粗探しする人の心理は？≪職場や上司≫

世の中には様々な方がいらっしゃいますがここでは粗探しをする人の心理についてお話をさせていただきます。

1 性格
2 ①プライドが高い
3 ②我が強い
4 ③コンプレックスが強い
5 社内での粗探し
6 上司が自分に対して粗ばかり探す
7 関連

性格

まず粗探しをする方の性格とはどういう性質を持っていらっしゃる方なのでしょうか。粗探しと言っても友人に粗を探す方がいるという場合もあれば、職場の同僚や後輩、先輩の場合もありますので分けてお話しをさせていただきます。

友人関係において粗探しをする方の特徴というのは主に以下です。

①プライドが高い
②我が強い
③コンプレックスが強い

①プライドが高い

そもそも粗を探すという行為は自らを優位に立たせたい心理が潜んでいます。つまりあなたはこういう部分が悪いと指摘することで自らの優位性を高めたいのです。そしてその優位性を求める心理が強く働く方というのはプライドが高いのです。

②我が強い

こちらもプライドが高いと類似しているのですが、とにかく我が強い。つまり自分の立場や自分という存在に対して強いこだわりを持っているのです。

③コンプレックスが強い

自らを優位に立たせたいという心理は見方を変えれば、自分は下だとか劣っているというコンプレックスが隠れている場合があり、誰しも自分は愚かだとか自分は無価値だと思いたくないので他人を使って自己満足感、自己優越感に浸りたいということです。

社内での粗探し

続いては会社内での粗探しについてです。まず同僚や後輩があなたの粗を探して上司に告げ口のような事をする場合です。

会社はやはり大なり小なり利害が関係するところです。それが例え後輩でもです。だからあなたの粗を上司に告げ口をすることにより自己評価を高めたい、あるいは上司に気に入られたい、あるいはあなたが純粋に嫌いという心理が働いているかと思います。

上司が自分に対して粗ばかり探す

上司があなたの粗を探す、あるいは指摘する場合ですが、これは他と違い様々な見方ができます。例えば上司というのは人を監督する立場、人を育てる立場にあります。あなたが今の会社の管理職だと仮定した場合、部下の責任は全て背負う必要があり、また人を育てなくてはなりません。

少し違う角度で言えば学生の部活の顧問、また子を育てる立場にある母親や父親。こういう風に自らが最終的な責任を負う立場で人を育てたり養ったりする場合、どのように管理、監督、育成、教育をするかは個々に考えが異なります。簡単に言えば人の良いところを伸ばそうとする上司もいれば、ダメなところを修正させようとする上司もいます。

対して部下も褒めて伸ばして欲しいという方、厳しいのは苦手、自分の会社の上司は指導とかでなく粗探し…。様々なご意見があろうかと思います。

日本語には様々な表現語句があり粗を探すといえば、人の欠点を探し出すという意味に捉えられますが、上司が部下に愛情を持ってくれていればそれは愛のある指導かもしれません。

言い方を変えれば部下が上司からの指摘に対して感謝できれば、それは粗探しではなく、互いに成長し合う良い関係となるのですが、現実は単に部下に自分のイライラをぶつけるだけの上司もいれば、部下側も単にバカにされているとか自分には欠点はないとばかりに憤る部下もいます。

会社において絆であったり良い関係性を保つ為にはコミュニケーションが大切です。コミュニケーションがないから誤解が生まれるんです。なぜ誤解が生まれるかというと真意が分からないから。上司からの指摘を表面的にしか捉えられなかったらどんどん関係は悪化します。ですから上司としても限界はありますが、正しくコミュニケーションを取る事が重要ではないかと思います。

この上司は自分に愛情を持ってくれている、好意的に思ってくれている…。このように背景にある信頼があれば、決して粗探しというキーワードは出てきません。

粗を探そうとしているのか、本当に自分の成長を願ってくれているのか？自分の事を心配してくれて言っているのか？

最終的にここがポイントかと思います。