由の二つ目として『運動不足』があります。元々運動を生活に取り入れている方、習慣がある方は運動不足になりにくいかもしれませんが、やはりうつ病の症状がそれなりに重くなると休職をして、抗うつ薬を服用することになると思いますが、そのお薬が効いてくるまではもちろんのこと、それなりに症状が安定してきても、また元の辛い症状に戻ってしまうのではないかと思ってしまい、なかなか運動をしようという気持ちになれないケースが多いので太っていってしまいやすくなると思われます。
抗うつ薬は太る副作用があるの?SSRI
よく抗うつ薬は太ると言われていますが果たして本当なのでしょうか?
抗うつ薬とっいってもおおまかに分けて6種類ほどありますので、それぞれを見ていきます。
まず、SSRIという種類の抗うつ薬ですがパキシル(パロキセチン)は他のSSRIに比べて太りやすいと言われています。
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)
SNRIは体重増加の副作用はあまりないと言われています。
NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動薬)
- NaSSA
・レメロン/リフレックス(ミルタザピン)
私はこのレメロンを処方されていましたが、体重増加の副作用があると言われているお薬になります。
三環系抗うつ薬
三環系抗うつ薬というのは、最も振りタイプの抗うつ薬になりますが、副作用が起こりやすいと言われており、その中に体重増加もあります。
四環系抗うつ薬
三環系抗うつ薬の副作用を軽減するために開発されたのが、この四環系抗うつ薬になります。この四環系抗うつ薬は体重増加の副作用はあまりないと言われています。
その他の抗うつ薬
太る原因は抗ヒスタミン作用
抗うつ薬とは別のお話になりますが、抗ヒスタミン薬は食欲増進の副作用が出る方もいらっしゃるようなので注意された方がよろしいかと思います。ただし食欲増進の副作用発生割合は高くはないようです。
抗ヒスタミン薬で太る原因は①視床下部にある満腹中枢への刺激がなくなる事で食欲が増進される、②グレリン分泌促進による食欲亢進、体脂肪利用抑制が原因と言われています。
※グレリンとはペプチドホルモンの事を言い、食欲増進や体脂肪の利用を抑制することで脂肪燃焼しにくくなるなどの特徴があります。
抗ヒスタミン薬というのは、どういった症状に効果を発揮するお薬かと言いますと花粉症などアレルギー症状を抑えるお薬ですので、上記で挙げた体重増加の抗うつ薬もそうですが、抗ヒスタミン薬を服薬されている方は他のお薬に変えてもらう、意識的に食欲を抑える、運動する習慣を持つなど対策を行って下さい。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!