ここでは、私自身が経験したうつ病で辛い時の症状についてお話をさせていただきます。
鬱病が酷い時の心境
まず、うつ病は前駆期といって、やや不安が出てきたかな?強くなってきたかな?という鬱病の最も症状が酷い時の前段階を言います。そして最も症状が酷く、辛さMAXの極期があり、段々と服薬を続けていると症状も落ち着いてきて、減薬や断薬の回復期があります。
辛さMAXの極期といっても、鬱病の場合はかなり個人差があるようでして、前駆期の頃から心療内科や精神科を受診して抗うつ薬を服用している方は、そんなに極端な症状で苦しまないのですが、この段階で全く心療内科や精神科にかからず、精神的ストレスを溜め続けしまった方、うつ病の原因となっている疾患などの治療を行っていない方は、少しずつ更に症状が酷くなり、極期での症状も本当に苦しいものになります。
全く落ち着かない
私の場合はというと、正に前駆期で何の対策もしないで、どんどん時間が経過し悪化させていきました。更に悪化しているにも関わらず、抗不安薬、抗うつ薬などしっかり服用しなければならないにも関わらず、副作用が怖くて飲まなかったのですが、その判断が、ますます自らを辛い状況に追い詰める結果となり、最終的に精神科に入院するまでに至ってしまいました。
また元日本テレビのニュースキャスター、現在はタレントとして活躍されている丸岡いずみさんもテレビで鬱病で苦しめられたことを告白されていましたが、丸岡さんもお薬を飲むことにかなり抵抗があったようで、それが私と同じように症状をどんどん悪化させ、丸岡さんも約一か月ほど入院され、その後回復し、現在もタレント活動されています。
前述したように私の場合は本当にお薬の力を信じず、サプリなどで鬱病に対処していたので、本当に辛い経験をしました。日によっては深夜から朝方まで、あまりにも落ち着くことができず、ずっと部屋の歩き回っていた夜もありました。
更にストレス耐性が弱くなっているのが鬱症状の特徴になるので、色々なものが怖くなったり、敏感になったりするんですよね。だから何からのマイナス思考から、次々に良くない考えと結び付けて考え苦しんでしまうのです。
またストレス耐性に弱いから敏感になっているから、自分を守ろうと常に気を張っている緊張状態になっているので、これが落ち着かない原因なんですね。
よくうつ病は交感神経が優位になっていると言われますが、この交感神経と副交感神経のバランスが良い状態が正常な状態です。
交感神経は緊急時やストレスを感じた時に働き、心身を活発にする神経で、激しい運動、恐怖や危機を感じている際に頑張って働くわけですが、これが働き過ぎると心身の状態を悪化させてしまうのです。
だから落ち着かないのは仕方のないこと、しっかり服薬を継続していき、なるべく食事もしっかり栄養バランスを考えて摂取することで、段々と症状が落ち着き、症状が落ち着いてくるから心も安定してきます。
ですから、なかなか落ち着かないという方は、しっかり服薬と休養をしてください。お薬がなかなか効かないという方は主治医に本当の事を話してお薬を変えてもらうなどの対処を行ってくださいね。
皆様の一日でも早いご回復を願っております!