人は生きていれば悩みの一つや二つは抱えているもの。悩みが解決したと思ったらまた次の悩みが出てきてしまう…。ここではそんな悩みが多いと感じる人についてお話しをさせていただきます。
主な原因
悩みが多い人の特徴として主に以下が挙げられます。
- ①完璧主義
- ②拡大解釈
- ③過度な安全思考
- ④心を覗く習慣
①完璧主義
ここからは一つずつ解説をさせていただきます。まず一点目は完璧主義です。
完璧主義というのはどういう意味かと言うと白か黒かをハッキリつけたがる事です。例えば仕事を完璧にこなすという一点にエネルギーや意思を集められるから良い仕事ができるという側面は良いかと思いますが、何か思い通りに進まないと乱れやすかったり。
私は常々どんな内面的な性質も良いも悪いもない。良い優しさもあれば人をダメにする優しさもある、また良い厳しさもあれば、人を潰す厳しさもある。このように良い面として表出すれば良いし、良くない面で表出すれば良くない結果がもたらされるだけと述べていますが、完璧主義だから、あるいは白黒をハッキリつけたがるからこその苦労する点もあります。
分かりやすく言うとテストで100点でなければいけない人と90点でも良しと思える人、どちらがいい悪いではなくタイプ的に異なるわけで、ありとあらゆる面において自分の思い通りに事が運んでいないと、その思い通りに進んでいない一つに過度に着目してしまい、仮にその一つが解決をされたとしてもまた異なる何かで思い通りに行かないと悩みとして、その一つに固執してしまうという場合があります。
特に目標が高いとそんな一か月や二か月で達成できるわけがないので、常に悩んでいたり常にイライラしていたり。
②拡大解釈
ここでの拡大解釈とは例えば失恋をしてしまった時に、「あぁ自分は一生一人だ」「この人以上の人は見つからない」だとか、仕事で上手くいかなかった時に「もうダメだ」「もう転職しないと」とかわざわざ大きな事にまで考えを発展しなくても良いのに拡大解釈してしまうような方です。未来なんて分からないし良くなったり悪くなったりするわけで、今この瞬間にそういう事が起こっただけなのですが未来の先々まで決めつけて苦しんでしまいます。
③過度な安全思考
過度な安全思考というのは人は生きている限り悩みは出てくるものです。学生の時は学業だったり社会人になったらお金の事や仕事、恋愛、結婚。年齢を重ねていけば健康の問題など。
人は悩みを解決する為に生きているわけではありませんし、悩みながら楽しんで泣いて笑って良くしようと生きていくものなのだと思います。
つまり悩みというのは何らかの状態を指すと考えるよりも喜怒哀楽と同じように瞬間、瞬間で感じるものとお考えになるのも一つの考え方です。
話が逸れましたが安全に生きよう安全に生きようと思うと何が起こるか?それは生きていく為の力が身についていかないということです。ただ世の中には理不尽な事もあれば、今の自分には大きな問題ということもあるので休息を取りながら力を溜めながら機が訪れるのを待たなければいけない時期もありますのでどんなものにでもいつでも何でもかんでも立ち向かっていけばいいというわけではありません。
しかしある程度、力をつける為には自分自身の思い通りに行かないことに対して上手に対処していかなければいけないわけです。更に言うと悩みから逃げる事をしていると小さな問題を大きく捉えてしまったりするわけです。
やはり自分自身が力をつけることで今まで大きな問題と思っていたもの、大きな悩みと感じていたものが小さくなっていくので、これこそが真に自由を手に入れた人生になるということです。
④心を覗く習慣
次に④心を覗く習慣ですが、悩んだり落ち込みやすい方に非常に多いのですが、「今、自分はダメな状態だ」「未来は暗い」だとか自分の心を覗いて答えを出そうとしてしまうことです。
まず大前提として悩みを抱えている状態の時に客観的に自分がこうだとかああだとか、生きていく意味とか何をやってもダメだとか、そのような答えを出してもプラスに働くことなく、とにかく何らかの悪い状態に自分を当てはめようとするんですね。
当てはめるとはどういう事かと言いますと例えば自分が咳をして頭痛を併発しているとしましょう。その時に風邪をひいたと判断をして自分を風邪という状態に当てはめると思います。しかし人によっては頭痛も酷いのでネットで病気を調べる方もいらっしゃるでしょう。つまり何らかの状態に自分を当てはめようとするわけです。
風邪をひいたら体調は悪いという状態に当てはめるかもしれません。しかし良いとか悪いの答えを出しても特段プラスに働きません。人間関係で悩んでいても就活で悩んでいても良い悪いではなく、あるのは風邪をひいたという事実だけ。心を覗かず病院行ったり、お薬を買ったりと何らかの完治する為の行動に努めるべきなんですね。
ただ風邪と同様、体調が悪い時に無理をしても、余計体調を悪化させてしまう場合もあるのでご自分のペースを考えてということになりますが。
悩みが少ない人
悩みが少ない方ってどういう方かと言うと別に悩みとなるような事が起こっていないのではなく下を向いて落ち込んでいないとか世間一般で言うと悩みを抱えている深刻な感情になっていないというだけです。悩まない人だって勉強や仕事、恋愛、お金、健康と他の方と同じ道を辿って行っていますからね。
悩みと言う感情を抱いてしまう方とそうでない方というのは深く考察していけば、家庭環境だったり、もしかすると遺伝子など先天的なもの、脳の特定の機能の違い等が影響しているかもしれません。しかし悩みを引きずる為の答えを探したところでご自身の人生は良くなっていきません。悪い答えを探してこれが答えだと…。。このような行動を繰り返してくるとどんどん暗くなるばかり。
大切なことは悩みを完全ゼロにしないと幸せではないとか快適でないとか思う事であり、人それぞれに悩みはあるものですから、必要以上に悩みを大きくしているご自分に気づく事、必要以上に悩みを深刻にさせているご自分にお気づき下さい。
関連の言葉
- 人間不信の名言集
毎日、心や体を使った後はしっかりと休息を与えてあげる。そして、できるだけフレッシュな状態を保つ、長く付き合うものですから―― その繰り返しが私にとっての幸せの秘訣…
- 悩みの名言集
迷ったらダメなんだな。 人生の答えなんて、考えたって分かるものじゃない。 ただ、そのときそのときを、 ぎりぎり一杯生きている奴だけにその答えは見えてくるんじゃない…
- 自分が嫌いな心理や診断≪恋愛ができない病気?≫
原因と言っても多くの場面があってここでは全てをカバーできませんが、漠然と感覚的に嫌いと感じるのではなく、きちんと整理…